2014.7.10
 

 

●男子U19日本代表レポート
第10回世界男子ジュニアソフトボール選手権大会(カナダ・ホワイトホース)


男子U19日本代表、カナダ・ホワイトホースに到着!
大会直前、最終調整を兼ねたテストマッチを実施



男子U19日本代表、いざ、決戦の地「カナダ」へ!


現地到着翌日から早速始動
「コンディション」を高めるため、精力的に汗を流す



最終調整を兼ねたテストマッチも実施
「エース」岡阜囀lも好調だ!

  今回のホスト国・カナダとも対戦
一発、そしてパワーのある打線はやはり脅威



「新たなスター」の誕生に期待!
個々が最大限に力を発揮できれば……



若さの持つ無限の可能性を信じて
臆することなく、世界に挑め!



さぁ、いよいよ戦いのとき!
男子U19日本代表にともに声援を送ろう

 
 


男子U19日本代表 第10回世界男子ジュニア選手権大会(カナダ・ホワイトホース)直前レポート


 来る7月11日(金)〜20日(日)、カナダ・ホワイトホースにおいて開催される「第10回世界男子ジュニアソフトボール選手権大会」に出場する男子U19日本代表が、無事、現地・カナダに到着。早速チームは大会「本番」に備え、入念な最終調整に入り、この日、同じく今大会の出場国であるアメリカ、そしてホスト国・カナダとダブルヘッダーでテストマッチを実施した。

 男子U19日本代表は、去る7月7日(月)の夕方、東京羽田空港(国際線ターミナル)において結団式を行い、一路カナダ・ホワイトホースへと出発。現地到着後、翌日の8日(火)には、早速練習会場にてキャッチボール、ノック、フリーバッティングを行い、精力的に汗を流した。

 この日のアメリカ、カナダとのテストマッチでは、引き続き選手個々のコンディションやチームの仕上がりを入念に確認することはもちろんのこと、「実戦」の中でまず今回の相手を知ること、そして何よりもチームの“試合感”を取り戻すことに重点が置かれた。

7月9日(水)
テストマッチ第1戦
  1 2 3 4 5
アメリカ 0 0 1 0 0 1
日  本 1 2 0 4 x 7
※特別ルールにより5回で試合終了
日本:〇岡阜囀l(2回)・吉田尚央(2回)・平湯剛憲(1回)−田口英雄
長打:〔二塁打〕尾赴M成

 テストマッチ初戦の先発投手を任されたのは、チームの「エース」であり、「大黒柱」でもある岡阜囀l。その岡阜囀lは初回、アメリカ打線を三者三振に切って取り、「貫録」の滑り出しを見せると、打線もその裏、相手守備の乱れを足場に二死二・三塁と攻め立て、ワイルドピッチで早々と1点を先制。2回裏にも、7番・日野隼一、8番・細川卓翁の連打などで二死二・三塁のチャンスを作り、3番・盛田英雄のレフト前タイムリーで2点を追加。序盤から着実に得点を重ね、試合の主導権を握った。日本は1点を返された後の4回裏にも、相手投手の制球の乱れに乗じて一死一・二塁と攻め立て、再び3番・盛田英雄のセンター前タイムリーで1点を追加。さらに、代打・尾赴M成のライトオーバーのタイムリーツーベース、敵失で3点を追加するなど、この回一挙4点を奪い、計7点を挙げる快調な試合運びでアメリカを圧倒した。
 守っては、エース・岡阜囀lが2回を投げ、被安打1、奪三振4の上々のピッチングを披露。2番手として登板した吉田尚央も1点を失いはしたが、2回を投げて被安打1の好投。最後は平湯剛憲が2つの四球を与え、ピンチを背負いながらも、追加点だけは許さず、7−1でアメリカに圧勝した。

7月9日(水)
テストマッチ第2戦
  1 2 3 4 5
日 本 0 0 0 2 5 7
カナダ 0 2 1 0 3 6
※特別ルールにより5回で試合終了
日本:櫻田侑也(3回)・〇岩松右近(1回)・平湯剛憲(1回)−田口英雄
長打:〔本塁打〕金城春紀、盛田英雄〔三塁打〕永山健仁

 テストマッチ2戦目の相手は、今大会のホスト国・カナダ。日本の先発・櫻田侑也は、初回の二死一・二塁のピンチを何とか凌いだものの、続く2回裏、二死から守備の乱れと連打を浴び、2失点。3回裏にもカナダの「強力」なクリンナップにつかまり、1点を追加されるなど、この試合はアメリカ戦とは逆に、序盤で3点をリードされる苦しい展開を強いられた。しかし、日本打線も懸命に応戦し、食らいつく。迎えた4回表、2番・永山健仁がピッチャー前に絶妙なセーフティーバントを成功させ、出塁すると、すかさず自慢の「足」で揺さぶりをかけ、三塁まで進塁。ここで5番・金城春紀がセンターへ豪快なツーランホームランを叩き込み、一気に反撃開始。5回表には、1番・宇根良祐、2番・永山健仁の連続タイムリー、さらに3番・盛田英雄に特大のツーランホームランが飛び出すなど、この回一挙5点を奪い、試合をひっくり返した。
 守っては、この試合2番手として登板した岩松右近が、持ち前の「力のある速球」で攻め、わずか1イニングではあったが「好調なピッチング」を披露。1戦目のアメリカ戦に続き、最終回を任された平湯剛憲が、この試合も制球に苦しみ、2本のホームラン(内ランニングホームラン1本)を浴びるという「課題」を残したが、テストマッチとはいえ、強豪・カナダ相手にもしっかりと「勝ち切れる」チームであることを証明してくれた試合であった。

 第10回世界男子ジュニアソフトボール選手権大会の開幕まで、あと1日。明日も日本はチェコ、デンマークとダブルヘッダーでテストマッチを行い、大会「本番」に向けた最終調整を行う。“待ってろ!世界の強豪たち!!”若き17名の戦士たちの戦いが、いよいよはじまる。

●第10回世界男子ジュニアソフトボール選手権大会・試合スケジュールは
こちら

平成26年度男子U19日本代表チーム
第10回世界男子ジュニアソフトボール選手権大会
選手団名簿
人数 ポジション 氏名 支部 所属
1 投手 岩松 右近 鹿児島 鹿屋農業高校
2 岡普@建斗 愛知 デンソー
3 櫻田 侑也 長崎 大村工業高校
4 平湯 剛憲 愛知 三菱重工名古屋
5 吉田 尚央 東京 早稲田大学
6 捕手 田口 英雄 大阪 大阪グローバル
7 山普@純 福岡 オール福岡
8 内野手 宇根 良祐 岡山 環太平洋大学
9 尾普@貴成 岡山 平林金属
10 永山 健仁 富山 YKK
11 日野 隼一 東京 日本体育大学
12 盛田 英雄 熊本 熊本学園大学
13 山本 明 岡山 環太平洋大学
14 外野手 尾本 心平 岡山 環太平洋大学
15 梶原 和樹 愛知 デンソー
16 金城 春紀 岐阜 中京学院大学
17 細川 卓翁 岡山 環太平洋大学

スタッフ
人数 役職 氏名 支部 所属
1 団長 煖エ 清生 岐阜 (公財)日本ソフトボール協会
2 ヘッドコーチ 山口 義男 長崎 大村工業高校
3 コーチ 高橋 流星 東京 日本体育大学
4 コーチ兼総務 松繁 冬樹 高知 高知農業高校
5 トレーナー 日高 彰人    
6 広報 竹普@治   (株)日本体育社
7 帯同審判 上田 素市 福岡 (公財)日本ソフトボール協会