2016.7.27
第11回世界男子ジュニア選手権大会(アメリカ・ミッドランド)
日本、メキシコ戦に6−3で勝利!
予選リーグを全勝(1位)で通過し、決勝トーナメントへ
この日はいよいよ予選リーグ最終日
チーム一丸、全勝での1位通過を狙う
一戦一戦「チーム力」で勝利をつかむ!
試合前、山口義男ヘッドコーチが選手を鼓舞する
予選リーグ最終戦の相手はメキシコ
先発投手を任された酒井匠
「気迫」を前面に押し出し、好投を見せた!
打線もしっかりと投手陣を援護!
序盤から集中力を研ぎ澄ませ、得点を重ねた
予選リーグはどれも攻守に盤石の試合運び
このチームは間違いなく成長し、強くなっている
いよいよ勝負の決勝トーナメントに突入
優勝をかけた「本当の戦い」がはじまる
第11回世界男子ジュニアソフトボール選手権
(アメリカ・ミッドランド)
第4日
第11回世界男子ジュニア選手権大会(
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)第4日。前日のカナダ戦に9−1(6回コールド)で勝利し、予選リーグPOOL・B1位通過を決めた日本は、この日予選リーグ最終戦に臨み、メキシコと対戦した。
■7月27日(水)/予選リーグ第5戦
1
2
3
4
5
6
7
計
日 本
0
3
1
2
0
0
0
6
メキシコ
0
0
0
1
1
0
1
3
バッテリー:〇酒井匠(3回)、メーンズ ジェーラン 秀吉(3回)、中島優人(1回)−上田郁也
長打:
〔本塁打〕森田健斗、瓦口昂弥
立ち上がりは両チーム走者を出すものの、無得点。日本は2回表、この回先頭の5番・上田郁也の一・二塁間を破るヒット、相手守備の乱れで無死一・二塁とすると、7番・池田泰一朗がキッチリと犠打で送り、一死二・三塁。このチャンスで続く8番・瓦口昂弥が三遊間を痛烈に破り、一気に二者が生還。9番・森田健斗にもセンターへのソロホームランが飛び出し、3点を先制した。
先手を奪い、試合のペースを握った日本は、3回表にも二死二塁から5番・上田郁也のセンター前タイムリーで1点を追加。4回表には無死一塁から日本の「頼れる右の大砲」としてコンスタントな活躍を見せる8番・瓦口昂弥がレフトへ豪快なツーランホームランを叩き込み、着々とリードを広げ、試合の大勢を決めた。
日本の先発投手は、酒井匠。前日のカナダ戦に快勝し、予選リーグ最終日を待たずにPOOL・B1位通過を決めたこともあって、この試合では小山玲央、長井風雅の「二枚看板」を完全に温存。「決勝トーナメントの戦いを見据える」ことはもちろん、常に「チーム力で勝つことを念頭に置き、戦う!」という山口義男ヘッドコーチの構想通り、投手陣に限らず、この試合では今まで控えに回っていた選手たちをフルに起用し、必勝を期す戦術に出た。先発投手を任された酒井匠は、初回、先頭打者を自慢の速球でいきなり三振に斬って取る上々の立ち上がり。この直後、サード前にセーフティーバントを決められ、内野安打を1本許したものの、3イニングを貫禄の1安打ピッチング。4回裏から登板した2番手・メーンズ ジェーラン 秀吉は、常に走者を背負う苦しい投球内容となり、2点を返され、7回裏に3番手として登板した中島優人も次第に「目慣れ」してきたメキシコ打線に1点を奪われはしたが、最終的に序盤のリードが活かされる形となり、6−3で勝利。予選リーグPOOL・Bを5戦全勝、文句なしの1位通過で決勝トーナメントに駒を進めることとなった。
日本がいた予選リーグPOOL・Bは、ニュージーランドが4勝1敗(2位)、カナダが3勝2敗(3位)、メキシコが2勝3敗(4位)で決勝トーナメントに進出。POOL・Aでは、「3連覇」を狙う王者・アルゼンチンが日本と同じく全勝(5勝0敗で1位)、ホスト国・アメリカが4勝1敗(2位)、オーストラリアが3勝2敗(3位)、チェコが2勝3敗(4位)で決勝トーナメントへと進むことになった。
明日からいよいよ「最後の決戦」となる決勝トーナメントがスタート。日本はまず、POOL・A2位vs POOL・B1位戦でセミファイナル進出をかけ、ホスト国・アメリカと対戦する。アメリカは前日のオーストラリア戦で延長9回タイブレーカーにおよぶ「死闘」を展開。試合はまさに「一触即発」、実際に本塁クロスプレーで乱闘が起こるほど「荒れた戦い」となり、最終的には地元の大声援にも後押しされたアメリカがオーストラリアを振り切り、4−3で劇的なサヨナラ勝ち。今大会、地元での初優勝に燃えるアメリカの「執念」「勢い」を改めて強く印象付ける試合となった。
日本が明日アメリカに勝てば、3位以上が確定する。負けるようなことがあると、敗者復活戦へと回り、残り2日で計4試合を勝ち上がらなければ優勝できない「死のゾーン」へと入ってしまうだけに、是が非でも勝利をつかみたいところだ。今回のアメリカは確かに一味違うかもしれないが、冷静に戦力を見れば、我々日本がやはり上であろう。「世界の頂点」を狙うのであれば、ここで足踏みなどしてはいられない。ここからが本当の戦い……男子U19日本代表の「真価」が問われるときである。
予選リーグ第5戦
メキシコ戦 スターティングラインアップ
打順
守備位置
選手名
所属
UN
1
DP
昆野智之
IPU環太平洋大
6
2
2B
今井悠貴
平林金属
4
3
SS
坂田大士
熊本工業高
5
4
3B
竹森歩夢
日本体育大
10
5
C
上田郁也
日本体育大
24
6
1B
真賦C斗
佐世保西高
3
7
RF
池田泰一朗
日本体育大
7
8
CF
瓦口昂弥
オール福岡
8
9
LF
森田健斗
ホンダエンジニアリング
23
FP
P
酒井匠
日本体育大
15
選手交代
イニング
4回裏
投手交代
酒井OUT→メーンズ ジェーラン 秀吉(大村工業高)IN
6回裏
守備交代
真浮nUT→松尾舞輝(ジェイテクト)IN
7回裏
投手交代
メーンズOUT→中島優人(国士館大)IN
第11回世界男子ジュニアソフトボール選手権大会出場選手
選手
(※ポジション別五十音順)
NO
守備
氏名
支部
所属
プロフィール
1
投手
小山 玲央
長崎
長崎県立佐世保西高校
2
〃
酒井 匠
東京
日本体育大学
3
〃
長井 風雅
広島
広島県立御調高校
4
〃
中島 優人
東京
国士舘大学
5
〃
メーンズ ジェーラン 秀吉
長崎
長崎県立大村工業高校
6
捕手
上田 郁也
東京
日本体育大学
7
〃
調 和政
長崎
長崎県立佐世保西高校
8
内野手
芦田 翔
兵庫
神戸学院大学
9
〃
今井 悠貴
岡山
平林金属
10
〃
昆野 智之
岡山
IPU環太平洋大学
11
〃
坂田 大士
熊本
熊本県立熊本工業高校
12
〃
竹森 歩夢
東京
日本体育大学
13
〃
真普@海斗
長崎
長崎県立佐世保西高校
14
〃
松尾 舞輝
徳島
ジェイテクト
15
外野手
池田 泰一朗
東京
日本体育大学
16
〃
瓦口 昂弥
福岡
オール福岡
17
〃
森田 健斗
栃木
ホンダエンジニアリング
役員・スタッフ
NO
役職
氏名
支部
所属
1
団長
三宅 豊
群馬
(公財)日本ソフトボール協会
2
ヘッドコーチ
山口 義男
長崎
長崎県立大村工業高校
3
アシスタントコーチ
吉村 啓
岡山
平林金属
4
アシスタントコーチ
田中 徹浩
群馬
新島学園高校
5
マネージャー
松繁 冬樹
高知
高知県立高知農業高校
6
トレーナー
田岡 幸一
Body Laboratory
7
広報
竹普@治
日本体育社
8
帯同審判
足袋抜 豊松
石川
(公財)日本ソフトボール協会
予選リーグ戦績表
POOL A
アルゼンチン
オーストラリア
アメリカ
チェコ
デンマーク
ボツワナ
勝数
敗数
得点
失点
順位
アルゼンチン
☆
○9-1
○6-5
○10-0
○17-1
○6-2
5
0
48
9
1
オーストラリア
●1-9
☆
●3-4
○3-2
○17-0
○8-0
3
2
32
15
3
アメリカ
●5-6
○4-3
☆
○3-2
○9-2
○14-0
4
1
35
13
2
チェコ
●0-10
●2-3
●2-3
☆
○8-0
○10-0
2
3
22
16
4
デンマーク
●1-17
●0-17
●2-9
●0-8
☆
●1-8
0
5
4
59
6
ボツワナ
●2-6
●0-8
●0-14
●0-10
○8-1
☆
1
4
10
39
5
POOL B
ニュージーランド
日本
メキシコ
カナダ
南アフリカ
イスラエル
勝数
敗数
得点
失点
順位
ニュージーランド
☆
●0-1
○11-1
○3-1
○16-1
○17-0
4
1
47
4
2
日本
○1-0
☆
○6-3
○9-1
○14-0
○8-0
5
0
38
4
1
メキシコ
●1-11
●3-6
☆
●0-3
○8-1
○7-0
2
3
19
21
4
カナダ
●1-3
●1-9
○3-0
☆
○8-0
○8-1
3
2
21
13
3
南アフリカ
●1-16
●0-14
●1-8
●0-8
☆
○12-1
1
4
14
47
5
イスラエル
●0-17
●0-8
●0-7
●1-8
●1-12
☆
0
5
2
52
6