12月18日(木)、シンガポール・カランソフトボールスタジアムで開催されている「第14回世界男子選手権大会アジア地区予選」(
大会スケジュールはこちら)は、大会3日目を迎え、予選リーグ全日程を終え、この日午後から決勝トーナメントへと突入した。
日本は、この日もダブルヘッダーとなり、まず予選リーグ最終戦となるシンガポール戦に9−0の5回コールド勝ち。予選リーグを5戦全勝の1位で駆け抜けると、決勝トーナメントの初戦で予選リーグ2位のインドネシアと対戦。序盤、相手投手を打ちあぐねる場面もあったが、4回裏に、松田光のソロホームランを含む長短5安打を集中。この回一挙4点を挙げ、高橋速水、照井賢吾の投手リレーでインドネシア打線に得点を許さず、4−0で快勝。20日(土)に行われる決勝へ駒を進めた。
日本戦の後に行われた予選リーグ3位のフィリピンと予選リーグ4位のシンガポールの対戦は、5−2でフィリピンが勝利を収め、日本に敗れて敗者復活戦に回ったインドネシアとフィリピンが、一足先に決勝で待ち受ける日本への「挑戦権」をかけ、ブロンズメダルゲーム(3位決定戦)を戦うことになった
(
予選リーグ戦績表、決勝トーナメントの組み合わせ・試合結果はこちら)。
・大会第3日/12月18日(木)
〈予選リーグ第5戦〉
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1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
計 |
日 本 |
2 |
3 |
2 |
0 |
2 |
9 |
シンガポール |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
※大会規程により5回得点差コールド |
日本 |
○深津悠平(4回)・松田光(1回)−片岡大洋 |
長打 |
〔本塁打〕片岡大洋
〔三塁打〕中村健二、浦本大嗣
〔二塁打〕松岡真央
|
先攻の日本は初回、一死から2番・西山幸助が四球を選び、出塁。すかさず盗塁で揺さぶりをかけ、3番・中村健二のバントヒットが相手守備の乱れを誘い、ノーヒットで先取点を挙げると、二死後、5番・松岡真央のタイムリーツーベースで1点を追加。この回2点を先制した。
日本は続く2回表、二死走者なしから9番・片岡大洋がランニングホームランを放ち、1点を追加。さらに2つの四球とワイルドピッチ、盗塁で二・三塁と攻め立て、3番・中村健二が走者一掃のタイムリースリーベースを放ち、この回3点を挙げた。3回表にも、1番・糸瀬勇助のタイムリーで2点を加え、5回表にも8番・浦本大嗣のスリーベース、9番・片岡大洋の四球、盗塁で一死二・三塁のチャンスをつかみ、途中出場の1番・澤田優生がセンター前へタイムリーを放ち、二者生還。9点差にリードを広げた。
守っては、先発・深津悠平、松田光とつなぐ投手リレーでシンガポールを1安打に抑え込み、二塁も踏ませず、完封。日本は予選リーグ最終戦も5回コールド勝ちを収め、全試合コールドの5戦全勝で決勝トーナメント進出。予選リーグ2位のインドネシアと対戦することになった。
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1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
計 |
インドネシア(予選2位) |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
日 本(予選1位) |
0 |
0 |
0 |
4 |
0 |
0 |
x |
4 |
日本 |
○高橋速水(5回)・照井賢吾(2回)−平本拓朗 |
長打 |
〔本塁打〕松田光
〔三塁打〕松岡真央
〔二塁打〕松岡真央
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序盤、日本は2回裏の一死二塁、3回裏の二死二塁と得点圏に走者を進めながら得点なく、迎えた4回裏、この回先頭の3番・松田光が重苦しい雰囲気を一振りで振り払うソロホームランを放ち、先取点を挙げると、4番・川田直諒の死球、5番・松岡真央のタイムリースリーベースで2点目を追加。さらに6番・筒井拓友の四球、7番・鈴木周平の内野安打で満塁と攻め立て、8番・浦本大嗣のレフトへの犠牲フライで3点目、9番・平本拓朗のレフト前へのタイムリーで4点目を奪い、勝利を決定づけた。
日本は先発・高橋速水が3回表までパーフェクトピッチング。4回表に初安打を許したものの、打たれた安打はこの1本のみ。5回まで無失点でしっかりと先発の役割を果たすと、6回表・7回表の2イニングをベテラン左腕・照井賢吾がピシャリと締め、4−0の完封勝利。一足先に決勝進出を決めた。
第14回世界男子ソフトボール選手権大会アジア地区予選 選手団名簿
選手(ポジション別・50音順)
No. |
守備 |
氏名 |
支部 |
所属 |
1 |
投手 |
岡普@建斗 |
愛知 |
デンソー |
2 |
〃 |
高橋 速水 |
高知 |
高知パシフィックウェーブ |
3 |
〃 |
照井 賢吾 |
群馬 |
高崎市役所 |
4 |
〃 |
中村 健二 |
大阪 |
大阪桃次郎 |
5 |
〃 |
深津 悠平 |
愛知 |
豊田自動織機 |
6 |
〃 |
松田 光 |
岡山 |
平林金属 |
7 |
捕手 |
片岡 大洋 |
高知 |
高知パシフィックウェーブ |
8 |
〃 |
平本 拓朗 |
岡山 |
平林金属 |
9 |
内野手 |
糸瀬 勇助 |
栃木 |
ホンダエンジニアリング |
10 |
〃 |
浦本 大嗣 |
栃木 |
ホンダエンジニアリング |
11 |
〃 |
澤田 優生 |
大阪 |
大阪桃次郎 |
12 |
〃 |
筒井 拓友 |
大阪 |
大阪桃次郎 |
13 |
〃 |
松岡 真央 |
宮崎 |
旭化成 |
14 |
〃 |
米良 孝太 |
宮崎 |
旭化成 |
15 |
外野手 |
川田 直諒 |
宮崎 |
旭化成 |
16 |
〃 |
鈴木 周平 |
岐阜 |
岐阜エコデンSC |
17 |
〃 |
西山 幸助 |
岡山 |
平林金属 |
役員・スタッフ
No. |
役職 |
氏名 |
支部 |
所属 |
1 |
団長 |
竹島 正隆 |
富山 |
(公財)日本ソフトボール協会 |
2 |
ヘッドコーチ |
西村 信紀 |
岡山 |
環太平洋大学 |
3 |
コーチ |
浜口 辰也 |
栃木 |
ホンダエンジニアリング |
4 |
コーチ兼総務 |
城戸 健雄 |
大阪 |
大阪桃次郎 |
5 |
トレーナー |
矢内 智也 |
東京 |
(株)スポーツプログラムス |
6 |
帯同審判 |
足袋抜 豊松 |
石川 |
(公財)日本ソフトボール協会 |
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