12月20日(土)、シンガポール・カランソフトボールスタジアムで開催されていた「第14回世界男子選手権大会アジア地区予選」(
大会スケジュールはこちら)は、大会最終日を迎え、ブロンズメダルゲーム(3位決定戦)、ゴールドメダルゲーム(優勝決定戦)の2試合が行われた。
一足先に「ゴールドメダルゲーム」(優勝決定戦)進出を決めていた日本は、日本に敗れ、敗者復活戦に回ったインドネシアと3位・4位戦でシンガポールを5−2で下したフィリピンの対戦となった「ブロンズメダルゲーム」(3位決定戦)の勝者を待ち受ける形となり、インドネシアに4−3と競り勝ったフィリピンと対戦。「ゴールドメダルゲーム」(優勝決定戦)では「力の違い」を見せつけ、5−0で快勝。予選リーグ(5試合)、決勝トーナメント(2試合)を通じ、7戦全勝。無敗のまま、アジアの「頂点」に立ち、「完全優勝」を飾った
(
予選リーグ戦績表、決勝トーナメントの組み合わせ・試合結果はこちら)。
・大会最終日(12月20日/土)
《決勝トーナメント ゴールドメダルゲーム(優勝決定戦)》
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1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
計 |
日 本 |
0 |
0 |
1 |
3 |
0 |
0 |
1 |
5 |
フィリピン |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
日本 |
○岡阜囀l(5回)・中村健二(2回)−片岡大洋 |
長打 |
〔本塁打〕松田光
〔三塁打〕浦本大嗣、筒井拓友
〔二塁打〕平本拓朗
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日本は、2012年の第9回世界男子ジュニア選手権(アルゼンチン・パラナ)で準優勝、今年7月の第10回世界男子ジュニア選手権(カナダ・ホワイトホース)で第3位と、ジュニア時代の輝かしい実績をひっさげ、今大会が「代表デビュー」となった「期待の若手」岡阜囀lを先発に起用した。
その岡阜囀lは、注目の立ち上がり、先頭打者をサードゴロに打ち取り、一死から内野安打を許したものの、「女房役」片岡大洋が盗塁を阻止。これに応えるように、岡阜囀lも3番打者を三振に打ち取り、無失点の滑り出しを見せた。
日本は初回、2回表と得点できずにいたが、3回表、この回先頭の8番・浦本大嗣がレフト線にスリーベースヒットを放ち、チャンスメイク。二死後、2番・西山幸助がレフト前にタイムリーを放ち、先取点を挙げた。続く4回表にも、この回先頭の3番・松田光が今大会第4号となるソロホームラン。さらに4番・川田直諒のセンター前ヒット、5番・松岡真央の四球で一・二塁とし、6番・米良孝太の送りバントで一死二・三塁とチャンスを広げた。ここで7番・筒井拓友が走者一掃のタイムリースリーベースを放ち、この回3点を挙げ、4点差にリードを広げた。終盤7回表には、相手守備の乱れから1点を追加し、ダメ押し。フィリピンの息の根を止めた。
守っては、先発・岡阜囀lが2回以降はパーフェクトピッチング。5回まで被安打1・奪三振5の力投で試合を作ると、6回裏から「投手陣のリーダー」中村健二を投入。6回裏は三者凡退、7回裏に、一死二・三塁のピンチを招いたものの、後続をしっかりと断ち、最後までフィリピン打線に得点を許さず、5−0で快勝。予選リーグ、決勝トーナメントを通じて7戦全勝。無敗のまま、「頂点」に登り詰め、「完全優勝」を飾った。
第14回世界男子ソフトボール選手権大会アジア地区予選 選手団名簿
選手(ポジション別・50音順)
No. |
守備 |
氏名 |
支部 |
所属 |
1 |
投手 |
岡普@建斗 |
愛知 |
デンソー |
2 |
〃 |
高橋 速水 |
高知 |
高知パシフィックウェーブ |
3 |
〃 |
照井 賢吾 |
群馬 |
高崎市役所 |
4 |
〃 |
中村 健二 |
大阪 |
大阪桃次郎 |
5 |
〃 |
深津 悠平 |
愛知 |
豊田自動織機 |
6 |
〃 |
松田 光 |
岡山 |
平林金属 |
7 |
捕手 |
片岡 大洋 |
高知 |
高知パシフィックウェーブ |
8 |
〃 |
平本 拓朗 |
岡山 |
平林金属 |
9 |
内野手 |
糸瀬 勇助 |
栃木 |
ホンダエンジニアリング |
10 |
〃 |
浦本 大嗣 |
栃木 |
ホンダエンジニアリング |
11 |
〃 |
澤田 優生 |
大阪 |
大阪桃次郎 |
12 |
〃 |
筒井 拓友 |
大阪 |
大阪桃次郎 |
13 |
〃 |
松岡 真央 |
宮崎 |
旭化成 |
14 |
〃 |
米良 孝太 |
宮崎 |
旭化成 |
15 |
外野手 |
川田 直諒 |
宮崎 |
旭化成 |
16 |
〃 |
鈴木 周平 |
岐阜 |
岐阜エコデンSC |
17 |
〃 |
西山 幸助 |
岡山 |
平林金属 |
役員・スタッフ
No. |
役職 |
氏名 |
支部 |
所属 |
1 |
団長 |
竹島 正隆 |
富山 |
(公財)日本ソフトボール協会 |
2 |
ヘッドコーチ |
西村 信紀 |
岡山 |
環太平洋大学 |
3 |
コーチ |
浜口 辰也 |
栃木 |
ホンダエンジニアリング |
4 |
コーチ兼総務 |
城戸 健雄 |
大阪 |
大阪桃次郎 |
5 |
トレーナー |
矢内 智也 |
東京 |
(株)スポーツプログラムス |
6 |
帯同審判 |
足袋抜 豊松 |
石川 |
(公財)日本ソフトボール協会 |
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