2014.12.19
 

 

第14回世界男子選手権大会アジア地区予選
日本、無敗のまま、決勝進出!




日本、予選リーグ最終戦の相手はホスト国・シンガポール

  先発・深津悠平は4イニングを無失点・被安打1の好投を見せた



日本は得意の「機動力」を駆使した攻めでシンガポール
守備陣に揺さぶりをかけ、チャンスを作り、得点を重ねた



日本、危なげのない試合運びで予選リーグを5戦全勝!
戦いの舞台は決勝トーナメントへと移されることになった



日本、決勝トーナメント初戦の相手は予選2位のインドネシア



先発に起用された高橋速水は5回まで1安打ピッチング



4回裏、先制のソロホームランを放った松田光



日本はインドネシアを4−0で破り、一足先に決勝進出



試合の合間には「ソフトボール教室」を行うなど、アジアの
ソフトボールの普及・発展に向け、積極的に取り組んだ

画像提供:SCA(アジアソフトボール連盟)



第14回世界男子選手権大会 アジア地区予選 第3日


 12月18日(木)、シンガポール・カランソフトボールスタジアムで開催されている「第14回世界男子選手権大会アジア地区予選」( 大会スケジュールはこちら)は、大会3日目を迎え、予選リーグ全日程を終え、この日午後から決勝トーナメントへと突入した。
 日本は、この日もダブルヘッダーとなり、まず予選リーグ最終戦となるシンガポール戦に9−0の5回コールド勝ち。予選リーグを5戦全勝の1位で駆け抜けると、決勝トーナメントの初戦で予選リーグ2位のインドネシアと対戦。序盤、相手投手を打ちあぐねる場面もあったが、4回裏に、松田光のソロホームランを含む長短5安打を集中。この回一挙4点を挙げ、高橋速水、照井賢吾の投手リレーでインドネシア打線に得点を許さず、4−0で快勝。20日(土)に行われる決勝へ駒を進めた。
 日本戦の後に行われた予選リーグ3位のフィリピンと予選リーグ4位のシンガポールの対戦は、5−2でフィリピンが勝利を収め、日本に敗れて敗者復活戦に回ったインドネシアとフィリピンが、一足先に決勝で待ち受ける日本への「挑戦権」をかけ、ブロンズメダルゲーム(3位決定戦)を戦うことになった ( 予選リーグ戦績表、決勝トーナメントの組み合わせ・試合結果はこちら)。

・大会第3日/12月18日(木)
〈予選リーグ第5戦〉
  1 2 3 4 5
日    本 2 3 2 0 2 9
シンガポール 0 0 0 0 0 0
※大会規程により5回得点差コールド
日本 ○深津悠平(4回)・松田光(1回)−片岡大洋
長打 〔本塁打〕片岡大洋
〔三塁打〕中村健二、浦本大嗣
〔二塁打〕松岡真央

 先攻の日本は初回、一死から2番・西山幸助が四球を選び、出塁。すかさず盗塁で揺さぶりをかけ、3番・中村健二のバントヒットが相手守備の乱れを誘い、ノーヒットで先取点を挙げると、二死後、5番・松岡真央のタイムリーツーベースで1点を追加。この回2点を先制した。
 日本は続く2回表、二死走者なしから9番・片岡大洋がランニングホームランを放ち、1点を追加。さらに2つの四球とワイルドピッチ、盗塁で二・三塁と攻め立て、3番・中村健二が走者一掃のタイムリースリーベースを放ち、この回3点を挙げた。3回表にも、1番・糸瀬勇助のタイムリーで2点を加え、5回表にも8番・浦本大嗣のスリーベース、9番・片岡大洋の四球、盗塁で一死二・三塁のチャンスをつかみ、途中出場の1番・澤田優生がセンター前へタイムリーを放ち、二者生還。9点差にリードを広げた。

 守っては、先発・深津悠平、松田光とつなぐ投手リレーでシンガポールを1安打に抑え込み、二塁も踏ませず、完封。日本は予選リーグ最終戦も5回コールド勝ちを収め、全試合コールドの5戦全勝で決勝トーナメント進出。予選リーグ2位のインドネシアと対戦することになった。

〈決勝トーナメント1位・2位戦〉
  1 2 3 4 5 6 7
インドネシア(予選2位) 0 0 0 0 0 0 0 0
日    本(予選1位) 0 0 0 4 0 0 x 4
日本 ○高橋速水(5回)・照井賢吾(2回)−平本拓朗
長打 〔本塁打〕松田光
〔三塁打〕松岡真央
〔二塁打〕松岡真央

 序盤、日本は2回裏の一死二塁、3回裏の二死二塁と得点圏に走者を進めながら得点なく、迎えた4回裏、この回先頭の3番・松田光が重苦しい雰囲気を一振りで振り払うソロホームランを放ち、先取点を挙げると、4番・川田直諒の死球、5番・松岡真央のタイムリースリーベースで2点目を追加。さらに6番・筒井拓友の四球、7番・鈴木周平の内野安打で満塁と攻め立て、8番・浦本大嗣のレフトへの犠牲フライで3点目、9番・平本拓朗のレフト前へのタイムリーで4点目を奪い、勝利を決定づけた。

 日本は先発・高橋速水が3回表までパーフェクトピッチング。4回表に初安打を許したものの、打たれた安打はこの1本のみ。5回まで無失点でしっかりと先発の役割を果たすと、6回表・7回表の2イニングをベテラン左腕・照井賢吾がピシャリと締め、4−0の完封勝利。一足先に決勝進出を決めた。

第14回世界男子ソフトボール選手権大会アジア地区予選 選手団名簿

選手(ポジション別・50音順)
No. 守備 氏名 支部 所属
1 投手 岡普@建斗 愛知 デンソー
2 高橋 速水 高知 高知パシフィックウェーブ
3 照井 賢吾 群馬 高崎市役所
4 中村 健二 大阪 大阪桃次郎
5 深津 悠平 愛知 豊田自動織機
6 松田 光 岡山 平林金属
7 捕手 片岡 大洋 高知 高知パシフィックウェーブ
8 平本 拓朗 岡山 平林金属
9 内野手 糸瀬 勇助 栃木 ホンダエンジニアリング
10 浦本 大嗣 栃木 ホンダエンジニアリング
11 澤田 優生 大阪 大阪桃次郎
12 筒井 拓友 大阪 大阪桃次郎
13 松岡 真央 宮崎 旭化成
14 米良 孝太 宮崎 旭化成
15 外野手 川田 直諒 宮崎 旭化成
16 鈴木 周平 岐阜 岐阜エコデンSC
17 西山 幸助 岡山 平林金属

役員・スタッフ
No. 役職 氏名 支部 所属
1 団長 竹島 正隆 富山 (公財)日本ソフトボール協会
2 ヘッドコーチ 西村 信紀 岡山 環太平洋大学
3 コーチ 浜口 辰也 栃木 ホンダエンジニアリング
4 コーチ兼総務 城戸 健雄 大阪 大阪桃次郎
5 トレーナー 矢内 智也 東京 (株)スポーツプログラムス
6 帯同審判 足袋抜 豊松 石川 (公財)日本ソフトボール協会