12月17日(水)、シンガポール・カランソフトボールスタジアムで開催されている「第14回世界男子選手権大会アジア地区予選」(
大会スケジュールはこちら)は、大会2日目を迎え、日本はこの日もダブルヘッダーとなり、ブルネイ、フィリピンに連勝。開幕から無傷の4連勝を飾り、予選リーグ最終戦を待たずに1位通過が決定(この日の試合を終え、インドネシアが3勝1敗、シンガポールが2勝2敗となり、日本と対戦を残しているシンガポールが最終戦に勝利しても、日本に追いつくことができず、インドネシアが最終戦に勝利し、4勝1敗の同率で並んだとしても、インドネシアとの直接対決で勝利している日本の順位が上となる)。同時に、決勝トーナメントの試合方式がページシステムで行われるため、今大会の上位3チームに与えられる世界選手権出場権の獲得も決まった(ページシステムでは、1位・2位のチームには敗者復活の権利が与えられており、システム上、3位以上が確定する)。
・大会第2日/12月17日(水)
〈予選リーグ第3戦〉
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1 |
2 |
3 |
計 |
ブルネイ |
0 |
0 |
0 |
0 |
日 本 |
2 |
4 |
9x |
15 |
※大会規程により3回得点差コールド |
日本 |
○松田光(3回)−片岡大洋 |
長打 |
〔三塁打〕筒井拓友、片岡大洋、川田直諒 〔二塁打〕澤田優生、筒井拓友、岡阜囀l、浦本大嗣
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大会初日、インドネシア、パキスタンに連勝した日本は、予選リーグ第3戦でブルネイと対戦した。
日本の先発は松田光。二死からレフト前ヒットを浴びたものの、アウトはすべて三振で斬って取り、まずは快調な滑り出しを見せた。
日本はその裏、一死から2番・西山幸助がバントヒット。これに相手守備の乱れが絡み、三塁へ進むと、3番・川田直諒のタイムリーでまず1点を先取。二死後、5番・筒井拓友も右中間を深々と破るタイムリースリーベースを放ち、この回2点を先制した。
日本は2回裏、9番・片岡大洋のタイムリースリーベースを含む3本の長短打で4点を追加。3回裏には、8本の長短打を集中して9点を奪い、今大会の3回得点差コールドゲームとなる15点を奪い、試合終了。3回コールドで順当に3勝目を挙げた。
守っては、先発・松田光が2回以降はノーヒットピッチング。1安打・1四球・8奪三振の力投でブルネイ打線を寄せつけず、「貫禄」のピッチングでチームの勝利に貢献した。
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1 |
2 |
3 |
計 |
フィリピン |
0 |
0 |
0 |
0 |
日 本 |
8 |
7 |
x |
15 |
※大会規程により3回得点差コールド |
日本 |
○高橋速水(2回)・中村健二(1回)−平本拓朗 |
長打 |
〔本塁打〕松岡真央、松田光 〔二塁打〕平本拓朗、米良孝太、浦本大嗣
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日本はこの日もダブルヘッダーとなり、予選リーグ第4戦でフィリピンと対戦した。アジアでは、常に日本に次ぐ成績を残しているフィリピンだが、日本との対戦を前に、インドネシアに8−9で「まさか……」の敗戦。そのショックが尾を引いたのか、この試合でもまったく精彩を欠いた。
日本の先発は高橋速水。初回を三者凡退に斬って取り、試合の流れを引き寄せると、日本はその裏、一死から2番・西山幸助が持ち前の「俊足」を生かし、内野安打で出塁。すかさず盗塁で揺さぶりをかけ、これに動揺したか、キャッチャーの二塁悪送球とワイルドピッチで先取点を挙げ、3番・松田光、4番・川田直諒、5番・松岡真央の3連打で2点目。なおも6番・米良孝太の死球で満塁と攻め立て、7番・鈴木周平のセンター前へのタイムリーに相手守備の乱れが絡み、走者を一掃。打者走者も三塁まで進み、8番・浦本大嗣のライトライナーで三塁走者がタッチアップからホームイン。6点目を挙げ、さらに9番・平本拓朗、1番・糸瀬勇助の長短打で1点を加え、2番・西山幸助が内野安打で出塁すると、鮮やかなダブルスチールを決め、初回に大量8点を挙げた。
日本は続く2回裏にも、5番・松岡真央のソロホームラン、3番・松田光のスリーランホームランを含む7長短打を集中し、7点を追加。15安打・15得点の猛攻でフィリピンを圧倒した。
守っては、先発・高橋速水が2イニングをパーフェクトピッチング。最後は「投手陣のリーダー」中村健二が三者凡退で締め、15−0の3回コールド勝ち。無傷の開幕4連勝を飾り、予選リーグ最終戦を待たずに予選リーグ1位通過が確定。同時に最終順位3位以上が確定し、来年6月26日(金)〜7月5日(日)、カナダ・サスカツーンで開催される「第14回世界男子選手権大会」の出場権獲得も決まった。
第14回世界男子ソフトボール選手権大会アジア地区予選 選手団名簿
選手(ポジション別・50音順)
No. |
守備 |
氏名 |
支部 |
所属 |
1 |
投手 |
岡普@建斗 |
愛知 |
デンソー |
2 |
〃 |
高橋 速水 |
高知 |
高知パシフィックウェーブ |
3 |
〃 |
照井 賢吾 |
群馬 |
高崎市役所 |
4 |
〃 |
中村 健二 |
大阪 |
大阪桃次郎 |
5 |
〃 |
深津 悠平 |
愛知 |
豊田自動織機 |
6 |
〃 |
松田 光 |
岡山 |
平林金属 |
7 |
捕手 |
片岡 大洋 |
高知 |
高知パシフィックウェーブ |
8 |
〃 |
平本 拓朗 |
岡山 |
平林金属 |
9 |
内野手 |
糸瀬 勇助 |
栃木 |
ホンダエンジニアリング |
10 |
〃 |
浦本 大嗣 |
栃木 |
ホンダエンジニアリング |
11 |
〃 |
澤田 優生 |
大阪 |
大阪桃次郎 |
12 |
〃 |
筒井 拓友 |
大阪 |
大阪桃次郎 |
13 |
〃 |
松岡 真央 |
宮崎 |
旭化成 |
14 |
〃 |
米良 孝太 |
宮崎 |
旭化成 |
15 |
外野手 |
川田 直諒 |
宮崎 |
旭化成 |
16 |
〃 |
鈴木 周平 |
岐阜 |
岐阜エコデンSC |
17 |
〃 |
西山 幸助 |
岡山 |
平林金属 |
役員・スタッフ
No. |
役職 |
氏名 |
支部 |
所属 |
1 |
団長 |
竹島 正隆 |
富山 |
(公財)日本ソフトボール協会 |
2 |
ヘッドコーチ |
西村 信紀 |
岡山 |
環太平洋大学 |
3 |
コーチ |
浜口 辰也 |
栃木 |
ホンダエンジニアリング |
4 |
コーチ兼総務 |
城戸 健雄 |
大阪 |
大阪桃次郎 |
5 |
トレーナー |
矢内 智也 |
東京 |
(株)スポーツプログラムス |
6 |
帯同審判 |
足袋抜 豊松 |
石川 |
(公財)日本ソフトボール協会 |
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