2016.7.8
 

 

USAワールドカップ
女子TOP日本代表
ニュージーランド4回コールド勝ち!
カナダ戦は雷雨のため、サスペンデッドゲームに……




USAワールドカップは大会4日目を迎えた



女子TOP日本代表はこの日もダブルヘッダー



予選ラウンド第4戦、ニュージーランドに11−0の4回コールド勝ち!



順調に今大会4勝目を挙げた女子TOP日本代表



ニュージーランド戦でスリーランホームランを放った山下りら(左)



予選ラウンド第5戦は強豪・カナダとの対戦となった



必勝を期し、試合開始!



5回表、女子TOP日本代表が逆転したところで
激しい雷雨に見舞われ、試合続行不可能な状態に



結局、サスペンデッドゲームとなり、翌朝8時30分、
5回表一死一塁の状態から試合を再開することに



USAワールドカップ
予選ラウンド第4戦・ニュージーランド戦
予選ラウンド第5戦・カナダ戦

 現地時間の7月8日(金)、アメリカ・オクラホマシティで開催されている「USAワールドカップ」(大会正式名称:World Cup of Softball XI 大会スケジュールはこちら 大会公式サイトはこちら)は大会4日目を迎えた。
 ここまで無傷の3連勝を飾っている女子TOP日本代表は、この日もダブルヘッダーとなり、雷雨による度重なるスケジュール変更に振り回されながら、まずニュージーランドと対戦した。

・大会第4日/7月8日(金)
【予選ラウンド第4戦】
  1 2 3 4
ニュージーランド 0 0 0 0 0
女子TOP日本代表 0 5 5 x 10
※大会規程により4回得点差コールド
バッテリー:○山根佐由里(3回)、岡村奈々(1回)−我妻悠香
長打: 〔本塁打〕山下りら
〔二塁打〕河野美里

 女子TOP日本代表の先発は山根佐由里。前日のフィリピン戦でも先発し、3イニングを投げ、無失点。安定感溢れるピッチングが持ち味の「負けない女」(日本リーグ記録の41連勝の記録保持者で現在も記録を継続中)を先発に立て、試合がはじまった。
 その立ち上がり、先頭打者にセンター前ヒットを浴び、次打者に犠打で送られ、得点圏に走者を進められはしたものの、ここからが「負けない女」の真骨頂。冷静なピッチングで後続をレフトフライ、サードフライに打ち取り、無失点の滑り出しを見せた。

 初回、得点のなかった女子TOP日本代表は2回裏、この回先頭の5番・長楓]未が四球を選び、出塁。続く6番・大工谷真波の送りバントがエラーを誘い、無死二・三塁の先制機をつかむと、7番・渥美万奈、8番・我妻悠香の連続タイムリーで2点を先制し、9番・山下りらがセンター頭上を越えるスリーランホームラン。今大会活躍の目立つ「TAP−Aからの「追加招集組」が、この試合でも大きな仕事をやってのけ、この回大量5点を先制。続く3回裏にも、2番・河野美里のタイムリーツーベースを含む5本の長短打を集中し、5点を追加。9安打・10得点の猛攻でニュージーランドを圧倒した。

 守っては、先発・山根佐由里が試合開始直後の先頭打者に安打を許した後は、ニュージーランド打線をノーヒットに抑え込み、3イニングを無失点の好投。最後は、チーム唯一の大学生であり、やはりTAP−Aからの「追加招集組」である岡村奈々が三者凡退のピッチングで締めくくり、ニュージーランドを完封。11−0の4回コールド勝ちで今大会4勝目を挙げた。

【予選ラウンド第5戦】
  1 2 3 4 5 6 7
女子TOP日本代表 0 0 0 2 4 6
カナダ 2 0 0 0 2
※女子TOP日本代表、5回表攻撃中、雷雨のため、サスペンデッドゲーム
バッテリー:藤田倭(4回)−我妻悠香
長打: 〔本塁打〕洲鎌夏子、長楓]未

 この日ダブルヘッダーとなった女子TOP日本代表は、「世界の舞台」で常に上位争いに絡んでくる強豪・カナダと対戦した。

 今大会初めて先攻となった女子TOP日本代表は、一死から2番・市口侑果がストレートのフォアボールで歩き、出塁。3番・河野美里のショートゴロの間に二塁へ進み、今大会「初スタメン」の4番・山田恵里が「貫禄」のレフト前ヒット。二塁走者は三塁ストップで送球間に打った山田恵里が二塁まで進み、二死ながら二・三塁と攻め立て、5番・坂元令奈が球で歩き、満塁。しかし、6番・長楓]未がライトフライに倒れ、先制のチャンスを逃した。

 女子TOP日本代表の先発は今大会「初登板」となる藤田倭。その立ち上がり、先頭打者をエラーで出塁させると、犠打で二塁へ進められ、次打者のサードゴロの間に三塁へ進塁。ここで4番・セーリングにフルカウントからの7球目をライトスタンドへ運ばれ、2点を失い、今大会初めて相手に先制を許す展開となった。

 2点を追う女子TOP日本代表は4回表、一死から7番・渥美万奈がストレートのフォアボールで歩き、続く8番・洲鎌夏子がレフトスタンドへ「起死回生」の同点ツーランホームラン。これで息を吹き返した女子TOP日本代表は続く5回表にも、敵失、安打、死球等で一死満塁の勝ち越しのチャンスをつかむと、初回のチャンスで凡退していた6番・長楓]未が、その「悔しさ」を晴らすかのように満塁ホームランを放ち、一気に逆転。センター頭上を高々と越える「グランドスラム」で試合をひっくり返した。
 続く7番・渥美万奈がショート内野安打で出塁し、8番・洲鎌夏子の打席でツーボール・ワンストライクとなったところで激しい雷雨に見舞われ、試合続行不可能となり、サスペンデッド。翌朝8時30分から、このままの状態で試合が再開されることになった。




USAワールドカップ出場選手名簿
ポジション別50音順
No. 守備 氏名 支部 所属名
1 投手 岡村 奈々 東京 日本体育大学
2 濱村 ゆかり 群馬 ビックカメラ高崎
3 平原 かすみ 愛知 トヨタ自動車
4 藤田 倭 群馬 太陽誘電
5 山根 佐由里 愛知 トヨタ自動車
6 捕手 我妻 悠香 群馬 ビックカメラ高崎
7 佐藤 みなみ 群馬 太陽誘電
8 内野手 渥美 万奈 愛知 トヨタ自動車
9 市口 侑果 群馬 ビックカメラ高崎
10 川畑 瞳 愛知 デンソー
11
(主将)
坂元 令奈 愛知 トヨタ自動車
12 洲鎌 夏子 愛知 豊田自動織機
13 又吉 薫 栃木 Honda
14 山下 りら 愛知 トヨタ自動車
15 山本 優 群馬 ビックカメラ高崎
16 外野手
(副将)
河野 美里 群馬 太陽誘電
17 大工谷 真波 群馬 ビックカメラ高崎
18 長普@望未 愛知 トヨタ自動車
19 山崎 早紀 愛知 トヨタ自動車
20 山田 恵里 神奈川 日立

【コーチングスタッフ】
No. 役職 氏名 支部 所属名
1 チームリーダー 矢端 信介 (公財)日本ソフトボール協会
選手強化副本部長
2 ヘッドコーチ 福田 五志 愛知 トヨタ自動車
3 アシスタントコーチ 木田 京子 兵庫 園田学園女子大学
4 アシスタントコーチ 染谷 美佳 愛知 デンソー
5 トレーナー 金城 充知   スポラックス
6 トレーナー 井上 章平 愛知 トヨタ自動車
7 マネージャー 渡部 せい子 愛知 トヨタ自動車