2013.4.14
 

 

 
日本女子リーグ開幕直前!


日本女子リーグ1部開幕を直前に控え、
「恒例」のメディア懇談会が開催された




懇談会冒頭、日本リーグのさらなる盛会を祈念し、
挨拶する日本トップリーグ機構・市原則之専務理事




日本トップリーグ機構・橋本聖子理事は、「昨年の
ソフトボールの世界選手権優勝がロンドン五輪の
日本選手団を勇気づけ、勢いづけてくれた」と挨拶




日本リーグの試合方式や現状を
説明する日ソ協・久保源治副会長




「スポーツに影の部分いらない」と健全な協会運営に
「強い意欲」と「決意」を滲ませる笹田嘉雄専務理事




各チームのキャプテンが、自社製品のPR を交えながら
今シーズンへ向けた意欲・抱負を語り、会場を沸かせた




来場者に「野球・ソフトボール」のオリンピック競技復帰へ
向け、フェイスブックを通じた協力・支援が呼びかけられた



 

また……「新たなシーズン」が幕を開ける!


メディア懇談会を開催

 

 去る4月10日(水)、日本トップリーグ連携機構に加盟している「日本女子ソフトボールリーグ機構」の主催で、東京・岸記念体育会館を会場に、メディア懇談会が開催された。

 日本トップリーグ連携機構からは、市原則之専務理事が駆けつけ、「このところスポーツの光と影、『影』の部分である体罰問題などがクローズアップされているが、スポーツの力という『光』の部分を忘れてほしくない。ロンドンオリンピック後には50万人もの人々がメダリストのパレードに駆けつけてくれた。ソフトボールも北京オリンピックのときには、金メダルを獲得し、大きな感動を国民に与えてくれた。そのソフトボールがオリンピックの舞台に帰ってきてくれることを期待しているし、是が非でも2020年オリンピック・パラリンピック東京招致を実現させ、その舞台でソフトボールが行われることを願っている。そのためにも、この日本リーグがより一層盛り上がり、成功を収められることを祈念している」と挨拶した。

 次に、日本トップリーグ機構の理事であり、参議院議員でもある橋本聖子氏が、「私はスピードスケート、自転車と個人競技でのオリンピック出場だったので、ボールゲーム、チームスポーツの皆さんの一体感やチームワークをいつも羨ましく見ていた記憶がある。昨年のロンドンオリンピックで、私は日本選手団の副団長を務めさせていただいたが、オリンピック直前に、ソフトボールが世界選手権で優勝したニュースが飛び込んできて、これで日本選手団に弾みがつく、勢いづくと、市原専務と喜び合ったことが昨日のことのように思い出されて……。実際、それがあったからこそ、史上最多の38個のメダル獲得につながったのだと今も感謝している」と、ソフトボールの世界選手権優勝が、ロンドンオリンピックの日本選手団にも大きな力と勇気を与えてくれたことに感謝の意を表し、「ソフトボールがオリンピック競技復帰を果たすことができるよう、私たちも力を尽くしていきたい」と結んだ。

 続いて、主催者を代表し、公益財団法人日本ソフトボール協会・久保源治副会長が挨拶に立ち、「第46回を迎える日本女子ソフトボールリーグは、4月20日(土)・21日(日)の両日、一昨年も開幕節を開催した愛知県名古屋市のナゴヤドームを会場に開幕を迎えることになる。その後、1部リーグ所属の12チームが10節30会場で2回戦総当たりのリーグ戦で実施されるレギュラーシーズンを戦い、11月9日(土)・10日(日)の両日、京都府京都市のわかさスタジアム京都で上位4チームによる決勝トーナメントを行い、最終順位を決定することになる」と日本女子リーグの試合方式を説明。「この女子リーグ1部は、昨年の第13回世界女子選手権で42年ぶりの優勝を勝ち獲ってくれた日本代表選手の『主戦場』であり、アメリカ、オーストラリア、カナダといった『世界の強豪国』の主力選手がプレーしている『世界最高峰』のリーグである。世界トップレベルの選手たちの力と技の競演を、試合会場に足を運び、その目で見て、肌で感じて、楽しんでいただきたい」と日本女子リーグの現状を伝え、「本日ご出席の各種メディアの皆さまには、ソフトボールという競技の魅力を余すところなく伝えてほしい」とさらなる協力を要請した。

 次に公益財団法人日本ソフトボール協会・笹田嘉雄専務理事が、「先ほど、市原専務理事からも話があった通り、このところスポーツの『光と影』の『影』の部分ばかりがクローズアップされている。私どもも、『公益財団法人』として、もう一度襟を正し、『影』の部分は捨て去り、『光』溢れる健全な協会運営をめざし、努力していきたい」と挨拶した。

 この後、高橋伸次リーグ委員長が「乾杯!」の音頭を取り、しばし歓談のひとときを持ち、その後、女子リーグ1部所属の12チームのキャプテンが、それぞれのチームを紹介する映像とともに、今シーズンへの意気込みを自社製品のPRを巧みに交えながら、語ると、会場は大いに盛り上がった。

 また、会場では、2020年夏季オリンピック実施競技復帰に向けて、国際野球連盟(IBAF)と国際ソフトボール連盟(ISF)の合併組織である、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)がフェイスブックアカウントを開設したことが改めてアピールされ、その詳細が記載されたチラシが配布された。

 2020年のオリンピック実施競技の残る1枠を選ぶ8つの候補の中に「野球・ソフトボール」が残っており、実施競技の正式な決定については、今年5月のIOC理事会、そして、9月のIOC総会を経て決定される運びとなっている。

 2020年オリンピック実施競技選考の評価において、非常に重要視されているものの一つに、「野球・ソフトボール」実施競技復帰への『想い』が直接反映される「ソーシャルメディア」での関心の高さが挙げられており、オリンピック実施競技復帰をめざす世界野球ソフトボール連盟(WBSC)もフェイスブックのアカウントを開設。一人でも多くの皆さんの『賛同』を求めている。

 オリンピック実施競技として復帰をめざす「野球・ソフトボール」の評価を高めるためには、一人でも多くの皆さんに、フェイスブック上で「いいね!」をクリックしてもらうことが欠かせない『条件』となっているだけに、選手・チーム関係者はもとより、より多くの方々に協力・支援を賜りたいと、懸命のPRが行われていた。

 既に、フェイスブックアカウントをお持ちの方は「世界野球ソフトボール連盟」フェイスブックアカウントの「いいね!」ボタンのクリックすることはもちろん、アカウントを有する友人・知人への働きかけを行ってもらうよう、呼びかけていた。

 アカウントをお持ちでない方は、新たにご自身のアカウントを開設していただくか、アカウントをお持ちの方へ呼びかけ、2020年のオリンピック実施競技復帰に向け、協力をお願いしたいと、残された時間の中で、一人でも多くの賛同者を集めようと、必死の働きかけが行われていた。

■世界野球ソフトボール連盟
フェイスブックキャンペーンURL/
http://www.facebook.com/PlayBall2020

 ※フェイスブック(Facebook)とは、世界で10億人以上のユーザーを持つ、世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)です。

 開幕節の対戦カード、試合時間等は次の通り。また、4月21日(日)の第3試合開始前には、フィギュアスケートの小塚崇彦選手(トヨタ自動車)が始球式を行う予定となっている。



【出場チーム】

トヨタ自動車
ルネサスエレクトロニクス高崎
豊田自動織機

デンソー

Honda

太陽誘電
日立
SGホールディングスグループ佐川急便
戸田中央総合病院
日立マクセル
シオノギ製薬
ペヤング

以上、女子1部12チーム

【試合会場】

愛知県名古屋市/ナゴヤドーム

愛知県名古屋市東区大幸南1−1−1

TEL 052−719−2121

名古屋市営地下鉄名城線・ゆとりーとライン「ナゴヤドーム前矢田駅」下車、徒歩5分
JR・名鉄瀬戸線「大曽根駅」下車、徒歩15分


【対戦カード】

・4月20日(土)

 

第1試合(11時30分試合開始)

ペヤングvsシオノギ製薬

第2試合(14時試合開始)

日立vsSGホールディングスグループ佐川急便

第3試合(16時30分試合開始)

デンソーvs豊田自動織機

 

 

・4月21日(日)

 

第1試合(10時30分試合開始)

戸田中央総合病院vs日立マクセル

第2試合(13時試合開始)

Hondavs太陽誘電

※フィギュアスケート・小塚崇彦選手(トヨタ自動車)が始球式を実施

第3試合(15時30分試合開始)

トヨタ自動車vsルネサスエレクトロニクス高崎