2007 パシフィックインターナショナルメンズシリーズに向け、
 男子日本代表・選手選考会を実施
 (2007.10.1)


今後に向けたさらなる強化をめざし、厳しい選手選考が行われた
選考会には若手からベテランまで、多くの選手が参加
選手それぞれの能力が入念にチェックされた
「世界一」を勝ち取るため、若い力にも期待が高まる
これまで代表を支えてきたベテラン勢も、まだまだ健在



 来る11月27日(火)〜12月9日(日)、〈大会期間:12月2日(日)〜5日(水)〉オーストラリア・キャンベラで開催される「2007パシフィックインターナショナルメンズシリーズ」に向けて、男子日本代表・選手選考会が実施され、2009年に開催される、第12回世界男子選手権への強化を視野に入れた、男子日本代表強化指定選手24名を決定。その強化指定選手の中から大会に派遣する代表選手17名が決定した。
 今回の選手選考にあたっては、9月13日(木)〜15日(日)の3日間、静岡県伊豆市において選手選考合宿を実施。今回のパシフィックインターナショナルメンズシリーズで、ヘッドコーチを務める弘瀬拓生氏(日ソ協選手強化本部会・男子強化委員長)をはじめ、コーチの永吉慎一(西日本シロアリ)、丹下淑裕(豊田自動織機)両氏らが中心となり、守備・打撃・走塁など世界の強豪国との戦いを想定した厳しい選考が行われた。
 この選手選考合宿には、現在男子日本リーグで活躍する選手をはじめ、大学生、クラブ、実業団チームの選手を加えた、計51名が参加。各ポジションに分かれてのシートノック、フリーバッティングはもちろんのこと、実戦形式での紅白戦など、密度の濃いメニューが参加選手たちに課せられた。
投手陣においては、自らもかつて男子日本代表の投手として世界の強打者と戦ってきた弘瀬拓生ヘッドコーチを中心に、実戦の投球の中で各投手のスピード・球種・ボールのキレを細かくチェック。ニュージーランド、オーストラリアといった世界の強豪国を封じ込めるために、国際レベルでも通用する能力(球速・球種)を秘めた投手を選考し、育てたいという意向のもと、それぞれの投手が自分の持ち球・勝負球を全力で投げ込み、対戦する打者と本番さながらの「真剣勝負」を繰り広げた。
 打者については、世界の舞台で戦うためのパワー、確実性など、基本的な打撃能力のチェックが行われ、様々な試合状況・展開に応じた打撃(送りバントや進塁打)を自らが判断し、確実に行うことができるかといった点まで入念な選考が行われた。
 守備面では、各ポジションに分かれてのシートノックを中心に、球際の強さ・確実性・守備範囲の広さを確認。敢えて野手の守備範囲ギリギリのところに打球を飛ばし、「極限の状態」で確実に打球をさばくことができるか厳しくチェックするなど、これまで世界でも高く評価されてきた「日本の守備」にさらに磨きをかけるため、一切の妥協を許さない選考が続いた。
 ベテラン・若手を融合し、「世界の頂点」をめざす男子日本代表。2009年第12回世界男子選手権で「世界一」を勝ち取るためにも、「2007パシフィックインターナショナルメンズシリーズ」で世界の強豪国と対戦を重ね、確かな手応えをつかみ、世界選手権へ向けた強化をさらに加速させていきたいところである。今後、男子日本代表は、11月10日(土)〜13日(火)の4日間、静岡県伊豆市で第2次国内強化合宿を行った後、大会が開催されるオーストラリア・キャンベラに向けて出発する。
 今回決定された男子日本代表・強化指定選手、「2007パシフィックインターナショナルメンズシリーズ」派遣選手、コーチングスタッフは下記の通り。



〈男子日本代表・強化指定選手〉

投手

飯田 邦彦(日新製鋼)
浜口 辰也(ホンダエンジニアリング)
村里 和貴(デンソー)
中島 幸紀(ホンダエンジニアリング)
高橋 速水(日本体育大)
諸見里 俊(国士舘大)
照井 賢吾(大阪ツヅキグローバル)
中村 健二(大阪桃次郎)

捕手

山崎 泰稔(西日本シロアリ)
小野 洋平(高知パシフィックウェーブ)

内野手

溝口弘一郎(Neo長崎)
田中紘一郎(ダイワアクト)
坂井 貴之(USC浦安)
筒井 拓友(日本体育大)
西森  雄(トヨタ自動車)
枦山 竜児(西日本シロアリ)
石井 悠太(ホンダエンジニアリング)
松岡 真央(旭化成)

外野手

青山 紀彦(早稲田大)
西尾 健作(西日本シロアリ)
横山  拓(西日本シロアリ)
鈴木 周平(大阪ツヅキグローバル)
石村  寛(大阪ツヅキグローバル)
亀井  博(豊田自動織機)

 



〈2007 パシフィックインターナショナルメンズシリーズ 派遣選手〉

《スタッフ》

ヘッドコーチ
弘瀬 拓生(日本ソフトボール協会選手強化本部会 男子強化委員長/春野高)

コーチ
永吉 慎一(西日本シロアリ)
丹下 淑裕(豊田自動織機)

マネージャー
新井 宏(日新製鋼)

《選手》

投手

飯田 邦彦(日新製鋼)
浜口 辰也(ホンダエンジニアリング)
中島 幸紀(ホンダエンジニアリング)
高橋 速水(日本体育大)
諸見里 俊(国士舘大))

捕手

山崎 泰稔(西日本シロアリ)
小野 洋平(高知パシフィックウェーブ)

内野手

溝口弘一郎(Neo長崎)
田中紘一郎(ダイワアクト)
坂井 貴之(USC浦安)
筒井 拓友(日本体育大)
西森  雄(トヨタ自動車)
枦山 竜児(西日本シロアリ)

外野手

西尾 健作(西日本シロアリ)
横山  拓(西日本シロアリ)
鈴木 周平(大阪ツヅキグローバル)
亀井  博(豊田自動織機)