2014.8.14
「第14回世界女子ソフトボール選手権大会」 |
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Broadcast live streaming video on Ustream 「第14回世界女子ソフトボール選手権大会」（オフィシャルサイトはこちら）は、開幕を明日に控え、テクニカルミーティング（代表者会議）が行われた。 出場全チームのチームリーダー（団長）、ヘッドコーチ（監督）らが一堂に会し、出場選手のパスポートチェック、プレーイングルールの確認、予選リーグ全試合の先攻・後攻の決定等を行った。 女子日本代表チームからは、今回のチームの団長を務める宇津木妙子氏（ＩＳＦ（国際ソフトボール連盟）副会長／公益財団法人日本ソフトボール協会副会長）、宇津木麗華ヘッドコーチ、ルーシー・カサレスアシスタントコーチ、柳川直子マネージャーが出席した。 宇津木妙子団長は、「昨日こちらに到着し、チームに合流して早々、選手たちに『今大会の目標』を一人ひとり発表させた。やはり選手一人ひとりが明確な『目標』を持ち、今大会で自分が何をすべきか、あるいはチームのために何ができるのか等を、言葉にし、明言することで、自分の果たすべき役割もハッキリするし、何をしたらいいのか、チームに貢献できる自らの持ち味は何なのか等を強く意識することになり、明確なイメージを描くことにもつながる。代表選手ともなれば、ただ指示されたことをこなすのではなく、チームの中での役割や責任を自覚し、積極的にチームに関わっていく姿勢が重要になる。もっともっと自分を出し、自分の持ち味、特徴をアピールすべきだし、それができないと強烈な個性が集まる代表チームの中では埋没していってしまう。その意味で、選手たちに明確な『目的意識』を持たせ、それを自らが口にすることで、チームにおける自分の立場や役割を再認識させ、意識を高め、大会に臨むよう自覚を促した」と、「連覇」のかかる今大会の開幕を前に、もう一度、チームの引き締めを図ったことを打ち明け、選手たちに「日本代表」としての自覚と責任の重さを再認識させ、問い質したようだ。 チームを率いる宇津木麗華ヘッドコーチは、「もちろんやる以上は『優勝』しか考えていないし、２年前の感激・感動をもう一度味わいたいと思っている。選手たちには、最後まで『笑顔』でいてもらいたいと思いますし、そのためにも『最高の成績』を残し、『最高の笑顔』で喜びを分かち合えるよう頑張りたい！」と大会へ向けた決意を語った。 宇津木麗華ヘッドコーチの「右腕」となるルーシー・カサレスコーチが、アメリカ人であることから、この日のテクニカルミーティングでも大活躍。英語圏での大会となると、ルーシー・カサレスコーチの存在感、存在意義はより一層大きくなる。大会の運営サイドや各国との「交渉役」を一手に引き受け、チームがより効率的に動けるよう、スムーズに大会に入っていけるよう、心を砕いていた。 宇津木麗華ヘッドコーチも中国から日本に帰化しており、ルーシー・カサレスコーチも、来日してもう20年以上になるが、ベンチでは時々「おかしな日本語」が飛び交うこともある（笑）。また、細かなニュアンスが日本語では十分に伝えきれず、やきもきしている場面も見られる。 ただ……それを補って余りある「日本を想う熱いハート」が、二人にはあり、ためらいなく「私たち日本人は……」と口にすることのできる二人の姿には、こちらの「ハート」まで熱くさせられる。 こんな二人だからこそ、前回大会で実に42年ぶりとなる世界選手権の優勝、「王座奪還」を成し遂げ、「世界一」に輝くことができたのだと改めて思う。そして……「連覇」を果たすべく、二人のハートは前回大会以上に「熱く」燃えたぎっている。 選手たちは、この日、大会会場となるグラウンドで最終調整を行った。公式練習の時間が約１時間しかなく、ウォーミングアップやクーリングダウンに十分な時間をとる女子日本代表にとっては、いつもと「勝手が違う」ところもあるようだが、他所でウォーミングアップを行っておき、「公式練習」では、すぐに実戦的な練習に入るなど、対応策はバッチリ。「郷に入れば郷に従え」とばかりに、臨機応変に、柔軟に、対応していた。 海外では、「日本の常識」が通用しないことが多々ある。そこで「日本の常識」「日本のやり方」にこだわってばかりいても仕方がない。ダメなものはダメ、無理なものは無理、と割り切り、そのやり方を受け入れ、そこに順応していくことも大切なことである。日本でやっているようにはいかない、日本ならすぐできることがなかなか簡単にはいかない、そんなことがたくさんある。 だからこそ……心身ともに「タフ」な選手でなければ国際大会では、「世界の舞台」では通用しない。「世界の舞台」では、真の意味での「強さ」が問われる。 ◎第14回世界女子ソフトボール選手権大会 出場選手・スタッフ ∇スタッフ ・団長 宇津木妙子（公益財団法人日本ソフトボール協会副会長） ・ヘッドコーチ 宇津木麗華（ルネサスエレクトロニクス高崎） ・アシスタントコーチ ルーシー・カサレス（豊田自動織機） ・トレーナー 金城 充知（スポラックス） 志村 昌彦（ルネサスエレクトロニクス高崎） ・マネージャー 柳川 直子（ルネサスエレクトロニクス高崎） ・総務 藤井まり子（公益財団法人日本ソフトボール協会） ・用具 塚原 弘珠（ミズノ株式会社） ・協力員 河野 拓郎（日本体育大学男子ソフトボール部） ・広報 吉田 徹（株式会社 日本体育社） ∇選手 ・投手 上野由岐子（ルネサスエレクトロニクス高崎） 中野 花菜（ルネサスエレクトロニクス高崎） 藤田 倭（太陽誘電） 山根佐由里（トヨタ自動車） ・捕手 佐藤みなみ（太陽誘電） 峰 幸代（ルネサスエレクトロニクス高崎） ・内野手 市口 侑果（ルネサスエレクトロニクス高崎） 大久保美紗（ルネサスエレクトロニクス高崎） 坂元 令奈（トヨタ自動車） 西山 麗（日立） 山本 優（ルネサスエレクトロニクス高崎） ・外野手 河野 美里（太陽誘電） 国吉早乃花（豊田自動織機） 長﨑 望未（トヨタ自動車） 永吉 理恵（デンソー） 森 さやか（ルネサスエレクトロニクス高崎） 山田 恵里（日立） ∇帯同審判員 岡野 秀子（公益財団法人日本ソフトボール協会／埼玉県協会） ∇スケジュール
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