2016.7.29
 

 



第11回世界男子ジュニア選手権大会(アメリカ・ミッドランド)

日本、ニュージーランドに3−0の完封勝利!
決勝トーナメント・ファイナル(ゴールドメダルゲーム)へ




決勝トーナメント・セミファイナルの相手はニュージーランド



ニュージーランドお馴染みの「ハカ」を、真っ向から受け止めた



日本の先発投手は「エース」小山玲央
力みを抑えた「コントロール重視」のピッチングを展開!



ニュージーランドも、「エース」ダニエル・チャップマンが先発
「大会屈指の右腕」をフル回転させ、勝負に出る



2回裏、日本が8番・今井悠貴のタイムリーで先制!



4回裏にも7番・池田泰一朗のタイムリー等で
大きな2点を追加し、リードを広げた



日本、ニュージーランドに3−0の完封勝利
いよいよ「優勝」「世界一の座」をかけ、ファイナルに臨む!



第11回世界男子ジュニアソフトボール選手権
(アメリカ・ミッドランド)
第6日

 第11回世界男子ジュニア選手権大会(※大会オフィシャルサイトはこちら ※大会スケジュールはこちら)第6日。前日、決勝トーナメント1位・2位戦でアメリカに5−2で勝利した日本は、セミファイナルでファイナル(決勝/ゴールドメダルゲーム)進出をかけ、ニュージーランドと対戦した。

■7月29日(金)/決勝トーナメント・セミファイナル
  1 2 3 4 5 6 7
ニュージーランド 0 0 0 0 0 0 0 0
日    本 0 1 0 2 0 0 x 3
バッテリー:○小山玲央(7回)−調和政
長打: 〔三塁打〕真賦C斗、瓦口昂弥
〔二塁打〕今井悠貴、芦田翔、池田泰一朗

 予選リーグ第3戦以来(この試合では日本が1−0で勝利)、今大会2度目となるニュージーランドとの対戦。日本は前日のアメリカ戦に続き「エース」小山玲央を先発に立て、必勝を期した。その小山玲央は立ち上がり、ニュージーランドの1番・ジェローム・マッケンジーをセカンドフライ、2番・ダンテ・マタカテアをピッチャーゴロ、3番・レイリー・マケアをキャッチャーフライに打ち取り、三者凡退。大事な初回をしっかりと無失点に抑えた。

 一方、ニュージーランドの先発投手は、こちらも予想通り「エース」のダニエル・チャップマン。「大会屈指の右腕」同士がぶつかり合い、息詰まる投手戦になるかと思われたが、2回裏に早速試合が動く。日本はこの回先頭の3番・真賦C斗がセンターフェンス直撃のスリーベースを放ち、チャンスを作ると、6番・森田健斗は死球で無死一・三塁。この後、一塁走者・森田健斗が離塁アウトを宣告され、一死三塁。続く7番・池田泰一朗もショートゴロに倒れ、二死三塁となったが、ここで8番・今井悠貴がレフト前にしぶとく落とすタイムリー。三塁走者を迎え入れ、日本が1点を先制した。

 試合の流れをつかんだ日本は、4回裏にも二死一塁から7番・池田泰一朗がレフトオーバーのタイムリーツーベースを放ち、2点目を追加。なおもこの後、ワイルドピッチで二死三塁のチャンスが続き、8番・今井悠貴が三遊間深くに強打。この打球がショートのグラブをはじく間に、三塁走者が本塁を駆け抜け、大きな3点目を挙げた。

 日本の先発・小山玲央は、前日のアメリカ戦ではボールに本来の切れが感じられず、制球にも苦しむ場面が見られたが、この試合ではその不安を吹き飛ばすかのように、再び「安定感抜群」のピッチングを展開。自慢の「ライズ」を主体にしたピッチングの組み立ては変わらないが、投球の「力み」をうまく抑え、三振を狙いにいくというよりは「打たせて取る」コントロール重視のピッチングにシフトチェンジ。「大会屈指の右腕」にここまでコースをキッチリ突かれると、さすがのニュージーランド打線もなす術なく、わずか2安打と打線が沈黙。投打の歯車がガッチリと噛み合った日本が、ニュージーランドに3−0で完封勝利を収め、一足先にファイナル(決勝/ゴールドメダルゲーム)進出を決めた。

 明日は大会最終日。日本はファイナル(決勝/ゴールドメダルゲーム)で3位決定戦(ブロンズメダルゲーム)を勝ち上がってくるチームを待ち受ける形となり、いよいよ「優勝」「世界一の座」をかけて「最後の決戦」に臨むことになる。

 ファイナルの前に行われる3位決定戦では、セミファイナルで日本に敗れ、敗者復活を期すニュージーランドと、アルゼンチンを5−1で破り、王者の「3連覇を阻止」したカナダが対戦。日本の相手は「ソフトボール王国」としての意地を見せたいニュージーランドか、それとも過酷な連戦を勝ち上がり「勢い」に乗るカナダか……。いずれにしても、明日の戦いですべての決着がつくこととなる。日本の現在のチーム状態、また、これまでの試合内容を振り返って見ても、正直なところ、負ける気はしない。そう思えてならないほど今の男子U19日本代表というチームは充実しているといっていいだろう。
さぁ、チーム一丸となり、力の限り戦おう!
そしてつかもう、「世界一」を!!



決勝トーナメント・セミファイナル
ニュージーランド戦 スターティングラインアップ
打順 守備位置 選手名 所属 UN
1 SS 芦田翔 神戸学院大 12
2 調和政 佐世保西高 2
3 CF 瓦口昂弥 オール福岡 8
4 1B 松尾舞輝 ジェイテクト 17
5 DP 真賦C斗 佐世保西高 3
6 LF 森田健斗 ホンダエンジニアリング 23
7 RF 池田泰一朗 日本体育大 7
8 2B 今井悠貴 平林金属 4
9 3B 昆野智之 IPU環太平洋大 6
FP 小山玲央 佐世保西高 1

選手交代
イニング
2回裏 代走 真浮nUT→坂田大士(熊本工業高)IN    
3回表 再出場 坂田OUT→真賦C斗(佐世保西高)IN   




第11回世界男子ジュニアソフトボール選手権大会出場選手
選手(※ポジション別五十音順)
NO 守備 氏名 支部 所属 プロフィール
1 投手 小山 玲央 長崎 長崎県立佐世保西高校
2 酒井 匠 東京 日本体育大学
3 長井 風雅 広島 広島県立御調高校
4 中島 優人 東京 国士舘大学
5 メーンズ ジェーラン 秀吉 長崎 長崎県立大村工業高校
6 捕手 上田 郁也 東京 日本体育大学
7 調 和政 長崎 長崎県立佐世保西高校
8 内野手 芦田 翔 兵庫 神戸学院大学
9 今井 悠貴 岡山 平林金属
10 昆野 智之 岡山 IPU環太平洋大学
11 坂田 大士 熊本 熊本県立熊本工業高校
12 竹森 歩夢 東京 日本体育大学
13 真普@海斗 長崎 長崎県立佐世保西高校
14 松尾 舞輝 徳島 ジェイテクト
15 外野手 池田 泰一朗 東京 日本体育大学
16 瓦口 昂弥 福岡 オール福岡
17 森田 健斗 栃木 ホンダエンジニアリング

役員・スタッフ
NO 役職 氏名 支部 所属
1 団長 三宅 豊 群馬 (公財)日本ソフトボール協会
2 ヘッドコーチ 山口 義男 長崎 長崎県立大村工業高校
3 アシスタントコーチ 吉村 啓 岡山 平林金属
4 アシスタントコーチ 田中 徹浩 群馬 新島学園高校
5 マネージャー 松繁 冬樹 高知 高知県立高知農業高校
6 トレーナー 田岡 幸一   Body Laboratory
7 広報 竹普@治   日本体育社
8 帯同審判 足袋抜 豊松 石川 (公財)日本ソフトボール協会