2014.8.17
第14回世界女子ソフトボール選手権大会
日本、プエルトリコにコールド勝ち!
全勝を守る!!
女子日本代表は予選リーグ第3戦・プエルトリコ戦に挑む!
先攻の日本は初回、「チームリーダー」山田恵里のタイムリーで先制!
日本は4回表、代打・森さやかがツーランホームランを放つ
プエルトリコも「強打」のチームの片鱗は見せたが......
日本は6回表、長楓]未の三塁打からチャンスをつかむ
6回表、永吉理恵のタイムリーツーベースで
6回コールド勝ちに必要な7点差をつけた
日本、快調に3連勝! 「連覇」へ向け、視界良好!!
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「第14回世界女子ソフトボール選手権大会」(
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)3日目、初日に中国、2戦目にロシアに快勝し、快調な滑り出しを見せた女子日本代表(
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)は、予選リーグ第3戦でプエルトリコと対戦した(
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)。
この日は朝からあいにくの雨となり、試合の実施が危ぶまれたが、異常!?なまでに水ハケのよい試合会場と、現地・スタッフの献身的なグラウンド整備のお陰で、何とか1時間遅れで試合がはじまった。
・大会第3日(8月17日/日)
〈予選リーグ第3戦〉
1
2
3
4
5
6
計
日 本
2
0
4
2
0
1
9
プエルトリコ
0
1
0
1
0
0
2
※大会規程により6回得点差コールド
日本:
山根佐由里(3回)・〇中野花菜(2回)・藤田倭(1回)−佐藤みなみ
長打:
〔本塁打〕森さやか 〔三塁打〕長楓]未 〔二塁打〕永吉理恵
日本の先発は、前日に続き、連投となる山根佐由里。日本リーグで28連勝と連勝記録を更新中の「抜群の安定感」を買われ、この試合も先発に起用された。
その立ち上がり、先頭打者にいきなりセンター前にはじき返されたが、次打者のピッチャーゴロを軽快なフィールディングでさばき、1−6−3とわたるダブルプレー。3番打者は三振に斬って取り、まずは順調な滑り出しを見せた。
日本はその裏、「切り込み隊長」山本優が四球を選び、出塁。2番・西山麗が手堅く送り、得点圏に走者を進めると、3番・市口侑果も四球で一・二塁。ここでプエルトリコは早くもピッチャー交代。早めの継投で活路を見出そうとしたが、4番・山田恵里にセンター前に運ばれ、日本がまず1点を先制。なお一死一・三塁のチャンスが続き、5番・河野美里の内野ゴロで一塁走者が二塁で封殺される間に、三塁走者がホームイン。この回2点を挙げ、試合の主導権を握った。
日本は2回裏に1点を返され、迎えた3回表、この回先頭の1番・山本優が四球で出塁すると、2番・西山麗の絶妙なバントが内野安打となり、無死一・二塁。3番・市口侑果の送りバントで二・三塁とチャンスを広げ、4番・山田恵里がまたしてもセンター前にタイムリー。二者を迎え入れ、2点を追加すると、5番・河野美里が四球を選び、6番・佐藤みなみがレフト前にタイムリー。二死後、8番・坂元令奈にもタイムリーが飛び出し、この回4点を追加。プエルトリコを突き放した。
続く4回表には、代打・森さやかのツーランホームランで2点を追加。4回裏に、この回から代わった中野花菜がソロホームランを浴び、1点を失ったが、6回表には、途中出場の4番・長楓]未、同じく途中出場の5番・永吉理恵の連続長打で1点を加え、11安打・9得点とプエルトリコを圧倒した。
守っては、山根佐由里、中野花菜、藤田倭とつなぐ投手リレーでプエルトリコ打線の反撃を2点に抑え、9−2で6回コールド勝ちを収めた。
この日は朝から雨が降り続き、試合ができるかどうかわからない状態にあり、実際、雨のために試合開始時間が1時間遅れた。
日本は、宇津木麗華ヘッドコーチが、「雨でも予定通り『やる』という気持ちでしっかり準備しよう」との言葉通り、1時間の遅れも「想定内」とばかり、いつも通り試合に入っていった。
しかし、対戦相手のプエルトリコは、初日、2日目と連敗していたことも影響していたのか、試合前から、いつもの「ラテンのノリ」はまったく感じられず、テンションの上がらないまま、試合に入り、先発投手はストライクが入らず自滅。初回で早くも継投に出なければならなかった時点で「勝負あった」の感があった。
初日、2日目とエンジンのかかりが遅いきらいがあったが、この試合では相手の「自滅」もあったとはいえ、鮮やかな先制攻撃で試合の主導権を握ってみせた。課題をすぐに修正・克服する対応力の高さ。どんな悪条件でも、「普段通り」のプレーをすることのできる日頃の練習に裏打ちされた順応性・適応力の高さは、さすが「世界一」のチームだと感じる。世界の王座に君臨するチームの「底力」を改めて感じさせる試合だった。
第14回世界女子選手権大会 予選リーグ第3戦
プエルトリコ戦 スターティングラインアップ
打順
守備位置
選手名
所属
UN
1
3B
山本 優
ルネサスエレクトロニクス高崎
5
2
SS
西山 麗
日 立
3
3
DP
市口侑果
ルネサスエレクトロニクス高崎
4
4
CF
山田恵里
日 立
11
5
RF
河野美里
太陽誘電
9
6
C
佐藤みなみ
太陽誘電
26
7
LF
国吉早乃花
豊田自動織機
27
8
2B
坂元令奈
トヨタ自動車
6
9
1B
大久保美紗
ルネサスエレクトロニクス高崎
10
FP
P
山根佐由里
トヨタ自動車
20
※選手交代
3回裏
守備交代
山田OUT→長楓]未(トヨタ自動車)IN
4回表
代打
西山OUT→森さやか(ルネサスエレクトロニクス高崎)IN
4回表
代打
河野OUT→永吉理恵(デンソー)IN
4回裏
投手交代
山根OUT→中野花菜(ルネサスエレクトロニクス高崎)IN
4回裏
守備交代
代打・永吉がそのままライトの守備に入る
4回裏
再出場
森OUT→西山麗(日立)IN
※ショートの守備に再出場
6回裏
投手交代
中野OUT→藤田倭(太陽誘電)IN