2017.2.1
 

 

女子TOP日本代表
第1次海外強化合宿
(台湾・高雄)を実施!




女子TOP日本代表、第1次海外強化合宿を実施!



温暖な台湾・高雄の地で厳しく激しい練習・トレーニングを積んだ



今回の合宿は「若手主体」、とにかく猛練習で鍛えに鍛え上げる!



中国・上海チームとテストマッチ4試合を実施



大勝の連続にも「反省」は忘れない。「世界一」をめざし、、
「金メダル獲得」をめざすなら、立ち止まっている暇はない



厳しく激しい練習・トレーニングの中でも「笑顔」と「明るさ」を忘れない選手たち! 「進むべき道」はしっかりと見えている

 去る1月17日(火)〜30日(月)、女子TOP日本代表が台湾・高雄で「第1次海外強化合宿」を実施。温暖な台湾の地で「ソフトボール漬け」の日々を過ごし、厳しく、激しく、自らを鍛え上げた。

 今回の「第1次海外強化合宿」には、上野由岐子、山田恵里らの「ベテラン組」は不参加。若手・中堅のメンバーで「世界に通用する技術の習得」をめざす練習と、体格・体力に恵まれた「世界の強豪に負けない強靱な体力強化・精神面の充実」を目的としたハードトレーニングを積み重ねた。

 今回の合宿では、すでに「日本代表」として「世界の舞台」で戦ってきた経験を有し、今回の参加メンバーの中では「最年長」となる佐藤みなみ、渥美万奈、洲鎌夏子らが率先してチームを引っ張る「リーダーシップ」を発揮。それに負けまいと「期待の若手」たちが懸命に食らいつき、互いに切磋琢磨しながら、苦しく激しい練習・トレーニングに「明るく元気に」取り組み、「笑顔」でこれでもか……と課されるハードなメニューをこなしていく選手たちの姿が印象に残った。

 また、その厳しく激しい練習・トレーニングの最中にあって、1月23日(月)・24日(火)の両日には、中国・上海チームとのテストマッチも実施。4試合にわたる「実戦」を行い、宇津木麗華ヘッドコーチが「祖国」のチームに「熱血指導」を施す場面も見られた。

・1月23日(月)
《テストマッチ第1戦》
  1 2 3 4 5 6 7
女子TOP日本代表 0 0 0 0 4 1 1 6
中国・上海 0 0 0 0 0 0 0 0
バッテリー:泉礼花(3回)、○濱村ゆかり(4回)−我妻悠香
〔三塁打〕渥美万奈、原田のどか
〔二塁打〕原田のどか

 両チーム無得点で迎えた5回表、女子TOP日本代表は、この回先頭の9番・奥田茉優希が四球を選び、出塁。続く1番・原田のどかのセンター前ヒットで無死一・二塁とチャンスを広げ、一死後、3番・渥美万奈がライト頭上を越す走者一掃のタイムリースリーベースを放ち、まず2点を先取。続く4番・洲鎌夏子がセンターへキッチリと犠牲フライを打ち上げ、三塁走者が生還。3点目を挙げ、さらに5番・長楓]未、6番・市口侑果、7番・那須千春の3連打で1点を追加。この回大量4点を挙げると、続く6回表にも9番・奥田茉優希、1番・原田のどかの長短打で1点を追加。7回表にも、二死走者なしから8番・我妻悠香、9番・奥田茉優希、1番・原田のどかの3連打でダメ押しの1点を加え、6点差にリードを広げた。
 守っては、先発・泉礼花が3イニングを投げ、一人の走者も許さぬパーフェクトピッチング。しっかりと先発投手の役割を果たすと、4回から代わった濱村ゆかりも無失点・6奪三振の力投。最終回、二死一・二塁のこの試合唯一のピンチも最後の打者を空振り三振に打ち取り、6−0で勝利を収めた。

《テストマッチ第2戦》
  1 2 3 4 5 6 7
中国・上海 0 0 0 0 0 0 0 0
女子TOP日本代表 6 1 0 0 1 1 x 9
バッテリー:○海部栞菜(4回)、中野花菜(3回)−清原奈侑
〔本塁打〕洲鎌夏子
〔三塁打〕市口侑果、那須千春
〔二塁打〕市口侑果、清原奈侑

 女子TOP日本代表は初回から打線爆発。先頭打者の市口侑果がいきなり二塁打を放って出塁すると、2番・川畑瞳のバントが内野安打となり、無死一・三塁のチャンスをつかんだ。さらにすかさず一塁走者が盗塁を仕掛け、守備陣に揺さぶりをかけると、連続パスボールで労せずして2点を先制。一死後、4番・那須千春が四球で歩いた後、5番・洲鎌夏子が右中間へツーランホームラン。さらに6番・長楓]未のライト前ヒット、3連続四球で押し出しの1点を加え、この回二巡目となった1番・市口侑果がレフト前にタイムリー。大量6点を挙げ、初回で勝負を決めてしまった。
 女子TOP日本代表は、続く2回裏にも、6番・長楓]未のタイムリーで1点、5回裏には、1番・市口侑果、2番・川畑瞳の長短打で1点、6回裏には、9番・清原奈侑のタイムリーツーベースで1点と小刻みに加点。15安打・9得点の猛攻で上海を圧倒した。
 守っては、先発・海部栞菜が4回までわずか1安打、5三振を奪い、無失点に抑える好投。5回以降も2番手・中野花菜が上海打線に得点を許さず、9−0の完封勝利を飾った。

・1月24日(火)
《テストマッチ第3戦》
  1 2 3 4 5 6 7
女子TOP日本代表 0 0 2 0 0 0 1 3
中国・上海 0 0 0 0 0 0 0 0
バッテリー:○岡村奈々(4回)、田内絵愛里(3回)−佐藤みなみ
〔三塁打〕洲鎌夏子、原田のどか

 女子TOP日本代表の先発・岡村奈々は初回、二死走者なしから3番打者にライトオーバーの三塁打を浴び、ピンチを招いたが、落ち着いて後続をセカンドゴロに打ち取り、無失点の滑り出しを見せた。
 女子TOP日本代表は3回表、この回先頭の8番・長楓]未がセンター前ヒットで出塁。9番・那須千春の送りバントがフィルダースチョイスとなり、無死一・二塁とチャンスを広げ、1番・原田のどかのファーストゴロが三塁への悪送球を誘い、労せずして1点を先制。なお無死二・三塁のチャンスが続き、2番・川畑瞳のショートゴロで三塁走者が本塁タッチアウトとなり、一死一・三塁となったものの、一塁走者がすかさず盗塁で揺さぶりをかけ、キャッチャーの悪送球を誘い、2点目。ソツのない攻めでこの回2点を先制した。
 女子TOP日本代表は最終回にも、1番・原田のどかが左中間を破る三塁打で出塁すると、2番・川畑瞳がセンターへキッチリと犠牲フライを打ち上げ、三塁走者を迎え入れ、ダメ押しの1点を追加。
 守っては、先発・岡村奈々が初回のピンチを切り抜けた後は、一人の走者も許さぬパーフェクトピッチング。5回から登板した左腕・田内絵愛里も3イニングを無失点に抑え、完封。3−0で3連勝を飾った。

《テストマッチ第4戦》
  1 2 3 4 5 6 7
中国・上海 0 0 0 0 0 1 0 1
女子TOP日本代表 0 0 2 0 4 1 x 7
バッテリー:勝股美咲(3回)、○中野花菜(4回)−我妻悠香、清原奈侑
〔本塁打〕江口未来子

 女子TOP日本代表の先発は「スーパー高校生」勝股美咲。初回、いきなり三者三振の立ち上がりを見せると、3回を1安打・6奪三振の力投。無失点に抑え、しっかりと先発投手の役割を果たした。
 女子TOP日本代表は3回裏、この回先頭の9番・舛田妃美呼がレフト前ヒットで出塁し、続く1番・江口未来子がツーランホームラン。2点を先制し、5回裏にも、1番・江口未来子のライト前ヒット、打撃妨害、四球で無死満塁とし、4番・那須千春がレフト前ヒットを放ち、二者生還。二死後、途中出場の7番・清原奈侑が四球を選び、再び満塁とすると、8番・川畑瞳のレフト前タイムリーで二者が還り、この回4点を追加。続く6回裏にも、相手守備の乱れから1点を追加し、完全に勝負を決めた。
 守っては、先発・勝股美咲が3イニングを無失点に抑え、4回から登板した2番手・中野花菜が6回表に守備の乱れもあり、1点を失ったが、7−1で完勝した。

 約2週間にわたる合宿を打ち上げた選手たちは1月30日(月)に帰国。休む間もなく、2月1日(水)〜3日(金)、国立スポーツ科学センター・味の素ナショナルトレーニングセンターでメディカル・フィットネスチェックを経て、2月4日(土)には、オーストラリア・ブラックタウンへ出発。「第2次海外強化合宿」を実施し、「2017 インターナショナル ダウン・アンダー シリーズ」に参加。オーストラリア代表チーム、ニュージーランド代表チームを相手に国際大会を戦い、さらなる強化に励む予定である。



平成28年度第1次海外強化合宿(台湾・高雄) 選手団名簿
選手
No. 守備 UN 氏名 支部 所属名
1 投手 11 泉 礼花 神奈川 日立
2 33 岡村 奈々 東京 日本体育大学
3 39 海部 栞菜 愛知 豊田自動織機
4 22 勝股 美咲 岐阜 多治見西高等学校
5 18 田内 愛絵里 愛知 トヨタ自動車
6 13 中野 花菜 群馬 ビックカメラ高崎
7 23 濱村 ゆかり 群馬 ビックカメラ高崎
8 捕手 25 我妻 悠香 群馬 ビックカメラ高崎
9 12 切石 結女 千葉 千葉経済大学附属高等学校
10 24 清原 奈侑 神奈川 日立
11 4 佐藤 みなみ 群馬 太陽誘電
12 内野手 7 奥田 茉優希 神奈川 日立
13 29 市口 侑果 群馬 ビックカメラ高崎
14 37 川畑  瞳 愛知 デンソー
15 21 洲鎌 夏子 愛知 豊田自動織機
16 2 渥美 万奈 愛知 トヨタ自動車
17 10 那須 千春 神奈川 日立
18 外野手  26 江口 未来子 愛知 デンソー
19 8 長普@望未 愛知 トヨタ自動車
20 35 原田 のどか 群馬 太陽誘電
21 28 舛田 妃美呼 愛知 豊田自動織機

コーチングスタッフ
No. 役職 氏名 支部 所属
1 ヘッドコーチ 宇津木 麗華 群馬 ビックカメラ高崎
2 アシスタントコーチ 山路 典子 群馬 太陽誘電
3 トレーナー 杉浦 千恵子 群馬 太陽誘電
4 トレーナー 村上 純一 愛知 デンソー
5 マネージャー 柳川 直子 群馬 ビックカメラ高崎

サポートスタッフ
No. 役職 氏名 支部 所属
1 臨時コーチ 伊藤 良恵 愛知 デンソー
2 協力員 新田 哲也 徳島 徳島ISクラブ
3 通訳 高 萍   (公財)日本ソフトボール協会
4 用具 塚原 弘珠   ミズノ
5 総務 山内 亜美   (公財)日本ソフトボール協会



平成28年度第2次海外強化合宿(オーストラリア)選手団名簿
選手
No. 守備 UN 氏名 支部 所属名
1 投手 11 泉 礼花 神奈川 日立
2 33 岡村 奈々 東京 日本体育大学
3 39 海部 栞菜 愛知 豊田自動織機
4 22 勝股 美咲 岐阜 多治見西高等学校
5 18 田内 愛絵里 愛知 トヨタ自動車
6 13 中野 花菜 群馬 ビックカメラ高崎
7 23 濱村 ゆかり 群馬 ビックカメラ高崎
8 捕手 25 我妻 悠香 群馬 ビックカメラ高崎
9 12 切石 結女 千葉 千葉経済大学附属高等学校
10 24 清原 奈侑 神奈川 日立
11 4 佐藤 みなみ 群馬 太陽誘電
12 内野手 7 奥田 茉優希 神奈川 日立
13 29 市口 侑果 群馬 ビックカメラ高崎
14 37 川畑  瞳 愛知 デンソー
15 21 洲鎌 夏子 愛知 豊田自動織機
16 2 渥美 万奈 愛知 トヨタ自動車
17 10 那須 千春 神奈川 日立
18 外野手  26 江口 未来子 愛知 デンソー
19 8 長普@望未 愛知 トヨタ自動車
20 35 原田 のどか 群馬 太陽誘電
21 28 舛田 妃美呼 愛知 豊田自動織機
22 1 山田 恵里 神奈川 日立

コーチングスタッフ
No. 役職 氏名 支部 所属名
1 チームリーダー 矢端 信介   (公財)日本ソフトボール協会
2 ヘッドコーチ 宇津木 麗華 群馬 ビックカメラ高崎
3 アシスタントコーチ ルーシー・カサレス 愛知 豊田自動織機
4 トレーナー 志村 昌彦 群馬 ビックカメラ高崎
5 トレーナー 村上 純一 愛知 デンソー
6 マネージャー 柳川 直子 群馬 ビックカメラ高崎

サポートスタッフ
No. 役職 氏名 支部 所属名
1 臨時コーチ メラニー・ローチ    
2 協力員 新田 哲也 徳島 徳島ISクラブ
3 用具 塚原 弘珠   ミズノ
4 総務 山内 亜美   (公財)日本ソフトボール協会