公益財団法人日本ソフトボール協会
競技者育成プログラム推進委員会
当時の文部科学省による「スポーツ振興基本計画」及びJOCによる「JOC GOLD PLAN」の施策を受け、「オリンピック競技大会などの国際競技大会における我が国のトップレベルの競技者の活動は、国民に夢や感動を与え、明るく活力ある社会の形成に寄与することから、こうした大会で活躍できる競技者の育成・強化を積極的に推進する。」又、「1996年(平成8年)のオリンピック競技大会での我が国のメダル獲得率が1.7%まで低下していることを踏まえ、我が国のトップレベルの競技者の育成・強化のための諸施設を総合的・計画的に推進し、早期にメダル獲得率が倍増し、3.5%となることを目指す。」といった目標を挙げ、(公財)日本ソフトボール協会としては、日本を統轄するソフトボール競技団体として、2003年(平成15年)4月よりNTS事業(ナショナル・トレーニング・システム)を始めました。
ソフトボール競技は、1996年(平成8年)のアトランタオリンピックから正式種目入りした競技です。成績は4位入賞から始まり、2000年(平成12年)シドニーオリンピックでは堂々の2位(銀メダル)を獲得。さらに、2004年(平成16年)アテネオリンピックでは3位(銅メダル)を獲得し、2008年(平成20年)北京オリンピックでは「史上最強の王者」アメリカを倒し、悲願のオリンピック金メダルを獲得しました。しかし、オリンピックで金メダルを獲得したとはいえ、今後更に日本ソフトボールが進化するためには、世界のソフトボール事情を常に分析し、早期のタレント発掘をし、その人材を育成・強化していくためのシステム「競技者育成プログラム策定(一貫指導システムの構築)」作りが必要となります。
そのために、競技者育成プログラム推進委員会を立ち上げ、全国組織を確立することが急務であり、又、競技者及び指導者の一貫した指導体制の整備を推進し、世界で活躍できるトップレベルの競技者を育て、日本ソフトボール界に大きな影響を与えられるよう期待しています。
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