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2部リーグも最終節を迎え、
その戦いもヒートアップ!
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唯一、自力での逆転優勝の可能性を
残していた日立マクセルだったが…
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靜甲も懸命に大鵬薬品を追走したが
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大鵬薬品は最終日を待たずに
自力で優勝を決め、1部昇格
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最終日、最終戦もコールド勝ちした大鵬薬品。
試合終了後、愛甲監督の身体が宙を舞った!
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最終戦に勝利し、2位の座を確保した靜甲
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最後まで2位の可能性を残していた
島根三洋電機。惜しくも3位……
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今シーズン限りで日本リーグでの活動の
休止を発表したパナソニック電工 津。
各チームの主将から花束が贈呈された
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また一つ……長い歴史の幕が閉じた
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来シーズンも今シーズン以上の熱戦を期待!
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大鵬薬品が優勝! 1部昇格が決定!!
靜甲が2位で入替戦へ
第42回日本女子2部リーグ最終節(第5節)が、10月16日(金)〜18日(日)の3日間にわたり、三重県熊野市・山崎運動公園健康運動広場A・B、くまのスタジアム、熊野市総合グラウンドの4会場で開催された。
前節まで、11勝1敗で首位を走る大鵬薬品。これを11勝2敗で追う日立マクセル、靜甲。さらに10勝3敗で続く島根三洋電機。2部リーグ優勝、1部昇格と1部リーグとの入替戦の出場権がかかる2位の座を巡り、最後まで激しい戦いを繰り広げた。
大会初日、まず熊野市総合グラウンドの第1試合で靜甲がYKKと対戦。2回裏に7番・植松尚子のタイムリーで1点を先制すると、5回裏には9番・尾形栄里、1番・中村夏美、2番・白井加奈絵、3番・鈴木優子の4連続長短打で2点を追加。このリードを先発・河部祐里が終盤2点を失いながらも1点差で逃げ切り、3−2の辛勝。通算成績を12勝2敗とした。
続いて、山崎運動公園健康運動広場Bの第2試合で大鵬薬品がカネボウ化粧品小田原と対戦。初回から打線が爆発し、3番・山崎由利のスリーランを含む6本の長短打を集中。一挙6点を奪い、早々と勝負を決め、4回表、5回表にも3点ずつを追加。5本の長打を含む12安打で12点を奪い、5回コールド勝ち。1敗を守り、首位の座を堅持した。
一方、くまのスタジアムの第2試合では、11勝2敗の日立マクセルと10勝3敗の島根三洋電機が激突。日立マクセル・森川憲子、島根三洋電機・古瀬由梨亜両投手が好投。息詰まる投手戦を展開し、両チーム無得点のまま、延長タイブレーカーに突入した。日立マクセルは8回表、タイブレーカーの走者がショートゴロで飛び出し、タッチアウト。無得点に終わると、島根三洋電機はタイブレーカーの走者を手堅く犠打で送り、一死三塁。9番・黒木千晶が四球で歩いた後、1番・久保真理奈がセンター前へサヨナラヒット。島根三洋電機が劇的なサヨナラで上位争いに踏みとどまり、敗れた日立マクセルのわずかに残っていた自力での逆転優勝の可能性が消滅した。
大会2日目、山崎運動公園健康運動広場Aの第1試合で島根三洋電機が日本ウェルネススポーツ専門学校に12−1の5回コールド勝ち。4本の長打を含む12安打と打ちまくり、一方的な試合展開で大勝し、通算成績を12勝3敗とした。
この日ダブルヘッダーとなる大鵬薬品は、山崎運動公園健康運動広場Bの第1試合でまずTOETECKと対戦。大鵬や品は3回裏、3番・山崎由利のスリーランで先制すると、4回裏には4番・辻本明香のタイムリーツーベースで1点を加え、6回裏には2番・中山亜希子、3番・山崎由利、4番・辻本明香の3連続長短打で2点を追加。7−0の6回コールドで圧勝し、通算成績を13勝1敗とし、優勝へのマジックを「1」とした。
山崎運動公園健康運動広場Aの第2試合では、大鵬薬品を懸命に追走する靜甲が湘南ベルマーレと対戦。初回に3番・鈴木優子のスリーランで先制すると、あとは一方的な展開。4回表には4番・萩藤寛子にもスリーランが飛び出し、7−0の5回コールド勝ち。負ければ大鵬薬品の優勝が決まる大事なこの一戦に快勝し、大鵬薬品の優勝に「待った」をかけた。
くまのスタジアムの第2試合では、日立マクセルが後半調子を上げてきていた東芝北九州に3−1で敗れ、逆転優勝どころか、2位の可能性も消滅。この時点で1部リーグとの入替戦の出場権をかけた「2位争い」は靜甲と島根三洋電機の2チームに絞られた。
優勝へのマジックを「1」として、山崎運動公園健康運動広場Aの第3試合に登場した大鵬薬品はパナソニック電工 津と対戦。「優勝」「1部昇格」へのプレッシャーからか2回裏に、ここまでチームのすべての勝ち星を挙げてきた「鉄腕」鈴木碧が5番・本田美穂にまさかのソロホームランを浴び、1点を先制される予想外の展開となった。しかし、自力優勝に執念を燃やす大鵬は4回表、8番・増井知美、1番・田中祐視のタイムリーツーベースなどで2点を挙げ、逆転。5回表には、4番・辻本明香のツーベース、6番・佐藤光紗のスリーベースなどで3点を追加。6回表にも5安打を集中し、2点を加え、勝利を決定づけると、今シーズン獅子奮迅の活躍を見せてきたエース・鈴木碧が、5安打・2失点の完投。7−2で快勝し、最終日を待たずに「2部リーグ優勝」と「1部昇格」を決めた。
大会最終日、熊野市総合グラウンドの第1試合で島根三洋電機がカネボウ化粧品小田原と対戦。3回裏に5安打を集中して3点を先制すると、5回裏にも4番・中山麻衣のタイムリーツーベースなどで2点を追加。このリードを先発・古瀬由梨亜の力投で守り切り、5−0の完封勝利。通算成績を13勝3敗とし、2位を争う靜甲の結果を待った。
山崎運動公園健康運動広場Bの第2試合では、勝てば2位の座を確保し、負けると島根三洋電機と同率ながらリーグ規定により、3位に転落してしまう靜甲が東海理化と対戦。3回表に2番・植松尚子のタイムリーで先制し、5回表には打者一巡の猛攻。大量5点を挙げ、勝利を決定づけると、鈴木麻美、河部祐里の投手リレーで東海理化打線を1点に抑え、8−1の6回コールド勝ち。2位の座を確保し、入替戦への出場権を手にした。
15勝1敗で優勝した大鵬薬品は1部昇格。14勝2敗で2位の靜甲は1部11位との入替戦(11月5日・6日/静岡県伊豆市)に臨むことになる。全チームの最終成績は下記の通り。
●第42回 日本女子2部リーグ最終順位●
1位 |
大鵬薬品 |
15勝1敗 |
2位 |
靜甲 |
14勝2敗 |
3位 |
島根三洋電機 |
13勝3敗 |
4位 |
日本精工 |
12勝4敗 |
5位 |
東芝北九州 |
11勝5敗 |
6位 |
日立マクセル |
11勝5敗 |
7位 |
東海理化 |
10勝6敗 |
8位 |
平林金属 |
9勝7敗 |
9位 |
カネボウ化粧品小田原 |
7勝9敗 |
10位 |
甲賀健康医療専門学校 |
6勝10敗 |
11位 |
大和電機工業 |
6勝10敗 |
12位 |
YKK |
5勝11敗 |
13位 |
NECアクセステクニカ |
5勝11敗 |
14位 |
TOETECK |
4勝12敗 |
15位 |
パナソニック電工 津 |
4勝12敗 |
16位 |
湘南ベルマーレ |
4勝12敗 |
17位 |
日本ウェルネススポーツ専門学校 |
0勝16敗 |
※5位・6位、10位・11位、12位・13位、14位〜16位はリーグ規定により、同率チームの対戦成績で順位を決定。 |