今シーズン、女子日本代表の「エース」として「第14回世界女子選手権」で「連覇」を達成し、「第17回アジア競技大会」ソフトボール競技で「4大会連続金メダル獲得」に貢献した上野由岐子選手のユニフォームが野球殿堂博物館に寄贈され、「侍ジャパン」のコーナーに展示されることになった。
これは、2020年東京オリンピックで野球・ソフトボールのオリンピック競技復帰をめざす両競技が、ともに手を携え、歩みをともにしながら、「一つの競技」として協調・協力してオリンピック競技復帰をめざしていることをアピールするために、公益財団法人日本ソフトボール協会が、「侍ジャパン」仕様のユニフォームを作成し、着用することを提案。これが認められ、女子日本代表が「侍ジャパン」ロゴと侍ジャパンダイヤモンドストライプを使用した女子日本代表の新ユニフォームを作成。
6月23日(月)、「平成26年度の女子日本代表選手」「第14回世界女子選手権大会」、「第17回アジア競技大会」出場選手の記者発表を行い、その席上で「侍ジャパン」とコラボレーションした新ユニフォームの発表も行った。
女子日本代表は、この「侍ジャパン」仕様のユニフォームを身にまとい、その「お披露目」となった「大垣国際女子ソフトボール大会(大垣カップ)」(8月1日(金)〜3日(日)、岐阜県大垣市・大垣市北公園野球場で開催)で、オーストラリア、中国の代表チームを迎え撃ち、4戦全勝で優勝。
8月15日(金)〜24日(日)、オランダ・ハーレムで開催された「第14回世界女子選手権大会」では前回大会に続き、「連覇」を達成。
9月27日(土)〜10月2日(木)、韓国・仁川で開催された「第17回アジア競技大会」ソフトボール競技でも4大会連続となる金メダルを獲得する等、目覚ましい活躍を続けた。
また、それらの大会を通じて、世界各国のソフトボールプレーヤーとともに「野球・ソフトボールのオリンピック競技復帰」を訴えた。
その女子ソフトボール日本代表の「エース」として活躍し続け、ソフトボールという競技の「象徴的存在」でもある上野由岐子選手のユニフォームが、ソフトボールの「代表」として、「侍ジャパン」の歴代ユニフォームとともに野球殿堂博物館に展示されることになった。
2020年東京オリンピックでのオリンピック競技復帰をめざす野球・ソフトボール。2008年の北京オリンピックで金メダルを獲得し、オリンピック競技から除外された後も、2012年・2014年の世界選手権で「連覇」を果たし、アジア大会でも4大会連続の金メダル獲得と、依然「世界一」の競技力を有する女子ソフトボールは、その「力」を世界中に見せつけるとともに、世界中のソフトボールプレーヤーとともに、思いを一つにし、「オリンピック競技復帰」をアピールしてきた。
今回の上野由岐子選手のユニフォーム展示が、また一つ、「オリンピック競技復帰」へとつながる道筋となり、光明となることを期待したい。
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