第41回 日本女子ソフトボール1部リーグ第6節     (2008.9.8)


ルネサス高崎が開幕13連勝! 連勝街道を突っ走る

日立ソフトウェアも今節2連勝、星一つの差で追いかける

デンソーは今節1勝1敗、後半戦も上位を維持できるか

豊田自動織機は今シーズン5敗目…… もう負けられない

昨年準優勝のレオパレス21が、巻き返しを図る

今節痛い連敗を喫したトヨタ自動車、上位争いから後退……

日立マクセルは第6節で待望の初勝利

後半戦スタート
ルネサス高崎が開幕13連勝を飾る!

 第41回日本女子ソフトボール1部リーグ第6節が、9月6日(土)・7日(日)の2日間、愛知県安城市・福井県福井市・北海道石狩市において開催された。
 会場には、先月8月に開催された北京オリンピックでの、日本代表の“悲願の金メダル獲得”の影響もあり、連日3000人を超す満員の観客が詰めかけ、盛り上がりは最高潮。第5節終了時点で、開幕から破竹の11連勝を続けていたルネサス高崎が、今節も「世界一の投手」・上野由岐子の力投で2連勝。無傷の“開幕13連勝”を飾り、単独首位の座を守った。
 前節まで、11勝0敗と首位をひた走るルネサス高崎は、北海道石狩市で開催された北海道大会に登場。初日のシオノギ製薬戦に、三科真澄の本塁打などで4−0の勝利を飾ると、2日目には、王者・豊田自動織機と対戦。4回表に集中打で一挙5点を奪う猛攻を見せ、守っては、エース・上野由岐子が北京でつかんだ自信溢れるピッチングで、その貫禄を見せつけ、今節も2連勝。開幕からの連勝を「13」に伸ばした。
 首位のルネサス高崎をわずか星一つの差で追いかける日立ソフトウェアは、愛知県安城市で開催された安城大会に登場。初日のデンソー戦に杉山真里奈の本塁打、先発・藤原麻起子の好投で2−0の完封勝利を収め、2日目の佐川急便戦では序盤から持前の強力打線が爆発し、7−2の圧勝。前半戦での勢いそのままに、今節2連勝を飾り、通算12敗1敗と星を伸ばした。前節まで3位につけていたデンソーは、今節を星を一つ落としたものの、10勝3敗で3位の座を維持。今シーズン、好調なスタートを切り、後半戦も上位に絡みたいトヨタ自動車は、今節連敗を喫し、痛い6敗目。上位争いから一歩後退した。
 福井県福井市で開催された福井大会には、今シーズンスタートで出遅れたものの、徐々に調子を上げてきた昨年準優勝のレオパレス21が登場。初日の日立マクセル戦に、北京オリンピック日本代表の藤本索子の2本の三塁打など、試合序盤からたたみかけ、12−1と二桁得点を奪う快勝。2日目の太陽誘電戦でも、試合中盤までは互いに譲らぬ投手戦となったが、終盤ついに太陽誘電・坂井寛子を攻略。6−1で今節2連勝を飾り、通算成績を8勝5敗とし、豊田自動織機と並んで同率4位まで順位を上げてきた。また、前節まで0勝11敗と今シーズン未だ勝ち星のなかった日立マクセルは、今節Honda戦に4−3で勝利し、待望の初勝利。1部リーグ残留を賭けた争いにも今後注目が集まる。
 北京オリンピックでの“金メダル獲得”の影響で、今や日本中の注目を集める日本女子ソフトボール1部リーグ。第7節以降も各会場に、多くのソフトボールファンが詰めかけることだろう。「世界一の投手」・上野由岐子を擁し、“連勝街道”を突き進むルネサス高崎に土をつけるのは果たしてどのチームか。リーグもいよいよ後半戦、決勝トーナメント進出を賭けた各チームの熾烈な戦い、また、1部リーグ残留を賭けたサバイバルなど、今後もグラウンドを駆け巡る選手たちの熱い戦いから目が離せない!
 第6節全チームの成績は下記の通りで、第7節は9月13日(土)・14日(日)の2日間、宮崎県宮崎市・岡山県岡山市・京都府京都市において開催される。



1位  ルネサス高崎 13勝0敗
2位 日立ソフトウェア 12勝1敗
3位 デンソー 10勝3敗
4位 豊田自動織機 8勝5敗
レオパレス21 8勝5敗
6位 トヨタ自動車 7勝6敗
7位 太陽誘電 6勝7敗
8位 佐川急便 5勝8敗
9位 シオノギ製薬 3勝10敗
戸田中央総合病院 3勝10敗
11位 Honda 2勝11敗
12位 日立マクセル 1勝12敗