2015.6.28
 

 

第4回東アジアカップ
女子日本代表TAP−B
無傷の5連勝で決勝進出!




TAP−Bは予選リーグ最終戦で韓国と対戦



TAP−Bは効果的な一発攻勢で韓国を圧倒!



TAP−B、予選リーグ4戦全勝の1位で予選リーグを通過


決勝トーナメントの初戦でチャイニーズ・タイペイと対戦


地元開催のチャイニーズ・タイペイも毎回のように塁上を賑わしたが……


「日本らしい」機動力を駆使した攻めを織り交ぜ、
チャイニーズ・タイペイを圧倒!


チャイニーズ・タイペイとの再戦を5−1で勝利し、決勝進出!


大会4連覇へ「王手」をかけたTAP−B。選手たちの表情も明るい!

※画像・資料提供・取材協力
女子日本代表TAP−B チームリーダー・木田京子氏
SCA(アジアソフトボール連盟)


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 6月27日(土)、台湾・台中のワンシャオ野球・ソフトボール場を会場に開催されている「第4回東アジアカップ」(大会スケジュールはこちら)は大会3日目を迎え、この日の午前中で予選リーグの全日程を終了。午後からは決勝トーナメントに入る日程で行われた。

 ここまで無傷の3連勝の女子日本代表TAP−Bは、予選リーグ最終戦で韓国と対戦。韓国は今大会の初戦で強豪・中国を6−2で撃破。チャイニーズ・タイペイには6−15と敗れたものの、香港を10−0で破り、ここまで2勝1敗。TAP−Bとの「直接対決」に勝利するようなことがあれば、予選リーグ1位通過の可能性が残るという「大健闘」を見せ、今大会の「台風の目」となっているチームと対戦した。

・大会第3日/6月27日(土)
《予選リーグ第4戦》
  1 2 3 4 5 6 7
韓         国 0 0 0 0 0 0 0 0
女子日本代表TAP−B 0 2 0 3 0 0 x 5
バッテリー:○五味彩華、秋元菜穂 − 清原奈侑
長打:〔本塁打〕田井静華、知久幸未〔三塁打〕原田のどか

 TAP−Bの先発は五味彩華。その立ち上がり、韓国打線を簡単に三者凡退に斬って取り、試合の流れを引き寄せた。

 TAP−Bは2回裏、この回先頭の5番・横野涼が三遊間を破る安打で出塁。次打者が送れず、嫌な流れになりかけたが、この試合、7番・DPに起用された田井静華の2球目に一塁走者が盗塁。得点圏に走者を進め、韓国守備陣に揺さぶりをかけると、田井静華がその動揺を見逃さず、レフトスタンドへ先制のツーランホームラン。この回2点を先制した。
 TAP−Bは4回裏にも、相手守備の乱れから二死二塁の追加点のチャンスをつかむと、1番・知久幸未がレフトスタンドへツーランホームラン。さらに2番・熏竝′氏A3番・原田のどかの長短打で1点を追加。この回3点を追加し、5点差にリードを広げた。

 日本の先発・五味彩華は、初回の三者凡退でピッチングのリズムをつかんだか、4回表まで一人の走者も許さぬパーフェクトピッチング。5回表、先頭打者に安打を許し、完全試合もノーヒット・ノーランも消えてしまったが、6回を投げ、被安打2のほぼ完璧なピッチング。最後は秋元菜穂が代わり端に安打を打たれたものの、落ち着いて後続を断ち、最後まで韓国打線に得点を許さず、予選リーグ4戦全勝の1位通過。決勝トーナメント進出を決めた。

《決勝トーナメント セミファイナル(1位・2位戦)》
  1 2 3 4 5 6 7
チャイニーズ・タイペイ(予選2位) 0 0 0 0 0 0 1 1
女子日本代表TAP−B(予選1位) 0 1 3 0 1 0 x 5
バッテリー:岡村奈々、〇泉礼花 − 田井静華、清原奈侑
長打:〔二塁打〕田井静華

 決勝トーナメント初戦、予選リーグ4戦全勝で1位のTAP−Bは、予選リーグ2位のチャイニーズ・タイペイと対戦した。

 日本の先発は岡村奈々。初回、一死から安打の走者を出したものの、後続を三振、ピッチャーゴロに打ち取り、まずは無難な滑り出しを見せた。

 TAP−Bは2回裏、一死から5番・原田のどかがサード前にバントヒット。次打者の内野ゴロ、パスボールで三塁へ進塁し、7番・田井静華の左中間を破るタイムリーツーベースで生還。先取点を挙げた。
 TAP−Bは3回裏、この回先頭の9番・山本晴香がレフト前ヒットで出塁。1番・長谷川千尋が手堅く送り、得点圏に走者を進め、2番・胡子路代、3番・横野涼の連続四死球で満塁。ここで4番・知久幸未がライトへ犠牲フライを打ち上げ、三塁走者が生還。なお二死一・二塁のチャンスが続き、5番・原田のどか、6番・熏竝′獅フ連続タイムリー。この回3点を追加し、有利に試合を進めた。
 TAP−Bは5回裏にも、2番・胡子路代、3番・横野涼の連打と4番・知久幸未の死球で無死満塁とし、5番・原田のどかがキッチリとレフトへ犠牲フライを打ち上げ、三塁走者を迎え入れ、ダメ押しの5点目を挙げ、勝利を決定づけた。

 TAP−Bの先発・岡村奈々は初回、2回表と安打の走者を出し、3回裏には、四球、失策で一死一・二塁のピンチを招き、3番打者にセンター前ヒットを浴び、今大会初失点か……と思われたが、これはセンター・知久幸未の好返球で本塁寸前タッチアウト。ピンチを切り抜けたものの、投球内容に安定感がないと判断した濱中武直ヘッドコーチは4回表から泉礼花を投入。結局、泉礼花は7回表に今大会「初失点」を献上してしまったが、5−1で逃げ切り、決勝進出を決めた。



予選リーグ戦績表
チーム名 中 国 香 港 女子日本代表
TAP−B
チャイニーズ
・タイペイ
韓 国 勝数 敗数 得点 失点 順位
中   国 ○10-3 ●0-8 ●1-11 ●2-6 1 3 13 28 4
香   港 ●3-10 ●0-10 ●2-9 ●0-10 0 4 5 39 5
女子日本代表
TAP−B
○8-0 ○10-0 ○6-0 ○5-0 4 0 29 0 1
チャイニーズ
・タイペイ
○11-1 ○9-2 ●0-6 ○15-6 3 1 35 15 2
韓   国 ○6-2 ○10-0 ●0-5 ●6-15 2 2 22 22 3

決勝トーナメント 結果


◇第4回東アジアカップ 出場選手・スタッフ
選手(※ポジション別五十音順)
NO 守備 氏名 支部 所属
1 投手 秋元 菜穂 東京 東京女子体育大学
2 泉  礼花 神奈川 日立
3 岡村 奈々 東京 日本体育大学
4 五味 彩華 埼玉 戸田中央総合病院
5 山中 しほ 神奈川 日立
6 捕手 清原 奈侑 神奈川 日立
7 田井 静華 栃木 Honda
8 内野手 胡子 路代 栃木 Honda
9 鈴木 鮎美 愛知 トヨタ自動車
10 熏竅@香月 愛知 豊田自動織機
11 森田 歩 京都 SGホールディングスグループ
12 森山 遥菜 栃木 Honda
13 山本 晴香 群馬 太陽誘電
14 外野手 知久 幸未 愛知 トヨタ自動車
15 長谷川 千尋 神奈川 日立
16 原田 のどか 群馬 太陽誘電
17 横野 涼 愛知 豊田自動織機

コーチングスタッフ
No. 役職 氏名 支部 所属名
1 チームリーダー 木田 京子 兵庫 園田学園女子大学
2 ヘッドコーチ 濱中 武直 栃木 Honda
3 アシスタントコーチ 鈴木 由香 神奈川 日立
4 アシスタントコーチ 増淵 まり子 埼玉 淑徳大学
5 トレーナー 宮本 圭   スポラックス
6 サポートスタッフ
(マネージャー)
沢幡 優佳 栃木 Honda
7 帯同審判 須田 冴子 群馬 (公財)日本ソフトボール協会
8 通訳 高 萍   (公財)日本ソフトボール協会