平成20年度 日本女子ソフトボールリーグ個人表彰式を開催     (2008.12.3)


平成20年度日本女子リーグ個人表彰式を開催

今シーズンの個人表彰選手たちが一堂に会した

会場には多くの関係者が詰めかけ、選手たちを祝福

女子1部リーグからそれぞれ表彰が行われた

女子2部リーグも各部門で
トップに輝いた選手が表彰された

表彰式終了後には、リーグ関係者と選手たちの
親睦を深める懇親会も開催

今シーズン3年ぶりの王座奪還を果たした
ルネサス高崎・宇津木麗華監督が喜びを語る

「共に力を合わせ、日本リーグを
盛り上げていきましょう!」
と呼びかけた、ルネサス高崎・上野由岐子投手

 平成20年度日本女子ソフトボールリーグ個人表彰式が、12月2日(火)、大阪市北区のラマダホテル大阪を会場に開催された。
 表彰式には、日本女子ソフトボール1部リーグ、2部リーグの個人表彰選手が出席。今シーズンの最高殊勲選手賞からベストナイン、新人賞まで、それぞれの部門でトップに輝いた選手たちが盛大に表彰された。
 女子1部リーグでは、今年8月に開催された北京オリンピックでの、女子日本代表悲願の金メダル獲得の立役者となったルネサス高崎・上野由岐子投手が、最高殊勲選手賞・最優秀投手賞・最多勝利投手賞・ベストナインといった4部門での個人賞を総ナメ。11月に行われた女子1部リーグ決勝トーナメントファイナルでも、豊田自動織機を相手にノーヒット・ノーランを達成するなど、今シーズンは、まさに名実共に「世界一」となったことを証明する活躍ぶりであった。
 また、2部リーグでは、今シーズン最終節までもつれ込んだ激戦を制し、4年ぶりの1部リーグ昇格を決めた伊予銀行のエース・坂田那己子投手が最高殊勲選手賞を獲得。その他、女子1部リーグ・2部リーグの個人表彰選手らが、それぞれ多くの関係者の前で表彰され、贈られた記念トロフィーを手に喜びを噛みしめていた。
 表彰式修了後には、日本女子ソフトボールリーグ関係者、各チームの代表者、監督、キャプテンらが一堂に会した懇親会も開催。今シーズンを戦い抜いた選手同士、チームという「枠」を越えて互いに日頃の労をねぎらい、会場のあちこちで歓談の輪が広がっていた。
 4月の開幕に始まり、今シーズンは北京オリンピックでの女子日本代表の金メダル獲得の影響もあり、2部リーグも含め、かつてないほどの盛り上がりを見せた日本女子ソフトボールリーグ。全国各地で開催された試合には、大勢のソフトボールファンが詰めかけ、時には長蛇の列を作り、会場へと足を運んだ。まさに今年は、日本ソフトボール転機の1年。これをきっかけに、今後はより多くの人々にソフトボールの「真の魅力」を伝え、さらなる“飛躍”をはかっていかなければならない。
 来シーズンも見る人の心を動かす熱いドラマを……! ソフトボールを愛するトッププレイヤーたちの力を結集し、この日本女子ソフトボールリーグを、「夢」と「希望」が溢れる世界最強のリーグへと発展させていってもらいたいものである。
 平成20年度日本女子ソフトボールリーグ1部リーグ、2部リーグの個人表彰選手は下記の通り。

●女子1部●
【最高殊勲選手賞】    
 上野由岐子(ルネサス高崎) 防御率0.54 18勝2敗  
【最優秀投手賞】    
 上野由岐子(ルネサス高崎) 防御率0.54  
【最多勝利投手賞】    
 上野由岐子(ルネサス高崎) 18勝2敗  
【首位打者賞】    
 山田恵里(日立ソフトウェア) 打撃率0.459  
【本塁打王】    
 三科真澄(ルネサス高崎) 5本  
 中村歩(佐川急便)  
 ガーランド・クーパー(トヨタ自動車)  
【打点王】    
 山本優(ルネサス高崎) 16打点  
 馬渕智子(日立ソフトウェア)  
 ガーランド・クーパー(トヨタ自動車)  
【ベストナイン】
〈投手〉 上野由岐子(ルネサス高崎) 防御率0.54
〈捕手〉 ナタリー・ティッカム(レオパレス21) 打撃率0.411
〈一塁手〉 井上絵里奈(レオパレス21) 打撃率0.310
〈二塁手〉 溝江香澄(日立ソフトウェア) 打撃率0.373
〈三塁手〉 廣瀬芽(太陽誘電) 打撃率0.364
〈遊撃手〉 三科真澄(ルネサス高崎) 打撃率0.375
〈外野手〉 山田恵里(日立ソフトウェア) 打撃率0.459
  河野美里(レオパレス21) 打撃率0.433
  馬渕智子(日立ソフトウェア) 打撃率0.415
〈指名選手〉 峰幸代(ルネサス高崎) 打撃率0.413
【新人賞】
〈投手〉 山根佐由里(レオパレス21) 防御率1.26 5勝3敗
〈野手〉 内田千恵美(戸田中央総合病院) 打撃率0.250

●女子2部●
【最高殊勲選手賞】    
 坂田那己子(伊予銀行) 防御率1.31 6勝1敗  
【最優秀投手賞】    
 鈴木麻美(靜甲) 防御率0.42  
【最多勝利投手賞】    
 小橋葵(大鵬薬品) 11勝4敗  
【首位打者賞】    
 中山麻衣(島根三洋電機) 打撃率0.472  
【本塁打王】    
 古賀香須美(東芝北九州) 4本  
【打点王】    
 滝真由美(靜甲) 20打点  
 田代香菜(松下電工 津)  
【優秀選手賞】    
〈投手〉 鈴木麻美(靜甲) 防御率0.42
〈捕手〉 福本まどか(日本精工) 打撃率0.423
〈一塁手〉 中山麻衣(島根三洋電機) 打撃率0.472
〈二塁手〉 森田まゆ(大鵬薬品) 打撃率0.457
〈三塁手〉 大矢留美(靜甲) 打撃率0.404
〈遊撃手〉 辻本明香(大鵬薬品) 打撃率0.442
〈外野手〉 古賀香須美(東芝北九州) 打撃率0.453
  滝真由美(靜甲) 打撃率0.408
  重松文(伊予銀行) 打撃率0.404
〈指名選手〉 古瀬由梨亜(島根三洋電機) 打撃率0.429