2016.2.11
 

 

「球春」の到来を告げる
全国審判員・記録員中央研修会を開催!




「球春」を告げる恒例の全国審判員・記録員中央研修会が開催された



研修会冒頭の開講式で挨拶する日ソ協・徳田脂長



主管協会を代表し、歓迎の言葉を述べる愛知県協会・野間保正副会長



まずは審判員・記録員全員でルール改正点を研修



審判の部の研修では、日ソ協選手強化本部会・有住隆委員が講演。
豊富な国際経験を基に、ジャッジの「国際基準」が確認・検証された



中央研修会の「改革案」を説明する日ソ協・井之上哲夫記録委員長



審判の部、2日目の研修は場所をグラウンドに移し、実技研修。



実技研修にも有住委員が参加。特に、不正投球の判定基準について、
実際に投球を行いながら、入念に「国際基準」の確認作業が行われた



スクリーン4面をフル活用し、記録の部の研修が進められた。
記録の研修は今年も実践的・実務的な研修に重点が置かれた



研修会最終日、記録の部の研修で講演する日ソ協・佐藤至貞理事
(全国高等学校体育連盟ソフトボール専門部長)



審判・記録の「合同研修」として、選手交代の通告について研修した
(司会進行を務めた遠藤正人記録副委員長/左、村島成幸審判副委員長/右)



研修生を代表し、謝辞を述べる岩手県協会・千葉敬徳審判委員長


平成27年度全国審判員・記録員中央研修会

 去る2月5日(金)〜7日(日)の3日間、愛知県刈谷市・刈谷市総合文化センター・双葉グラウンドを会場に、「球春」の訪れを告げる恒例の全国審判員・記録員中央研修会が開催された。

 この中央研修会には、全国各都道府県支部の審判委員長・記録委員長またはそれに準ずる「指導的役割」を担う140名余りが参加。2016年のルール改正点をはじめ、それに伴う審判員・記録員の実務的な変更点を中心に熱心な研修が行われた。

 全国有数のチーム登録数、審判員・記録員登録数を誇る愛知県において8年連続で実施された中央研修会。ここ刈谷市に実施会場が移されてからも5年目を迎えるとあって、豊富な経験を有する愛知県ソフトボール協会、刈谷市ソフトボール連盟のスタッフが一致団結して献身的にサポート。「かゆいところに手が届く」まさに「阿吽の呼吸」でスムーズに研修会を進行させ、より実り多き研修会にするための「大きな力」となり、「なくてはならない存在」として、「黒子」に徹しながらも、その「存在感」を際立たせていた。

・研修会初日(2月5日/金)

【開講式】

 研修会初日、豊田自動織機シャインズで催された開講式では、まず公益財団法人日本ソフトボール協会・徳田脂長が挨拶に立ち、「審判員の皆さんには、観ていて楽しい、試合が楽しくなるようなジャッジをお願いしたい。もちろん、その根本には正確で公正なジャッジがなければならないが、ソフトボールをより楽しく、面白く、観戦できるような方策を審判員としても工夫し、考えていってもらいたい。記録員の皆さんには、今年8月に正式決定する2020年東京オリンピックの正式種目入りを見据え、より正確で迅速な公式記録の提供に努めてほしい。2016年のシーズンには、国内でも2つの大きな国際大会の開催が決まっており、2018年には千葉で世界女子選手権大会を招致することも決まっている。2020年東京オリンピックへ向け、国際的なビックイベントが数々開催されることを考えると、審判員も記録員も、よりインターナショナルでグローバルに活躍できる人材の発掘・育成が急務であり、そのための取り組みを推し進めてほしい」と、国内における伝達に留まらず、視野を「世界」へと広げ、世界に羽ばたく委員会となってほしいと参加者を激励した。
 続いて、地元・愛知県ソフトボール協会・野間保正副会長が主管協会を代表して挨拶。「愛知県協会、刈谷市連盟の総力を挙げて、この研修会がより実り多きものとなるよう最大限のサポートをしていきたいと思っている。至らないところもあるかもしれないが、この研修会がよりスムーズに、滞りなく進行できるよう、微力ながら全力を尽くしたい」と、協会挙げての全面的なバックアップを約束。3日間にわたる研修会がスタートした。

【審判・記録合同研修】

 開講式終了後、そのまま豊田自動織機シャインズにおいて、審判員・記録員が合同研修。審判委員会・阿久津静副委員長が司会・進行役を務め、「2016ルール改正点」について研修。研修会場に用意された巨大なスクリーンにルール改正点がページ順に映し出され、一項目ずつ順を追って丁寧に確認。改正された「テンポラリーランナー」の項目では、いくつかの具体的な事例を挙げながら、全員で確認作業を行った。

 続いて、場所を「刈谷市総合文化センター・アイリス」に場所を移し、審判の部、記録の部、分かれての研修に入った。

【審判の部】

 審判委員会では、佐藤重孝審判委員長が、平成27年度の大会を振り返り、「昨シーズン、皆さんの努力により、日本女子リーグ1部総試合数130試合の平均試合時間が1時間53分に短縮された。今シーズンは、女子リーグ1部では、『20秒計』導入して試合が行われることになり、さらなる『試合のスピードアップ』を図っていくことになる」と、審判員のゲームコントロールに一定の成果が得られたことが報告された。また、各種大会でトラブルとなった具体的な事例にも触れ、「やはりそれぞれがやるべきことを当たり前にやることが大切。球審には球審の役割と果たすべき責務があり、塁審にはそれぞれの塁審の役割・果たすべき責務がある。それを全員がしっかりと認識し、それぞれの役割に徹して責務を遂行すれば、トラブルになることもないはずである。結局、その果たすべき役割が果たされていなかったり、立場を越えて何かをやろうとしたときにトラブルは発生する。もう一度、それぞれがそれぞれの果たすべき役割・責務を再確認し、それを徹底すること。それこそがトラブルを防ぐ唯一にして最大の解決策である」と、より正確で公正なジャッジを下すために、何が大切であり、何を最優先に考えるべきかが確認された。その上で、「今回の研修会にしてもそうだが、この研修会を催すために、多くの人がそれに携わり、支えてくださっている。その感謝の気持ちを忘れてはならない」と、常に感謝の気持ちを忘れず、謙虚に姿勢で、敬意を持って大会に臨むよう、審判員としての「基本姿勢」が示され、ルールの正しい適用、審判員のゲームコントロールの重要性が改めて強調された。
 最後に、今回の研修会では、選手強化本部、記録委員会と「合同研修」も予定されていることが説明され、話を締めくくった。

 続いて、吉里弘副委員長を中心に「競技者必携の改訂・修正点」を確認。2015年度と2016年度の改訂・修正点がひと目でわかる一覧表が用意され、その一覧表に従って、一項目ずつ入念な確認作業が行われた。

 次に、村島成幸副委員長を中心に、「審判実務について」に確認され、研修会2日目に予定されている実技研修について、その要点や進め方が説明され、確認された。

 研修会初日、最後の研修は、昨夏の「第11回世界女子ジュニア選手権大会」でヘッドコーチを務めた有住隆氏(公益財団法人日本ソフトボール協会・選手強化本部会女子ジュニア強化委員)を講師に招いての講演。ここでは、特に国際大会におけるストライクゾーンの差異やイリーガルピッチの判定基準について言及。大会中、日本の投手たちが警告を含め何度も「イリーガルピッチ」と判定されたことが報告され、その詳細を説明。翌日の実技研修でその内容を再確認することになった。

【記録の部】

 記録委員会では、井之上哲夫委員長が挨拶に立ち、この中央研修会の改革案を報告。今後、この中央研修会は2年に1度の開催とし(役員改選年の2月上旬に2泊3日で開催)、中央研修会を実施しない年度については、同時期に1泊2日で審判・記録両委員会の「合同会議」を行うこと等が説明された。
 ただし、地区伝達講習会の開催は従来通りとし、中央研修会での伝達内容を2年間かけて周知徹底を図っていくことが併せて説明され、ルール改正についても、大幅改正は中央研修会開催年度に行うものとし、中間年は両委員会で確認できる小幅改正のみとすること等も説明された。
 この改革案は、審判委員会との合同提案で、すでに理事会の承認を得ており、来年度から実行に移される予定である。

 挨拶に続き、井之上哲夫委員長が競技者必携の改訂について説明。本年度は大きな改訂はないことが説明された。

 続いて、山田隆夫、遠藤正人両副委員長による「本年度の反省と統一事項の確認」が行われ、日本リーグ、各種全日本大会に派遣された記録委員、派遣記録員の報告をもとに、各種大会における反省点が洗い出され、記録委員会としての「統一事項」が再確認された。
 ここでは、各種大会に必要になる環境の整備を主管協会が責任を持って行うことと、記録員として、行うべき最優先事項は「グラウンドを見る」ことであり、そこに「すべての答え」があることが改めて強調された。記録業務に必要な機器が十分に整備されていなければ、迅速に正確な公式記録を提供することは物理的に不可能である。
 また、当たり前のことだが、グラウンドでのプレーを見ていなければ、絶対に「正確な記帳」はできないし、公式記録としての信頼性は損なわれてしまう。「記録員に求められていることは何か」「そのために何が必要なのか」それを全員で再確認し、来るべきシーズンに備えた。

 次に、佐藤正典委員を中心に「事例研修」。全国の大会で実際に起こった事例を検証し、どのように記帳すればよいか、その模範解答が示された。
 これも記録員の「バイブル」である「スコアリングマニュアル」が発刊されるようになってからは、統一見解が示され、記帳方法も統一されたことによって、全国から寄せられる事例の数は年々少なくなっている。
 これは「スコアリングマニュアル」の定着・浸透を示す、何よりの「証」である一方、一部では改訂された「スコアリングマニュアル第3版」の内容が十分に研修されていない地域も見られ、より一層の研鑽と周知徹底が必要であることもクローズアップされる結果となった。
 最後は、芦澤忠、関根睦両委員による「スコアカードの点検と集計の留意点」の研修。この中央研修会への参加者は、各都道府県支部の記録委員長、もしくはそれに準ずる立場にあり、それは同時に、スコアカードの「点検」「集計」を行う立場にあるということでもある。
 そこを意識し、スコアカードの点検、集計において、間違えやすい点、見落としやすい点等が具体的な事例とともに示され、より正確な点検作業・集計作業が行えるよう、そのコツや留意点が示され、初日の研修を締めくくった。

・研修会2日目(2月6日/土)

【審判の部】

 研修会2日目、審判の部の研修は、場所を「双葉グラウンド」に移しての実技研修となった。
 まず、鈴木利一委員が陣頭指揮に立ち、全員でウォーミングアップ。BGMに合わせ、ダンスを踊るように軽快なステップを踏み、身体を動かした。この中には、審判員に必要な「基本動作」も盛り込まれ、音楽に乗って楽しく身体を動かしながら、基本動作まで確認できてしまう「一石二鳥」「一石三鳥」のウォーミングアップが紹介され、実践された。

 続いて、高橋聖委員を中心に「基本動作の確認」。それぞれの動作のポイント、「なぜそうしなければならないのか」といった留意点や根拠が示され、その解説に耳を傾けながら、「ストライク」「ボール」「アウト」「セーフ」の大きな声がグラウンド中に響き渡った。

 次に、各グループに分かれて、「投球判定」の研修。今年も、地元・愛知県に所属する男女日本リーグの豊田自動織機、デンソーのバッテリー、県下の高校女子チームのバッテリー、10組の協力を得て、実際に投球を行いながら、「ストライクゾーン」を入念に確認。ここでも一球一球、「ストライク」「ボール」のコールとゼスチュアを繰り返し、「ストライクゾーン」ギリギリのコースは、投球を行ったピッチャーやそれを受けたキャッチャーの感覚、意見も参考にしながら、「ストライクゾーン」の上限・下限、内・外角の限界を見極めるべく研修が繰り返された。「より正確な判定を行うために」「全国47都道府県どこへいっても統一された「ストライゾーン」のもとで試合が行えるように」と、本番さながらの真剣さで研修に取組む姿が見られた。

 午前中、最後の研修は、「不正投球の判定基準」についての研修。研修会初日、講演を行った有住隆氏を交え、「第11回世界女子ジュニア選手権大会」で「イリーガルピッチ」を宣告された実例を紹介。モデルとなる投手に、その投球動作を再現してもらい、それが「イリーガルピッチ」なのか、それとも「正しい投球動作」の許容範囲に当たるのか、一つひとつ全員で検証。審判員の判定における「グローバルスタンダード」の確立をめざし、日本の選手たちが「世界の舞台」に飛び出していったとき、その判定の差異に戸惑うことがないよう、「国際基準」に照らした確認作業が行われた。

 昼食を挟み、午後はローテーションの研修。ここでは、愛知県下の高校女子6チームが協力。実際の試合を想定し、改訂された「競技者必携」のローテーションを中心に研修が進められた。
 ここでは、実際にそのローテーションを確認する中で、改訂された内容通りに行おうとすると、それぞれの動きに齟齬が生じてしまい、再修正を行うという一幕もあった(競技者必携P116/9.審判員の位置及び動き(4人制)(7)走者二・三塁の場合(下段)打球がライト方向へ飛んだ場合の修正内容はこちら)。

【記録の部】

 記録の部、2日目の研修は、伊藤高行、本部享両委員を中心に、「映像によるスコアカードの記帳」の研修でスタート。この研修は、実際の試合の映像を見ながら記帳を行う研修で、午前中いっぱいをかけ、その研修が行われた。

 昼食を挟み、下村征二副委員長、吉田ケイ子、川田稔之両委員による「スコアカードの記帳・点検と解説」が行われ、実際に自分が記帳したスコアカードを基に、「正解」となる正しく記帳されたスコアカードと照らし合わせながら、記帳の誤りや漏れが起こりやすい点、点検の際に見落としてしまいがちな点について解説され、それを防ぐにはどうしたらよいかが研修された。

 次に、本間恵美子、堀義光両委員による「戦評の点検・校正」の研修が行われ、戦評の一例が示され、その誤りを正し、文章をよりわかりやすく、読みやすいものに校正するという研修が行われた。

 最後に、遠藤正人副委員長、常岡昇委員による「打球判定」の研修が行われ、25例におよぶ映像が示され、それをどのように判定・記帳するか、その判定の「根拠」が示され、記録員個々による「グレーゾーン」をより少なくし、できる限り、全国どこへいっても同じような判定が示されるよう、その「溝」を埋める作業が繰り返され、2日目の研修を締めくくった。

・研修会最終日(2月7日/日)

【審判の部】

 最終日の研修は、ルール改正点の確認、「競技者必携」の改訂・修正点の確認、地区伝達講習における徹底事項が確認された。
 ここでは、前日の実技研修で再修正された「競技者必携」の改訂に伴うローテーションの変更内容を改めて全員で確認。変更に至る経緯や趣旨が丁寧に説明され、この後、各地区・各都道府県等行われる伝達で周知徹底を図っていくことが確認された。
 最後に、佐藤重孝委員長がこの研修会を総括し、不正投球(イリーガルピッチ)について、選手強化本部会との連携・協働で実現した有住隆氏の1日目の講演、2日目の実技指導の要点で「不正投球の判定基準」を全員で確認したことを受け、「選手・指導者のためにも適正にルールの適用をする」ことを確認。さらに来年度から審判員、記録員中央研修会が隔年開催に変更なることも確認された。

【記録の部】

 記録の部、最終日の研修は、公益財団法人日本ソフトボール協会の理事であり、公益財団法人全国高等学校体育連盟ソフトボール専門部長でもある佐藤至貞氏が講演。インターハイの大会運営にまつわるエピソードやその運営に関わる苦心談等が語られ、「大会の運営がスムーズにいっているかどうかを見るには、記録業務が円滑に進んでいるかどうかを見るとよくわかる。大会の取材に訪れる報道陣への対応や速報の発行等、何の心配もないときは大会が順調に進んでいる証拠である。逆に、速報がいつまでたっても出てこない、報道陣からクレームが入る……となると、大会運営のあちこちに支障が出てしまっているケースが多い。私自身、インターハイを目標とし、その出場をめざす立場だったのが、いつしか大会を運営する側へと回り、今はネット裏で大会を見守ることが多くなっているが、記録員の皆さんの心配りにはいつも感心させられる。ベンチで監督が動き出すと、隣に座っている放送員の袖口を引っ張り、『選手交代だよ』と一声かけ、副審と連携を図って選手交代を瞬時に確認し、スムーズに選手交代を行っていく。こんな一連の流れるような作業を見ると『これをインターハイだけで終わらせてしまうのはもったいない』といつも思う。もっともっと記録員の皆さんの持っている力を発揮してもらう場を、活用できるような方策を、見出せないものかを協会組織全体で考えていくべきではないか」と、最大限の賛辞を贈った。

【審判・記録合同研修】

 審判・記録合同研修は、村島成幸審判副委員長、遠藤正人記録副委員長を中心に、「選手交代の通告」についての研修が行われた。
 これは、選手交代が行われたとき、チームから審判員への通告、審判員から記録員への伝達、記録員から放送への伝達等がスムーズに行われず、試合の流れを止めてしまうようなケースもあることから、選手交代の通告が行われた際の伝達の方法を「ルール化」し、「統一」することで円滑な試合運営に役立てようというものである。
 これについては、記録委員会が、すでに「スコアリングマニュアル」の中で、選手交代ボードを使用しての通告例を作成・掲載していることもあり、それをベースとして、記録委員会から選手交代に関する伝達のパターン、ルールが示され、今後、それを実際の試合の中で審判員が運用し、活用していくという方向で共通理解を深め、実践していくことが確認された。

【閉講式】

 閉講式では、まず主催者を代表し、公益財団法人日本ソフトボール協会・笹田嘉雄副会長が、主管協会である愛知県協会、刈谷市連盟に謝辞を述べ、「時代の求めによってソフトボールも変わり、組織も変わっていく。2020年東京オリンピックでの『復活』が現実味を帯びてきているが、『その先』が約束されているわけではない。ソフトボールという競技をより魅力あるものとしていくためにも、審判員・記録員の皆さんの力は欠くことのできないものであり、変わりゆく時代に取り残されることなく、変化を恐れず、常に新たなことにチャレンジし、ソフトボールを支えていってほしい」と参加者を激励。

 続いて、愛知県協会・野間保正副会長、刈谷市連盟・艸田聰会長が挨拶し、「この中央研修会が隔年開催となると聞いているが、やり方次第では毎年開催することも可能ではないか。もちろん従前のまま、従前の規模で開催することはできなくても、実施方法の見直しや実施内容を吟味し、取捨選択することで、今まで見えなかったものが見えてくる場合もある。『モノづくりの街』刈谷でこの研修会が行われていたのも何かの縁。ここ刈谷にはそういった創意工夫や他とは違ったモノの見方、考え方が溢れている。変化することも大切だが、変わらずに残していくものがあってもいいはず。真の意味での『改革』とは何かを常に問い続けてほしい」と、中央研修会の今後に「エール」を送った。

 最後に、研修生を代表し、平成28年度の国体開催地となる岩手県協会・千葉敬徳審判委員長が謝辞を述べ、3日間にわたる研修会の全日程を終了した。