2016.7.22
第15回世界女子選手権大会
女子TOP日本代表
メキシコを破り、セミファイナル進出!
3位以上が確定!!
決勝トーナメント初戦の相手は「CR3」1位のメキシコ
気持ちを一つに……戦いがはじまる!
先発・藤田倭は被安打2・奪三振6の力投でメキシコ打線を抑え込む!
5回裏、市口侑果が「値千金」のソロホームランを放つ
待望の先取点を挙げ、手荒な祝福を受ける市口侑果
市口侑果の先制弾に続き、洲鎌夏子が右中間を破り、
相手守備がもたつく間に、一気にホームインし、2点目!
貴重な追加点を挙げ、盛り上がる日本ベンチ
まずは3位以上が確定! 「宿敵」アメリカと決勝進出をかけ、激突!!
第15回世界女子選手権大会
第8日
決勝トーナメント1位戦
メキシコ戦
大会8日目(7月22日/金)、「第15回世界女子選手権大会」(
大会公式サイトはこちら
)は、最終順位を決定する「決勝トーナメント(ダブルページシステムプレイオフ/敗者復活戦を含むトーナメント)」(
大会の試合方式・スケジュール等はこちら
)に突入。大会もいよいよクライマックスを迎えた。
この日の第1試合では、「CR1」2位のニュージーランドと「CR3」2位のオランダが対戦。オランダが8−2でニュージーランドを退け、「サバイバルゲーム」を生き残り、ニュージーランドがトーナメントから姿を消した。
第2試合では、「CR2」2位の中国と「CR4」2位のホスト国・カナダが対戦。地元の大声援を受けるカナダが4−3で競り勝ち、激戦を制した。
「チャンピオンシップラウンド」の「CR1」を3戦全勝の1位で通過した日本(女子TOP日本代表)は、同じく「CR3」を3戦全勝の1位で通過したメキシコとセミファイナル進出をかけ、激突した。
●「決勝トーナメント」(ダブルページシステムプレイオフ)
【1位戦】
1
2
3
4
5
6
7
計
メキシコ(CR3・1位)
0
0
0
0
0
0
0
0
女子TOP日本代表(CR1・1位)
0
0
0
0
2
0
x
2
バッテリー:◯藤田倭(7回)−我妻悠香
長打:
〔本塁打〕市口侑果
〔三塁打〕洲鎌夏子
日本の「決勝トーナメント」(ダブルページシステムプレイオフ/敗者復活戦を含むトーナメント)初戦の相手は、「チャンピオンシップラウンド」CR3・1位のメキシコ。セミファイナル進出をかけて戦うことになった。
メキシコは予選リーグPOOL・Cで「上位進出の常連」オーストラリアを延長タイブレーカーの「死闘」の末、2−0で破る「大金星」を挙げて勢いに乗り、予選リーグPOOL・Cを3戦全勝の1位で通過。続く「チャンピオンシップラウンド」CR3でもキューバを1−0、オランダを3−2、ブラジルを5−3で下し、3連勝。またしても1位通過を果たし、今大会の「台風の目」となっているチームである。
日本の先発は藤田倭。「驚異の二刀流」のうち、バッティングをあえて「封印」し、この試合ではピッチャーに専念させ、先発に起用された。
その藤田倭は勢いに乗るメキシコ打線を三者三振に斬って取る「絶好調」の立ち上がり。これ以上ない滑り出しを見せた。
しかし、メキシコ躍進の「原動力」となってきたDallas Escobedoも負けてはいない。今大会ここまで3試合に登板。予選リーグPOOL・Cのオーストラリア戦では延長8回を完封。16三振を奪う力投で「番狂わせ」を演じれば、「チャンピオンシップラウンド」でも2試合に登板し、2勝を挙げ、20三振を奪う好投を見せている。そのメキシコの「エース」が、大会3連覇を狙う「王者」日本の前に立ちはだかり、1番・山本優、2番・河野美里を連続三振、3番・長楓]未をショートゴロと、こちらも三者凡退の立ち上がりを見せた。
その後は日本・藤田倭、メキシコ・Dallas Escobedoが息詰まる投手戦を展開。日本は2回裏、4番・山田恵里がセンター前ヒットを放ち、出塁したが、5番・坂元令奈の送りバントが小フライとなり、ゲッツー。4回裏には、一死から2番・河野美里がセンター前ヒットを放ち、3番・長楓]未の空振り三振となる投球のとき、二塁盗塁に成功。初めて得点圏に走者を進めたが、4番・山田恵里はワンボール・ワンストライクのカウントから勝負を避けられ、故意四球。二死一・二塁とし、チャンスに「無類の強さ」を発揮する5番・坂元令奈のバットに期待がかかったが、高めのライズのボール球を振らされ、空振り三振。どうしても得点を挙げることができない。
日本は5回裏、一死から7番・市口侑果がフルカウントと粘った末に弾丸ライナーでライトスタンドへ突き刺す先制のソロホームラン。待望の先取点を挙げると、続く8番・洲鎌夏子が右中間へスリーベースヒット。メキシコ守備陣がこの打球の処理をもたつく間に、打った洲鎌夏子が一気にホームに還り、2点目。ついに好投手・Dallas Escobedoを攻略し、この回2点のリードを奪った。
このリードを先発・藤田倭が鋭く落ちるドロップを主体に危なげのないピッチングを展開。メキシコ打線をわずか2安打に抑え込み、完封。2−0で勝利を収め、セミファイナル進出を決め、3位以上が確定した。
日本対メキシコ戦の後、行われた「CR2」1位のアメリカと「CR4」1位のベネズエラの試合は、アメリカがバレリエ・アリオト、アマンダ・チデスターのホームラン等でベネズエラを圧倒。7−0の5回コールドで勝利を収め、セミファイナル進出。日本と決勝進出をかけ、戦うことになった。
1位同士の対戦に敗れたメキシコとベネズエラは「敗者復活戦」に回り、2位同士の対戦を勝ち上がったカナダ、オランダと対戦。こちらは「負けたら終わり」の「サバイバルゲーム」を戦うことになる。
第15回世界女子選手権大会
決勝トーナメント1位戦(メキシコ戦)
スターティングラインナップ
打順
守備位置
選手名
背番号
所属
1
3B
山本 優
5
ビックカメラ高崎
2
LF
河野 美里
9
太陽誘電
3
RF
長普@望未
1
トヨタ自動車
4
CF
山田 恵理
11
日立
5
2B
坂元 令奈
6
トヨタ自動車
6
SS
渥美 万奈
12
トヨタ自動車
7
DP
市口 侑果
4
ビックカメラ高崎
8
1B
洲鎌 夏子
19
豊田自動織機
9
C
我妻 悠香
25
ビックカメラ高崎
FP
P
藤田 倭
16
太陽誘電
選手交代
5回裏
我妻 悠香OUT→山崎 早紀(トヨタ自動車)IN ※代打
6回表
山崎 早紀OUT→我妻 悠香(ビックカメラ高崎)IN
※キャッチャーの守備に再出場
第15回世界女子ソフトボール選手権大会出場選手
選手
(※ポジション別五十音順)
No.
守備
氏名
支部
所属名
選手紹介映像
1
投手
濱村 ゆかり
群馬
ビックカメラ高崎
2
〃
平原 かすみ
愛知
トヨタ自動車
3
〃
藤田 倭
群馬
太陽誘電
4
〃
山根 佐由里
愛知
トヨタ自動車
5
捕手
我妻 悠香
群馬
ビックカメラ高崎
6
〃
佐藤 みなみ
群馬
太陽誘電
7
内野手
渥美 万奈
愛知
トヨタ自動車
8
〃
市口 侑果
群馬
ビックカメラ高崎
9
〃
川畑 瞳
愛知
デンソー
10
〃
(主将)
坂元 令奈
愛知
トヨタ自動車
11
〃
洲鎌 夏子
愛知
豊田自動織機
12
〃
又吉 薫
栃木
Honda
13
〃
山本 優
群馬
ビックカメラ高崎
14
外野手
(副将)
河野 美里
群馬
太陽誘電
15
〃
長普@望未
愛知
トヨタ自動車
16
〃
山崎 早紀
愛知
トヨタ自動車
17
〃
山田 恵里
神奈川
日立
【コーチングスタッフ】
No.
役職
氏名
支部
所属名
1
チームリーダー
矢端 信介
(公財)日本ソフトボール協会
選手強化副本部長
2
ヘッドコーチ
福田 五志
愛知
トヨタ自動車
3
アシスタントコーチ
木田 京子
兵庫
園田学園女子大学
4
アシスタントコーチ
染谷 美佳
愛知
デンソー
5
トレーナー
金城 充知
スポラックス
6
トレーナー
井上 章平
愛知
トヨタ自動車
7
マネージャー
渡部 せい子
愛知
トヨタ自動車
準決勝・決勝は「BSジャパン」で!!
【放送概要】
番組名:「第15回 世界女子ソフトボール選手権」
放送局:BSジャパン(BS7チャンネル=全国無料放送)
放送日時:
7月24日(日) 午後2時〜午後4時 準決勝(または敗者復活最終戦)
7月25日(月) 昼0時56分〜午後2時56分 決勝(または3位決定戦)
解説:馬渕 智子(北京五輪日本代表)
実況:森田 京之介(テレビ東京アナウンサー)