2016.6.11
 

 

女子大学日本代表
中国に完封勝ちで決勝進出!
優勝に「王手」




予選リーグを3戦全勝の1位で通過した女子大学日本代表。
この日から戦いの舞台は「決勝トーナメント」へと移された



女子大学日本代表、決勝トーナメント初戦の相手は
予選リーグ2勝1敗で2位の中国。決勝進出なるか!?



決勝進出をかけ、中国戦試合開始!



女子大学日本代表は初回に2点を先制し、堅い守りでこれを守った



大会もいよいよクライマックス! 「完全優勝」へ王手!!



第5回東アジアカップ
決勝トーナメント1位・2位戦
中国戦 ヒロインインタビュー

 大会第3日、大会はこの日から決勝トーナメントに入り、予選リーグを3戦全勝の1位で通過した女子大学日本代表は、予選リーグ2勝1敗で2位の中国と、決勝進出をかけて対戦した。

・大会第3日/6月11日(土)
《決勝トーナメント1位・2位戦》
  1 2 3 4 5 6 7
中      国(予選2位) 0 0 0 0 0 0 0 0
女子大学日本代表(予選1位) 2 0 0 0 0 0 x 2
バッテリー:〇江渡祐希、原奈々−深沢未花、吉松梨乃
長打:〔二塁打〕田井亜加音

 女子大学日本代表の先発は江渡祐希。TAP−B日本代表にも選出されている「実力者」であり、今大会の予選リーグ第1戦の中国戦に先発し、5回を投げ、わずか1安打に抑え、勝利投手となっている「実績」が買われ、この大事な一戦の「先発」に指名された。
 それを受ける「女房役」のキャッチャーも、普段から同じ大学(東京富士大)でバッテリーを組んでいる深沢未花がスタメンに起用され、試合がはじまった。

 その立ち上がり、江渡祐希は先頭打者を三振に斬って取り、チームの士気を高めると、後続もセンターフライ、サードライナーに打ち取り、三者凡退に抑え、試合の流れを引き寄せた。

 この好投に応えたい打線はその裏、今大会大当たりの1番・吉田彩夏がツーストライクと追い込まれながらも、しぶとくセカンド内野安打で出塁。「切り込み隊長」の一打で攻撃の口火を切ると、2番・高原侑里がスラップで転がし、これが二塁への悪送球となり、無死一・二塁とチャンスを広げ、3番・平川穂波がショート内野安打を放ち、無死満塁と攻め立てた。ここで4番・田井亜加音がライトへ犠牲フライを打ち上げ、三塁走者が生還。今大会「不動の4番」として起用されている信頼感抜群の「主砲」が、ここでもしっかりと「4番の仕事」を果たし、大事な試合の先取点がもたらされた。
 1点を先制し、なお一死二・三塁のチャンスが続き、二死後、6番・吉松梨乃のセカンドゴロがエラーを誘い、この回2点目。貴重な追加点を挙げ、試合の主導権を握った。

 2点を追う中国は、3回まで女子大学日本代表の先発・江渡祐希の力投の前に一人の走者も出すこともできず、パーフェクトに抑えられ、4回表も簡単に二死となった後、3番打者がレフト線へツーベースヒットを放ち、初ヒットを放つとともに、この試合初めて得点圏に走者を進めたが、頼みの4番打者がショートゴロに打ち取られ、無得点。
 続く5回表にも、先頭打者に安打を許し、キャッチャーの一塁への牽制球が悪送球となり、無死二塁。次打者の送りバントで三塁まで進み、7番打者への3球目にヒットエンドランを仕掛け、三塁走者はスタートを切ったものの、打者がこの投球に手を出さず、見逃してしまい、飛び出した三塁走者がタッチアウト。その直後に安打が出るという中国のチグハグな攻めにも助けられ、このピンチを脱出。このピンチを切り抜けた江渡祐希が6回表を三者凡退に抑え、最終回は2番手・原奈々を投入。中国、最後の攻撃をファーストゴロ、ショートゴロ、ファーストゴロの三者凡退に斬って取り、盤石の投手リレーで最後まで中国打線に得点を許さず、2−0の完封勝ち。一足先に明日(6月12日/日)の決勝へ駒を進めた。

 敗れた中国は敗者復活戦に回り、予選リーグ3位の韓国と予選リーグ4位のチャイニーズ・タイペイとの対戦の勝者と、女子大学日本代表が待ち受ける「決勝進出」をかけ、対戦することになる。

 大会もいよいよクライマックス。女子大学日本代表の予選リーグ、決勝トーナメント「全勝」での「完全優勝」なるか!? 「女子大学日本代表」として3度目(第1回大会、第3回大会は女子大学日本代表が出場し、優勝)、「日本代表」としての大会5連覇(第2回大会は女子日本代表が、昨年の第4回大会は女子TAP−B日本代表が優勝を飾っている)の偉業達成なるかに注目と期待が集まる。

予選リーグ戦績表
チーム名 女子大学
日本代表
中 国 チャイニーズ
・タイペイ
韓 国 得点 失点 順位
女子大学日本代表 ○3 - 0 ○6 - 0 ○8 - 3 17 3 3 0 1
中   国 ●0 - 3 ○4 - 3 ○2 - 1 6 7 2 1 2
チャイニーズ
・タイペイ
●0 - 6 ●3 - 4 ●4 - 5 7 15 0 3 4
韓   国 ●3 - 8 ●1 - 2 ○5 - 4 9 14 1 2 3

決勝トーナメント組み合わせ・試合結果




平成28年度女子大学日本代表チーム
(第5回東アジアカップ女子ソフトボール大会)
選手団名簿
選手(※ポジション別五十音順)
No. 守備 氏名 支部 所属名 学年
1 投手 秋元 菜穂 東京都 東京女子体育大学 4
2 阿南 恵子 大分県 日本文理大学 2
3 江渡 祐希 東京都 東京富士大学 4
4 原 奈々 兵庫県 園田学園女子大学 3
5 捕手 平川 穂波 愛知県 中京大学 4
6 深沢 未花 東京都 東京富士大学 3
7 吉松 梨乃 東京都 日本体育大学 3
8 内野手 石川 恭子 兵庫県 園田学園女子大学 2
9 榎本 千波 埼玉県 城西大学 4
10 鎌田 優希 岡山県 IPU環太平洋大学 3
11 田井 亜加音 兵庫県 園田学園女子大学 4
12 屋禰 未奈 兵庫県 園田学園女子大学 2
13 吉田 彩夏 愛知県 東海学園大学 2
14 外野手 櫻岡 春香 東京都 東京女子体育大学 3
15 高原 侑里 宮城県 東北福祉大学 4
16 森 さくら 山梨県 山梨学院大学 4
17 八鍬 あゆみ 山梨県 山梨学院大学 2

役員・スタッフ
No. 役職 氏名 支部 所属名
1 団長 齋藤 春香 青森県 (公財)日本ソフトボール協会
2 ヘッドコーチ 二瓶 雄樹 愛知県 中京大学
3 アシスタントコーチ 東 美幸 愛知県 東海学園大学
4 アシスタントコーチ 佐藤 理恵 東京都 東京女子体育大学
5 トレーナー 光本 雅美   蓬治療所
6 帯同審判 太田 正夫 埼玉県 (公財)日本ソフトボール協会
7 通訳 斉藤 雄一   JTB