2014.6.7
 

 

 

開催迫る!
「第3回東アジアカップ」
女子大学日本代表が第1次国内強化合宿を実施!!



女子大学日本代表が、「第3回東アジアカップ」を直前に控え、
第1次国内強化合宿を山梨県甲府市・山梨学院大で実施!



全国的に悪天候に見舞われる中、合宿地・山梨学院大・砂田
ツインソフトボール場だけを雨が避けて通ったのだろうか……。
奇跡的!? に予定されたスケジュールのほとんどを実施できた



日本女子リーグ2部アドバンスセクション1位・2位のチームを
相手に、「テストマッチ」を行い、「実戦」を積み、大会に備えた



山梨学院大の素晴らしい施設・環境のおかげで悪天候も関係
なし! 雨天練習場も利用し、存分に練習を行うことができた



山梨学院大女子ソフトボール部の皆さんが練習相手を務める
など、献身的にサポート! 充実した内容の強化合宿となった



優勝をめざし……頑張れ! ニッポン!!




2014女子大学日本代表強化合宿(第3回東アジアカップ直前合宿)


 6月4日(火)〜7日(金)の4日間、山梨県甲府市・山梨学院大・砂田ツインソフトボール場で、「第3回東アジアカップ」(6月9日(月)〜11日(水)/中国・広東省順徳で開催)に出場する女子大学日本代表が、「第1次国内強化合宿」を実施。大会へ向けた最終調整を行った。

 この合宿には、去る4月11日(金)〜13日(日)、静岡県伊豆市・天城ドームを会場で実施された「平成26年度 女子大学日本代表選手選考会(第3回東アジアカップ出場選手選考会)」を経て、選び抜かれた精鋭17名が参加。
 今回の合宿は、女子大学日本代表チームのヘッドコーチを務める清水正氏の所属先である山梨学院大が全面的にバックアップ。同大学の素晴らしい施設を使用することができ、女子ソフトボール部の皆さんが練習やテストマッチを献身的にサポート。存分に練習を積むことができた。
 また、全日本大学ソフトボール連盟の援助・協力もあり、合宿日程も当初の3日間から1日延長し、4日間の合宿とすることができ、悪天候の中ではあったが、現在、日本女子ソフトボールリーグ2部アドバンスセクション1位のNECアクセステクニカ、同2位の靜甲の協力を得て、「テストマッチ」を行い、「大会本番」に備えた。

 この「東アジアカップ」は、国際的に見てもソフトボールが盛んで競技力の高い東アジア地域の4チーム(日本、中国、チャイニーズタイペイ(台湾)、韓国)が集まり、さらなるレベルアップを図るとともに、オリンピック、アジア競技大会等と同じように「総合競技大会」として開催されている「東アジア競技大会」でのソフトボール競技の実施をめざし、それを一つのステップとして、東アジアからオリンピック競技復帰へのムーブメントを起こしていこうとの趣旨のもと、2012年に創設された大会である。
 第1回大会(韓国・大邱で開催)では、大学日本代表が出場し、優勝を飾っている。昨年は日本がホスト国としてこの大会を開催し(岐阜県揖斐川町で開催)、女子日本代表とともに大学日本代表も参加し、特例的な参加で順位こそつかなかったが、女子日本代表には敗れたものの、中国、チャイニーズタイペイ(台湾)、韓国の「代表チーム」を次々と撃破。実質的には「準優勝」という成績を残している。

 第3回大会には、日本を除く3チームが「代表チーム」での参加を表明。特に、中国、チャイニーズタイペイ(台湾)は、この「第3回東アジアカップ」の後、8月15日(金)〜24日(日)、オランダ・ハーレムで開催される「第14回世界女子選手権大会」へ向けた強化・調整も兼ね、「ベストメンバー」で大会へ臨んでくることが予想され、韓国も9月27日(土)〜10月2日(木)、「ホスト国」として「第17回アジア競技大会」を仁川で開催することが決まっており、そこに照準を絞り、強化を進めている。
 日本は、「女子日本代表」に次ぐカテゴリーである「女子大学日本代表チーム」が大会に参加。各国の「代表チーム」と対戦することになる。

 女子大学日本代表チームを率いる清水正ヘッドコーチ(山梨学院大女子ソフトボール部監督)は、「各国の代表チームが相手とはいえ、やる以上はもちろん『優勝』を狙う。このチームには、それだけの力があると信じているし、『やれる!』という手応えもある」と、各国の代表チームを相手にしても、一歩も引かず、徹底抗戦の構え。虎視眈々と「勝機」を狙っている。

 この合宿も、全国的な悪天候に見舞われ、各地で「大雨」のニュースが流れる中、山梨学院大・砂田ツインソフトボール場だけを、雨が「避けて通る」という「強運」「幸運」に恵まれ、予定されたスケジュールのほとんどを消化することができた。初日は「急造チーム」ということもあり、連係プレーに重点を置いた練習を実施。翌日はNECアクセステクニカと2試合、3日目は靜甲と1試合(5イニング)の「テストマッチ」を行い、「実戦」を積み、最終調整を行った。

 2日目のNECアクセステクニカとのテストマッチは3−0、4−3と連勝。3日目の靜甲とのテストマッチは、2試合を予定していたが、第1試合途中で雨が激しくなり、グラウンドコンディションも悪化。試合続行不可能となり、5イニングで打ち切り、0−4という結果で終わった。

 合宿を終え、清水正ヘッドコーチは、「やはり大学ソフトボール界を代表する選手たちとあって、個々の能力は非常に高いものがあり、こちらの意図をしっかりと理解・把握し、すぐに実践してくれる。ちょっとアドバイスを送れば、それを自分のモノとすることができ、プレーが変わってくる」と、選手たちの能力の高さに確かな手応えを感じた様子。
 その一方で、「いくら技術が高く、凄いプレーができたとしても、『日本代表』である以上、それだけで終わってしまってはならない。たとえば、この合宿でも、悪天候の中、準備に奔走してくれた多くの人たちがいて、支えてくれた人たちがいる。それに『感謝』する気持ちを忘れてしまえば、どんなにいいプレーをしたとしても、本当の意味での共感や代表チームへのリスペクトを得ることはできない。プレーだけではなく、マナー、普段の生活においても、すべてにおいて『見本』であり、『お手本』となる存在となければならない」と、『日本代表』としての自覚を促し、その責任の重さについても言及した。
 また、長澤淑恵コーチ(城西大女子ソフトボール部監督)、伊藤幸子コーチ(中京大女子ソフトボール部コーチ/トヨタ自動車)の存在にも触れ、「二人とも日本リーグという『世界最高レベル』のリーグでプレーした経験を持ち、国際経験も豊富。こちらが選手に指示しようとしたこと、声をかけようとしたこと、それをこちらが意図したのと同じタイミングで、まったく同じ内容で指示してくれる。『さすが』だと思うし、本当に頼りになり、心強い存在」と、コーチングスタッフのチームワークの良さと以心伝心ぶりを語ってくれた。

 6月7日(土)、選手団は、バスで成田空港へ移動。一路、「決戦の地」中国・広東省順徳へと飛び立った。
 大会は9日(月)、開幕。開幕初戦でまずチャイニーズタイペイ(台湾)と対戦、この日はダブルヘッダーとなり、韓国とも対戦。翌日の中国戦で予選リーグを終了し、予選リーグの順位に従って決勝トーナメントへ進出。ページシステム(敗者復活戦を含むトーナメント)で行われる決勝トーナメントの結果で最終順位が決定する。
 女子大学日本代表の戦いに注目し、声援を送ろう! 頑張れ! ニッポン!!



開催場所・期間
中国・広東省順徳 2014年6月9日(月)〜11日(水)
大会参加チーム
日本(女子大学日本代表)、中国、チャイニーズタイペイ、韓国
試合方式
予選リーグ/シングルラウンドロビン方式(1回戦総当たり)のリーグ戦
決勝トーナメント/ページシステム(敗者復活戦を含むトーナメント)

日付 試合番号 試合時間 対戦カード
6月9日(月) 1 8:30 日本 vs チャイニーズタイペイ
  10:15 開会式
2 10:30 中国 vs 韓国
3 14:00 日本 vs 韓国
4 16:00 中国 vs チャイニーズタイペイ
6月10日(火) 5 8:30 日本 vs 中国
6 10:30 チャイニーズタイペイ vs 韓国
7 14:00 予選1位 vs 予選2位
8 16:00 予選3位 vs 予選4位
6月11日(水) 9 9:00 3位決定戦
N7の敗者 vs N8の勝者
10 14:00 決勝
N7の勝者 vs N9の勝者
  16:30 閉会式

※試合時間はすべて現地時間
 


平成26年度 女子大学日本代表チーム
第3回東アジアカップ女子ソフトボール大会 選手団名簿
NO 守備 氏名 支部 所属
1 投手 秋元 菜穂 東京 東京女子体育大学
2 池田 美樹 兵庫 園田学園女子大学
3 岡村 奈々 東京 日本体育大学
4 海部 栞菜 岡山 環太平洋大学
5 酒井 彩好 山梨 山梨学院大学
6 捕手 平川 穂波 愛知 中京大学
7 森田 紀代美 山梨 山梨学院大学
8 内野手 榎本 千波 埼玉 城西大学
9 亀井 愛梨 兵庫 園田学園女子大学
10 古澤 春菜 兵庫 園田学園女子大学
11 松畑 美希 東京 日本体育大学
12 山根 すずか 東京 東京女子体育大学 
13 山本 絵梨奈 東京 東京女子体育大学 
14 外野手 鈴木 茜 山梨 山梨学院大学
15 田中 瑠莉 兵庫 園田学園女子大学
16 塚本 智名 愛知 中京大学
17 村上 ほのか 山梨 山梨学院大学

役員・コーチングスタッフ
NO 役職 氏名 支部 所属
1 団長 高橋 伸次 群馬 (公財)日本ソフトボール協会
2 ヘッドコーチ 清水 正 山梨 山梨学院大学
3 アシスタントコーチ 長澤 淑恵 埼玉 城西大学
4 アシスタントコーチ
兼総務
伊藤 幸子 愛知 中京大学/トヨタ自動車
5 トレーナー 末弘 美保   月ノ浦整骨院
6 帯同審判 千葉 敬徳 岩手 (公財)日本ソフトボール協会
7 通訳 高 萍   (公財)日本ソフトボール協会