2017.2.12
 

 

2017 International Down Under Series
女子TOP日本代表
無敗のまま、「頂点」へ!




大会もいよいよ最終日、女子TOP日本代表は
予選リーグを全勝の1位で通過。決勝進出!



決勝の相手はオーストラリア。女子TOP日本代表が
3回裏に1点を先制し、4回裏にも追加点を挙げた



女子TOP日本代表は5回裏にも決定的な2点を
追加。4−0とリードを広げ、勝利を決定づけた



「全勝」で優勝を飾った女子TOP日本代表
ただ……真の目標はまだまだ先にある



「BEST PITCHER」を受賞した泉礼花投手(右)と
決勝戦の「BEST PLAYER」に輝いた濱村ゆかり投手



参加全チームで記念写真。ソフトボールをさらに盛り上げて
いくためには、国際的な交流と理解・協調が必要になる



女子TOP日本代表
第2次海外強化合宿(オーストラリア)
その3

 2月12日(日)、オーストラリア・ブラックタウンで開催されている「2017 International Down Under Series」(オーストラリア協会のHPに試合結果等関連情報が掲載されています)は大会最終日を迎えた。
 ここまで予選リーグ5戦全勝、すでに予選リーグ1位通過、決勝進出が決まっている女子TOP日本代表は、予選リーグ最終戦でオーストラリア代表チームに次ぐカテゴリーのチーム「オールスターズ」と、予選リーグ最終戦で対戦した。

・大会最終日(2月12日/日)
《予選リーグ第6戦》
  1 2 3 4 5
女子TOP日本代表 3 2 4 0 1 10
オールスターズ 0 0 0 0 0 0
※大会規程により5回得点差コールド
バッテリー:○泉礼花(5回)−我妻悠香
〔三塁打〕原田のどか、清原奈侑
〔二塁打〕川畑瞳、長楓]未

 先攻の女子TOP日本代表は初回、1番・長楓]未が四球を選び、出塁。すかさず盗塁を成功させ、得点圏に走者を進めると、2番・川畑瞳が左中間を破る先制のタイムリーツーベース。まず1点を先制し、3番・市口侑果のライトフライで二塁走者がタッチアップ。三塁へ進塁し、4番・原田のどかのライト前へのタイムリーで三塁走者が還り、2点目。続く5番・江口未来子のレフトフライで一塁走者が判断良くタッチアップし、二塁へ進塁。このチャンスに6番・我妻悠香が右中間にタイムリーを放ち、二塁走者が一気にホームイン。この回3点を先制した。

 続く2回表には、9番・奥田茉優希、1番・長楓]未、2番・川畑瞳の3連続長短打で2点を追加し、3回表には、この回先頭の4番・原田のどかのレフト頭上を越えるスリーベースヒットを口火に、5番・江口未来子のタイムリー、相手守備の乱れ、9番・奥田茉優希の犠牲フライ等で一挙4点を追加。5回表にも、7番・清原奈侑のスリーベースヒットでチャンスをつかみ、相手守備の乱れに乗じて1点を追加。9安打10得点の猛攻でオールスターズを圧倒した。

 守っては、先発・泉礼花が大量援護にも守られ、毎回のように走者を背負いながらも、決定打を許さず、オールスターズ打線を完封。10−0の5回コールド勝ちを収めた。

《最終順位決定戦/決勝》
  1 2 3 4 5 6 7
オーストラリア(予選リーグ2位) 0 0 0 0 0 0 0 0
女子TOP日本代表(予選リーグ1位) 0 0 1 1 2 0 x 4
バッテリー:○濱村ゆかり(7回)−佐藤みなみ

 女子TOP日本代表の先発は濱村ゆかり。その立ち上がり、先頭打者に安打を許し、パスボール、四球で無死一・二塁とされたところで、宇津木麗華ヘッドコーチが「タイム」をとり、一呼吸おいて試合を落ち着かせると、後続を空振り三振、セカンドフライ、ショートフライに打ち取り、ピンチを脱した。

 両チーム無得点のまま、迎えた3回裏、女子TOP日本代表は、オーストラリアの先発・カーヤ・パーナビーを攻め、この回先頭の8番・我妻悠香がライト前ヒットを放ち、この打球の処理をもたつく間に二塁を陥れると、すかさず代走・舛田妃美呼を送り、9番・江口未来子が送りバント。一死三塁の先制のチャンスで1番・山田恵里を打席に迎えた。女子TOP日本代表の「キャプテン」であり、文字通り「チームリーダー」である「現役進化形レジェンド」山田恵里のオーラにビビったわけではないだろうが、ワイルドピッチで三塁走者が生還。労せずして先取点を挙げた。

 先手を取った女子TOP日本代表は4回裏にも、この回先頭の3番・渥美万奈がライト前ヒットで出塁し、4番・洲鎌夏子が手堅く送り、一死二塁。ここで5番・佐藤みなみがライト前にタイムリーを放ち、二塁走者・渥美万奈が華麗なスライディングでキャッチャーのタッチをかわし、ホームイン。2点目を挙げ、続く5回裏には、1番・山田恵里、3番・渥美万奈にタイムリーが飛び出し、決定的な2点を追加。有利に試合を進めた。

 守っては、先発・濱村ゆかりが初回の無死一・二塁、2回裏の一死三塁と序盤のピンチを無失点で切り抜けると、尻上がりに調子を上げ、被安打3・奪三振6の力投でオーストラリア打線を完封。4−0で快勝し、「無敗」で優勝を飾った。

予選リーグ戦績表
日本 オーストラリア ニュージーランド オールスターズ




女子TOP日本代表 ○1-0
○2-0
○8-1
○11-0
○8-0
○10-0
40 1 6 0 1
オーストラリア ●0-1
●0-2
○7-1
○6-1
○7-0
○1-0
21 5 4 2 2
ニュージーランド ●1-8
●0-11
●1-7
●1-6
●0-7
○1-0
4 39 1 5 4
オールスターズ ●0-8
●0-10
●0-7
●0-1
○7-0
●0-1
7 27 1 5 3
※3位・4位は大会規程により決定
(同率チームの直接対決での失点差で決定 オールスターズ1 ニュージーランド7)

最終順位決定戦組み合わせ・結果





平成28年度第2次海外強化合宿(オーストラリア)選手団名簿
選手
No. 守備 UN 氏名 支部 所属名
1 投手 11 泉 礼花 神奈川 日立
2 33 岡村 奈々 東京 日本体育大学
3 39 海部 栞菜 愛知 豊田自動織機
4 22 勝股 美咲 岐阜 多治見西高等学校
5 18 田内 愛絵里 愛知 トヨタ自動車
6 13 中野 花菜 群馬 ビックカメラ高崎
7 23 濱村 ゆかり 群馬 ビックカメラ高崎
8 捕手 25 我妻 悠香 群馬 ビックカメラ高崎
9 12 切石 結女 千葉 千葉経済大学附属高等学校
10 24 清原 奈侑 神奈川 日立
11 4 佐藤 みなみ 群馬 太陽誘電
12 内野手 7 奥田 茉優希 神奈川 日立
13 29 市口 侑果 群馬 ビックカメラ高崎
14 37 川畑  瞳 愛知 デンソー
15 21 洲鎌 夏子 愛知 豊田自動織機
16 2 渥美 万奈 愛知 トヨタ自動車
17 10 那須 千春 神奈川 日立
18 外野手  26 江口 未来子 愛知 デンソー
19 8 長普@望未 愛知 トヨタ自動車
20 35 原田 のどか 群馬 太陽誘電
21 28 舛田 妃美呼 愛知 豊田自動織機
22 1 山田 恵里 神奈川 日立

コーチングスタッフ
No. 役職 氏名 支部 所属名
1 チームリーダー 矢端 信介   (公財)日本ソフトボール協会
2 ヘッドコーチ 宇津木 麗華 群馬 ビックカメラ高崎
3 アシスタントコーチ ルーシー・カサレス 愛知 豊田自動織機
4 トレーナー 志村 昌彦 群馬 ビックカメラ高崎
5 トレーナー 村上 純一 愛知 デンソー
6 マネージャー 柳川 直子 群馬 ビックカメラ高崎

サポートスタッフ
No. 役職 氏名 支部 所属名
1 臨時コーチ メラニー・ローチ    
2 協力員 新田 哲也 徳島 徳島ISクラブ
3 用具 塚原 弘珠   ミズノ
4 総務 山内 亜美   (公財)日本ソフトボール協会