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男子日本代表強化指定選手(投手陣)の
メディカル・フィットネスチェックを実施
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メディカル、フィットネスの各測定・検査項目に沿って、
それぞれチェックが行われた
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「新たな戦い」に備え、
医科学的な分野から“自ら”を把握する
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垂直跳び・反復横跳び・30mダッシュなど、
フィールドテストも実施された
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JISS(国立スポーツ科学センター)の協力を得て、
代表選手の技術・体力・意識の向上を図る
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今後へのさらなるレベルアップに向けて、
選手たちの「努力」は日々続けられている!
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去る1月23日(金)、東京・赤羽のJISS(国立スポーツ科学センター)で平成21年度 男子日本代表強化指定選手(投手陣)のメディカル・フィットネスチェックが実施された。
このメディカル・フィットネスチェックは、男子日本代表の医科学サポートの一環として、代表選手の技術・体力・意識の向上を図って実施されているもので、今回も例年と同じく、日本代表強化指定選手(投手陣)7名がメディカル・フィットネスチェックに臨んだ。
当日、選手たちは午前9時にクリニックが実施されるJISS(国立スポーツ科学センター)に集合。メディカル、フィットネスの各測定・検査項目に沿ってそれぞれチェックが開始された。
今回、メディカルチェックにおいては、内科、整形外科のチェックをはじめ、柔軟性、アライメントチェック、胸部X線、心電図などで選手一人ひとりの身体状況を細かくチェック。
フィットネスチェックにおいては、身体組成、筋横断面積(MRI)、筋・皮下脂肪分布筋力の測定。フィールドテストなどが実施された。
フィールドテストでは、垂直跳び、反復横跳び、30mダッシュ、メディシンボール投げの測定。また、ソフトボール選手にとって重要な要素を占める体幹筋力の測定も行われた。測定に臨んだ選手たちは、それぞれの測定項目に精力的に取り組み、結果として打ち出された数値を認識し、新たに始まるシーズンの開幕、本格的な戦いに向けて“自らの身体組成・体力”を医科学的な分野からとらえ、今後のさらなるレベルアップに向けての指標としていた。
男子日本代表は今後、来月2月にサモアで開催される「パシフィックインターナショナルメンズシリーズ 2009」に出場。その後、国内で強化合宿を実施し、7月にカナダ・サスカツーンで開催される「第12回世界選手権」への代表選手17名を決定。“悲願の世界一”をめざした本格的な強化をさらに加速させていく予定である。
今回のメディカル・フィットネスチェックの視察に訪れていた丹下淑裕男子日本代表ヘッドコーチは、今後実施される海外・国内での強化合宿に向けて、「昨年11月に実施した代表選手選考会で、新たな代表候補(強化指定選手)22名を決定した。2月にサモアで開催されるパシフィックインターナショナルメンズシリーズでは、その候補選手たちが世界の強豪を相手に、本当に力を発揮できる選手か否かを見極めたい。また、これまでもチームのテーマとして掲げてきたように、日本の長所ともいえる機動力を生かした攻撃、堅実な守備を徹底させ、ベンチワークも含め、選手一人ひとりに明確な役割を与えていきたい」とコメント。男子日本代表にとって“勝負の年”となる今シーズン。世界と戦うために日本の戦術・戦い方をしっかりと構築したいという強化方針をより明確にしていた。
世界のトップを争う力はまちがいなく有している。女子日本代表のオリンピック金メダル獲得に続き、男子日本代表にも世界一をめざす「決戦の時」は刻一刻と迫っている。
●平成21年度 男子日本代表強化指定選手・メディカルフィットネスチェック参加者●
・投手
飯田 邦彦(日新製鋼)
浜口 辰也(ホンダエンジニアリング)
村里 和貴(デンソー)
村上 大和(豊田自動織機)
中村 健二(大阪桃次郎)
中島 幸紀(大阪桃次郎)
照井 賢吾(大阪ツヅキグローバル)
※高橋 速水(日本体育大)は今回欠席 |