日本、４試合連続のコールド勝ち！

予選リーグ第４戦の相手は北朝鮮

日本は藤原麻起子が先発 持ち味の「コーナーを突くピッチング」で ４回を投げ、無失点に抑えた

２番・河野美里は ３打数３安打２打点とこの試合大活躍！

若い選手たちが躍動 昨日に続く活躍で流れを引き寄せた

４試合連続の登板となった平原かすみ この試合も２回をしっかりと投げ抜き、無失点に抑えた

明日は予選リーグ最終日 日本はダブルヘッダーに臨む

日本、北朝鮮に８−０（６回コールド）で快勝！

　大会４日目、日本はここまで１勝１敗の北朝鮮と対戦した。宇津木麗華ヘッドコーチは「予選リーグの中では、今日の北朝鮮戦、明日のフィリピン、韓国戦がポイントになる。そこで選手たちがどう戦ってくれるか。戦術面でもこちらから積極的に仕掛け、いろんなことを試していきたい」と語り、この北朝鮮戦では、ここまで起用していなかった山田恵里、山本優、藤野遥香を新たに先発メンバーとして起用。先発投手についても、この試合は藤原麻起子を起用し、必勝を期した。

　先攻の日本は初回、１番・山田恵里が四球で出塁。すかさず二盗し、無死二塁のチャンスを作ると、ワイルドピッチで三進。２番・河野美里の左中間へのツーベースで早々と１点を先制した。日本は３回表にも、一死から先制のタイムリーツーベースを放った２番・河野美里が、ライトオーバーのスリーベースを放ち、チャンスメイク。二死後、４番・藤野遥香の打席でのワイルドピッチの間に、本塁へ還り、２点目を追加すると、５回表には一死から１番・山田恵里がレフト前ヒットで出塁。２番・河野美里、３番・山本優の連続四球で満塁とし、二死後、昨日の試合で３打点を叩き出す活躍を見せた５番・蔭山遥香がセンター前へタイムリー。この打球を相手中堅手が後逸する間に、打者走者・蔭山遥香を含むすべての走者が還り、この回一挙４点を追加した。６回表には、この回先頭の８番・永吉理恵が絶妙なセーフティーバントを決め、出塁。９番・鈴木美加のセンタオーバーのタイムリーツーベースで７点目。さらに一死三塁のチャンスが続き、この試合ここまで２打数２安打とあたっている２番・河野美里の一・二塁間を破るタイムリーで８点目を奪い、北朝鮮を圧倒した。

　守っては、先発・藤原麻起子が持ち味の「コーナーを突くピッチング」で好投。４回を投げ、被安打３の危なげのない投球内容を見せると、５回裏からは４試合連続での登板となった平原かすみが２回をキッチリと投げ抜き、完封。８−０（６回コールド）で北朝鮮に快勝し、予選リーグ４連勝を飾った。

　いよいよ明日は予選リーグ最終日。日本は予選リーグ１位通過をかけ、フィリピン、韓国と対戦する。特に、明日対戦する韓国はここまで５連勝。日本と同じく「負けなし」できており、明日ダブルヘッダーの日本が、まずフィリピン戦に勝てば、５勝０敗で並び、次戦の韓国戦は予選Ａグループ１位通過をかけた“直接対決”となる。日本にとって「重要な一戦」となることは間違いないだろう。韓国は今大会、フィリピンを７−２、北朝鮮を６−３で破るなど、これまでの強化を着実に結果に結びつけてきており、攻守にバランスのとれたチームに仕上げてきている。投手力こそまだ劣るものの、野手においては、高い能力をかわれ、現在日本で２名の選手がプレーしており、年々「光るプレー」を見せる選手も増えてきた。現時点では、まだ日本との力の差は大きく開いてはいるが、明日の対戦でどのような戦いを見せてくれるのか。非常に楽しみである。
　予選リーグ１位通過をかけ、日本は明日、フィリピン、韓国とのダブルヘッダーに臨む！

■予選リーグ第４戦／北朝鮮戦スターティングラインアップ