2017.3.30
 

 

WBSC(世界野球ソフトボール連盟)
国際審判員認定講習会を実施!




WBSC(世界野球ソフトボール連盟)国際審判員認定講習会を開催



この認定講習会のため、WBSC・ソフトボールディビジョン
ボブ・スタントン審判長が来日。講師・認定委員を務めた



認定講習会前半はルールの講習とペーパーテストが実施された



認定講習会後半は、審判実技が「実戦」の中でチェックされた



この中から「オリンピック審判員」が誕生するか!?



WBSC(世界野球ソフトボール連盟)
国際審判員認定講習会

 去る3月22日(水)〜28日(火)、静岡県伊豆市・天城ドームで「WBSC国際審判員認定講習会」が開催された。

 この認定講習会には、各都道府県支部協会の推薦を受けた19名が参加。「国際審判員」の資格取得をめざし、厳しい選考に臨んだ。

 この認定講習会のために、WBSC・ソフトボールディビジョンの審判長であるボブ・スタントン氏が来日。SCA(アジアソフトボール連盟)の審判長であり、公益財団法人日本ソフトボール協会審判委員会・国際担当である後藤春日氏とともに、認定講習会の講師・認定委員を務めた。

 認定講習会は、前半(22日/水〜24日/金)にルールの講習が行われ、ボブ・スタントン審判長が講師を務め、国際ルールに基づくルールの適用を再確認。また、後藤春日氏がJSA(公益財団法人日本ソフトボール協会)と国際ルールの差異について詳細な解説と補足説明を行い、プレーイングルールについての研鑽を深めた。
 また、「ストライク」「ボール」「アウト」「セーフ」等の発声や基本動作、4人制審判のローテーションや投球判定についての再確認と27m走といった個々の技能のチェックが行われ、24日にはルールに関するペーパーテストが実施された。

 翌25日(土)からは、実戦形式での選考に入り、高校男子の試合を実際にジャッジ。4人一組になり、球審・一塁塁審・二塁塁審・三塁塁審とそれぞれの役割を入れ替えながら、「実戦」を行った。

 選考は、ペーパーテストと実戦における審判実技の総合判定で合否が決定され、見事、「国際審判員」の資格を取得できれば、2018年に千葉で開催が予定されている「第16回世界女子選手権大会」、2020年に開催される「東京オリンピック」への道が拓かれる可能性もある。

 今回、この認定講習会に臨んだ審判員の中から、「世界の舞台」に立ち、オリンピック審判員という「栄誉」と「夢」をつかむ者が出てくれることを期待したい。