12月16日(火)、シンガポール・カランソフトボールスタジアムで「第14回世界男子選手権大会アジア地区予選」(
大会スケジュールはこちら)が開幕した。
大会には、日本をはじめフィリピン、パキスタン、ブルネイ、インドネシア、ホスト国・シンガポールの6カ国が参加。
全チーム参加による予選リーグ(シングルラウンドロビン/1回戦総当たりのリーグ戦)を行い、上位4チームが決勝トーナメントに進出。ソフトボール独特のページシステム(敗者復活戦を含むトーナメント)で最終順位を決定し、3位までが来年6月26日(金)〜7月5日(日)、カナダ・サスカツーンで開催が予定されている「第14回世界男子選手権大会」への出場権を手にすることになる。
男子日本代表は、12月13日(土)、成田空港を出発し、大会の開催地であるシンガポールへと向かい、現地での調整を行った後、12月16日(火)に大会の開幕を迎えた。
・大会第1日/12月16日(火)
〈予選リーグ第1戦〉
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1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
計 |
日 本 |
1 |
0 |
2 |
7 |
5 |
15 |
インドネシア |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
1 |
※大会規程により5回得点差コールド |
日本 |
○岡阜囀l(3回)・照井賢吾(2回)−片岡大洋 |
長打 |
〔本塁打〕松田光、片岡大洋 〔三塁打〕鈴木周平 〔二塁打〕鈴木周平
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予選リーグ第1戦、日本はインドネシアと対戦。先攻の日本は初回、1番・澤田優生が四球を選び出塁すると、すかさず盗塁。2番・西山幸助も連続四球で一・二塁とし、ワイルドピッチで無死二・三塁とチャンスを広げ、一死後、4番・川田直諒がセンターライナー。この間に三塁走者がタッチアップからホームを踏み、ノーヒットで1点を先制した。
日本は3回表にも、相手投手の制球難につけ込み、4連続四球と相手守備の乱れで2点を追加。続く4回表には、この回先頭の8番・鈴木周平の左中間を破るツーベースからチャンスをつかみ、9番・片岡大洋、1番・澤田優生、2番・西山幸助、3番・松田光の4連打、5番・筒井拓友のタイムリー、この回2巡目の打席となった8番・鈴木周平のタイムリースリーベースなどでこの回大量7点を挙げ、完全に試合を決めてしまった。
日本は5回表にも、3番・松田光、9番・片岡大洋の本塁打などで5点を挙げ、12安打・15得点の猛攻でインドネシアを圧倒した。
守っては、先発・岡阜囀lが3回を投げ、1安打・無失点のまずまずのピッチングで「代表デビュー」を飾ったものの、ベテラン・左腕の照井賢吾が1点を失い、チームが目標に掲げていた「無失点での全勝優勝」が早くも消える結果となってしまった。
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1 |
2 |
3 |
計 |
日 本 |
7 |
0 |
16 |
23 |
パキスタン |
0 |
0 |
0 |
0 |
※大会規程により3回得点差コールド |
日本 |
○深津悠平(2回)・高橋速水(1回)−平本拓朗 |
長打 |
〔本塁打〕米良孝太A、松岡真央 〔二塁打〕浦本大嗣A、平本拓朗
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予選リーグ第2戦の相手はパキスタン。大会への参加は喜ぶべきことであり、その「意欲」「やる気」は評価に値するが、チームとしてはまだまだ未完成で日本の相手ではなかった。
日本は初回、1番・糸瀬勇助が四球を選び、すかさず盗塁。2番・西山幸助、3番・中村健二、4番・川田直諒の3連打であっさり3点を先制。さらに連続四球でチャンスを広げ、7番・松岡真央の犠牲フライ、8番・鈴木周平、1番・糸瀬勇助のタイムリーなどで大量7点を挙げ、試合を決めてしまった。
日本は2回表は無得点に終わったものの、3回表に再び打線が爆発。5番・米良孝太の2打席連続本塁打を含む14長短打を集中。大量16得点を挙げ、3イニングで23得点という猛攻を見せた。
守っては、こちらも「代表デビュー」となる深津悠平が先発し、2イニングをノーヒット、5三振を奪う力投を見せれば、3回からリリーフした高橋速水は三者連続三振に斬って取る「貫禄」のピッチング。3回コールド勝ちを収め、初日連勝のスタートとなった。
第14回世界男子ソフトボール選手権大会アジア地区予選 選手団名簿
選手(ポジション別・50音順)
No. |
守備 |
氏名 |
支部 |
所属 |
1 |
投手 |
岡普@建斗 |
愛知 |
デンソー |
2 |
〃 |
高橋 速水 |
高知 |
高知パシフィックウェーブ |
3 |
〃 |
照井 賢吾 |
群馬 |
高崎市役所 |
4 |
〃 |
中村 健二 |
大阪 |
大阪桃次郎 |
5 |
〃 |
深津 悠平 |
愛知 |
豊田自動織機 |
6 |
〃 |
松田 光 |
岡山 |
平林金属 |
7 |
捕手 |
片岡 大洋 |
高知 |
高知パシフィックウェーブ |
8 |
〃 |
平本 拓朗 |
岡山 |
平林金属 |
9 |
内野手 |
糸瀬 勇助 |
栃木 |
ホンダエンジニアリング |
10 |
〃 |
浦本 大嗣 |
栃木 |
ホンダエンジニアリング |
11 |
〃 |
澤田 優生 |
大阪 |
大阪桃次郎 |
12 |
〃 |
筒井 拓友 |
大阪 |
大阪桃次郎 |
13 |
〃 |
松岡 真央 |
宮崎 |
旭化成 |
14 |
〃 |
米良 孝太 |
宮崎 |
旭化成 |
15 |
外野手 |
川田 直諒 |
宮崎 |
旭化成 |
16 |
〃 |
鈴木 周平 |
岐阜 |
岐阜エコデンSC |
17 |
〃 |
西山 幸助 |
岡山 |
平林金属 |
役員・スタッフ
No. |
役職 |
氏名 |
支部 |
所属 |
1 |
団長 |
竹島 正隆 |
富山 |
(公財)日本ソフトボール協会 |
2 |
ヘッドコーチ |
西村 信紀 |
岡山 |
環太平洋大学 |
3 |
コーチ |
浜口 辰也 |
栃木 |
ホンダエンジニアリング |
4 |
コーチ兼総務 |
城戸 健雄 |
大阪 |
大阪桃次郎 |
5 |
トレーナー |
矢内 智也 |
東京 |
(株)スポーツプログラムス |
6 |
帯同審判 |
足袋抜 豊松 |
石川 |
(公財)日本ソフトボール協会 |
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