2014.12.18
 

 

第14回世界男子選手権大会アジア地区予選
日本、無傷の4連勝!
予選リーグ1位通過決定、世界選手権出場権獲得!!




日本、予選リーグ第3戦の相手はブルネイ

  先発・松田光が1安打・1四球・8奪三振の力投!



日本の機動力を絡めた攻撃が威力を発揮し、3回コールド!



予選リーグ第4戦の相手はフィリピン



この試合でも日本が躍動! 15−0の3回コールド勝ち!



無傷の4連勝で予選リーグ1位通過と世界選手権出場権獲得が決まった


画像提供:SCA(アジアソフトボール連盟)


第14回世界男子選手権大会 アジア地区予選 第2日


 12月17日(水)、シンガポール・カランソフトボールスタジアムで開催されている「第14回世界男子選手権大会アジア地区予選」( 大会スケジュールはこちら)は、大会2日目を迎え、日本はこの日もダブルヘッダーとなり、ブルネイ、フィリピンに連勝。開幕から無傷の4連勝を飾り、予選リーグ最終戦を待たずに1位通過が決定(この日の試合を終え、インドネシアが3勝1敗、シンガポールが2勝2敗となり、日本と対戦を残しているシンガポールが最終戦に勝利しても、日本に追いつくことができず、インドネシアが最終戦に勝利し、4勝1敗の同率で並んだとしても、インドネシアとの直接対決で勝利している日本の順位が上となる)。同時に、決勝トーナメントの試合方式がページシステムで行われるため、今大会の上位3チームに与えられる世界選手権出場権の獲得も決まった(ページシステムでは、1位・2位のチームには敗者復活の権利が与えられており、システム上、3位以上が確定する)。

・大会第2日/12月17日(水)
〈予選リーグ第3戦〉
  1 2 3
ブルネイ 0 0 0 0
日  本 2 4 9x 15
※大会規程により3回得点差コールド
日本 ○松田光(3回)−片岡大洋
長打 〔三塁打〕筒井拓友、片岡大洋、川田直諒
〔二塁打〕澤田優生、筒井拓友、岡阜囀l、浦本大嗣

 大会初日、インドネシア、パキスタンに連勝した日本は、予選リーグ第3戦でブルネイと対戦した。
 日本の先発は松田光。二死からレフト前ヒットを浴びたものの、アウトはすべて三振で斬って取り、まずは快調な滑り出しを見せた。

 日本はその裏、一死から2番・西山幸助がバントヒット。これに相手守備の乱れが絡み、三塁へ進むと、3番・川田直諒のタイムリーでまず1点を先取。二死後、5番・筒井拓友も右中間を深々と破るタイムリースリーベースを放ち、この回2点を先制した。
 日本は2回裏、9番・片岡大洋のタイムリースリーベースを含む3本の長短打で4点を追加。3回裏には、8本の長短打を集中して9点を奪い、今大会の3回得点差コールドゲームとなる15点を奪い、試合終了。3回コールドで順当に3勝目を挙げた。

 守っては、先発・松田光が2回以降はノーヒットピッチング。1安打・1四球・8奪三振の力投でブルネイ打線を寄せつけず、「貫禄」のピッチングでチームの勝利に貢献した。

〈予選リーグ第4戦〉
  1 2 3
フィリピン 0 0 0 0
日   本 8 7 x 15
※大会規程により3回得点差コールド
日本 ○高橋速水(2回)・中村健二(1回)−平本拓朗
長打 〔本塁打〕松岡真央、松田光
〔二塁打〕平本拓朗、米良孝太、浦本大嗣

 日本はこの日もダブルヘッダーとなり、予選リーグ第4戦でフィリピンと対戦した。アジアでは、常に日本に次ぐ成績を残しているフィリピンだが、日本との対戦を前に、インドネシアに8−9で「まさか……」の敗戦。そのショックが尾を引いたのか、この試合でもまったく精彩を欠いた。

 日本の先発は高橋速水。初回を三者凡退に斬って取り、試合の流れを引き寄せると、日本はその裏、一死から2番・西山幸助が持ち前の「俊足」を生かし、内野安打で出塁。すかさず盗塁で揺さぶりをかけ、これに動揺したか、キャッチャーの二塁悪送球とワイルドピッチで先取点を挙げ、3番・松田光、4番・川田直諒、5番・松岡真央の3連打で2点目。なおも6番・米良孝太の死球で満塁と攻め立て、7番・鈴木周平のセンター前へのタイムリーに相手守備の乱れが絡み、走者を一掃。打者走者も三塁まで進み、8番・浦本大嗣のライトライナーで三塁走者がタッチアップからホームイン。6点目を挙げ、さらに9番・平本拓朗、1番・糸瀬勇助の長短打で1点を加え、2番・西山幸助が内野安打で出塁すると、鮮やかなダブルスチールを決め、初回に大量8点を挙げた。
 日本は続く2回裏にも、5番・松岡真央のソロホームラン、3番・松田光のスリーランホームランを含む7長短打を集中し、7点を追加。15安打・15得点の猛攻でフィリピンを圧倒した。

 守っては、先発・高橋速水が2イニングをパーフェクトピッチング。最後は「投手陣のリーダー」中村健二が三者凡退で締め、15−0の3回コールド勝ち。無傷の開幕4連勝を飾り、予選リーグ最終戦を待たずに予選リーグ1位通過が確定。同時に最終順位3位以上が確定し、来年6月26日(金)〜7月5日(日)、カナダ・サスカツーンで開催される「第14回世界男子選手権大会」の出場権獲得も決まった。

第14回世界男子ソフトボール選手権大会アジア地区予選 選手団名簿

選手(ポジション別・50音順)
No. 守備 氏名 支部 所属
1 投手 岡普@建斗 愛知 デンソー
2 高橋 速水 高知 高知パシフィックウェーブ
3 照井 賢吾 群馬 高崎市役所
4 中村 健二 大阪 大阪桃次郎
5 深津 悠平 愛知 豊田自動織機
6 松田 光 岡山 平林金属
7 捕手 片岡 大洋 高知 高知パシフィックウェーブ
8 平本 拓朗 岡山 平林金属
9 内野手 糸瀬 勇助 栃木 ホンダエンジニアリング
10 浦本 大嗣 栃木 ホンダエンジニアリング
11 澤田 優生 大阪 大阪桃次郎
12 筒井 拓友 大阪 大阪桃次郎
13 松岡 真央 宮崎 旭化成
14 米良 孝太 宮崎 旭化成
15 外野手 川田 直諒 宮崎 旭化成
16 鈴木 周平 岐阜 岐阜エコデンSC
17 西山 幸助 岡山 平林金属

役員・スタッフ
No. 役職 氏名 支部 所属
1 団長 竹島 正隆 富山 (公財)日本ソフトボール協会
2 ヘッドコーチ 西村 信紀 岡山 環太平洋大学
3 コーチ 浜口 辰也 栃木 ホンダエンジニアリング
4 コーチ兼総務 城戸 健雄 大阪 大阪桃次郎
5 トレーナー 矢内 智也 東京 (株)スポーツプログラムス
6 帯同審判 足袋抜 豊松 石川 (公財)日本ソフトボール協会