2016.7.26
第11回世界男子ジュニア選手権大会(アメリカ・ミッドランド)
日本、カナダに6回コールド勝ち!
予選リーグPOOL・B1位通過を決める
前日のダブルヘッダーに連勝し、チームの雰囲気もより高まる!
予選リーグ第4戦の相手はカナダ
小山玲央とともに「二枚看板」として活躍が期待される
右腕・長井風雅を先発投手に起用した
投手陣だけではなく、打線も好調!
カナダの守備の乱れにも助けられ、9点を奪った
強豪・カナダを相手に終始試合の主導権を握り、快勝
ライバル国を続けて撃破!今後へ……期待は膨らむ!!
明日はいよいよ予選リーグ最終戦!
この勢いを持続させ、一気に突っ走りたい
第11回世界男子ジュニアソフトボール選手権
(アメリカ・ミッドランド)
第3日
第11回世界男子ジュニア選手権大会(
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)第3日。前日、ダブルヘッダーを戦い、予選リーグ第2戦で南アフリカに14−0(5回コールド勝ち)、予選リーグ第3戦でニュージーランドに1−0と勝利し、開幕3連勝を飾った日本は、この日予選リーグ第4戦でカナダと対戦した。
■7月26日(火)/予選リーグ第4戦
1
2
3
4
5
6
計
日 本
1
0
0
0
4
4
9
カナダ
0
0
0
0
0
1
1
※大会規程により6回得点差コールド
バッテリー:〇長井風雅(4回)、小山玲央(2回)−調和政
長打:
〔三塁打〕池田泰一朗、芦田翔
先攻の日本は初回、一死から2番・昆野智之がサードへの内野安打で出塁。この打球を処理した三塁手の一塁への送球が逸れる間に二塁へ進むと、さらに3番・真賦C斗のショートゴロの間に野手の隙を突いて三塁まで進塁。このソツのない走塁がカナダバッテリーにプレッシャーを与えたか、4番・松尾舞輝の打席で「力み」が生じたカナダ・テイラー・ランダーソンの低めのドロップを捕手が後逸。この間に三塁走者・昆野智之が本塁へと還り、労せずして1点を先制した。
日本の先発投手は、前日のニュージーランド戦で「快投」を見せた小山玲央と同じく、今後の「日本の男子ソフトボール界を担う逸材」と期待される長井風雅。どんな相手にも果敢に立ち向かっていく「闘争心溢れるピッチング」が売りの右腕に大きな注目が集まった。その長井風雅は、初回、カナダの1番・ジェイコブ・ウィッフェン、2番・アベリー・アーセノルトをいきなり連続三振に斬って取ると、3番・アレクサンドル・レミューもショートフライに打ち取り、三者凡退に抑える上々の立ち上がり。その後2回裏、3回裏、4回裏と走者を出しはするものの、相手打者の膝元に鋭く落ちるドロップを主体に決して「タイムリーを許さない」テンポの良いピッチングを展開し、4回まで無失点。先発投手としての役割をしっかりと果たした。
追加点のほしい日本は、迎えた5回表、二死から7番・調和政が三遊間を破るヒットで出塁。ここで8番・池田泰一朗がセンターオーバーのタイムリースリーベースを放ち、大きな2点目を挙げると、なおも代打・竹森歩夢、1番・芦田翔の連続タイムリー、相手守備の乱れで着々と加点し、この回4点を追加。6回表にも、意気消沈し、集中力の切れたカナダの守備の乱れに乗じて4点を奪い、完全に勝負あり。
守っては、前日のニュージーランド戦で完璧なピッチングを見せた小山玲央を5回裏から敢えてリリーフ登板させる「必勝リレー」。若干連投の疲れが見えた小山玲央が6回裏に1点を返されはしたが、2イニングをしっかりと投げ抜き、6回コールド勝ち。ニュージーランドと同じく、予選リーグPOOL・Bのライバルと目されたカナダに9−1で快勝し、開幕から無傷の4連勝。予選リーグ最終日を待たずにPOOL・B1位通過を確定させた(この日、POOL・B2位のニュージーランドがメキシコに11−1で勝利し、まずメキシコの1位の可能性が消滅。明日、日本がメキシコ戦に仮に敗れ、2位・ニュージーランドに同率で並ばれたとしても、直接対決で勝利を収めているため、日本の順位が上となる)。
明日、日本は予選リーグ最終戦でメキシコと対戦する。今日のカナダ戦で先発・長井風雅が好投し、しっかりと結果を残せたということは、今後決勝トーナメントの戦いを見据えた上でも大きな「収穫」になったといえるだろう。たとえ強豪との連戦になっても、決して小山玲央一人に頼るのではなく、様々な戦術、選手起用のバリエーションを用いた中で戦うことができる。長丁場の世界選手権を勝ち抜くためには、これは「必要不可欠な要素」ともいえるのだ。
個々の力で相手にぶつかるのではなく、「チーム力」で勝負を挑んでいく。今大会での日本の「戦い方」がここにきて明確になってきた。明日のメキシコ戦では、選手・スタッフ一丸となってそれをより強固なものにしなければならない。「このチームなら必ずやれる!」ここにいる全員がそう強く信じて、後はひたすら前に進むのみである。
予選リーグ第4戦
カナダ戦 スターティングラインアップ
打順
守備位置
選手名
所属
UN
1
SS
芦田翔
神戸学院大
12
2
3B
昆野智之
IPU環太平洋大
6
3
DP
真賦C斗
佐世保西高
3
4
1B
松尾舞輝
ジェイテクト
17
5
CF
瓦口昂弥
オール福岡
8
6
LF
森田健斗
ホンダエンジニアリング
23
7
C
調和政
佐世保西高
2
8
RF
池田泰一朗
日本体育大
7
9
2B
今井悠貴
平林金属
4
FP
P
長井風雅
御調高
21
選手交代
イニング
5回表
代打
今井OUT→竹森歩夢(日本体育大)IN
〃
再出場
竹森OUT→今井悠貴(平林金属)IN
5回裏
投手交代
長井OUT→小山玲央(佐世保西高)IN
6回裏
守備交代
瓦口OUT→坂田大士(熊本工業高)IN
第11回世界男子ジュニアソフトボール選手権大会出場選手
選手
(※ポジション別五十音順)
NO
守備
氏名
支部
所属
プロフィール
1
投手
小山 玲央
長崎
長崎県立佐世保西高校
2
〃
酒井 匠
東京
日本体育大学
3
〃
長井 風雅
広島
広島県立御調高校
4
〃
中島 優人
東京
国士舘大学
5
〃
メーンズ ジェーラン 秀吉
長崎
長崎県立大村工業高校
6
捕手
上田 郁也
東京
日本体育大学
7
〃
調 和政
長崎
長崎県立佐世保西高校
8
内野手
芦田 翔
兵庫
神戸学院大学
9
〃
今井 悠貴
岡山
平林金属
10
〃
昆野 智之
岡山
IPU環太平洋大学
11
〃
坂田 大士
熊本
熊本県立熊本工業高校
12
〃
竹森 歩夢
東京
日本体育大学
13
〃
真普@海斗
長崎
長崎県立佐世保西高校
14
〃
松尾 舞輝
徳島
ジェイテクト
15
外野手
池田 泰一朗
東京
日本体育大学
16
〃
瓦口 昂弥
福岡
オール福岡
17
〃
森田 健斗
栃木
ホンダエンジニアリング
役員・スタッフ
NO
役職
氏名
支部
所属
1
団長
三宅 豊
群馬
(公財)日本ソフトボール協会
2
ヘッドコーチ
山口 義男
長崎
長崎県立大村工業高校
3
アシスタントコーチ
吉村 啓
岡山
平林金属
4
アシスタントコーチ
田中 徹浩
群馬
新島学園高校
5
マネージャー
松繁 冬樹
高知
高知県立高知農業高校
6
トレーナー
田岡 幸一
Body Laboratory
7
広報
竹普@治
日本体育社
8
帯同審判
足袋抜 豊松
石川
(公財)日本ソフトボール協会