大会情報/生涯部門
エルデストとは、(公財)日本ソフトボール協会・チーム登録規程で「同一都道府県内に居住又は勤務する50歳以上(当該年度4月1日現在)の女子によって編成されたチーム」と定められている。「エルデスト」は女性のチームのカテゴリーの中では「最上級」(一番年齢の高いカテゴリー)である。
「エルデスト」も生涯種別であり、試合・大会はゴムボールが使用される。
「エルデスト」の全国大会は、「全日本エルデスト大会」が開催されており、毎年9月中旬~10月中旬頃にかけて大会が開催され、各都道府県予選を勝ち抜いた48チームによって覇が競われることになるが、まだ最大「48」の出場枠が完全に埋まったことはなく、2018年の第17回大会で過去最高となる47チームが参加。2002年の第1回大会に参加したのが22チームであったことを考えれば、倍近くに参加チーム数が増えていることになる。
エルデスト大会も、エルダー大会・レディース大会同様、1981年に創設された「全日本家庭婦人大会」に「ルーツ」があり、1987年に「ニチイ杯全日本ママさん大会」と改称され、1990年に「全日本ママさん選手権大会」、1992年に「全日本ママさん大会」と改称を重ね、いったんはその歴史に幕を閉じ、1996年に「全日本レディース大会」とともに、「全日本エルダー大会」が立ち上げられ、長年ソフトボールを楽しんできた皆さんの年齢層が徐々に上がってきたこともあり、2002年、この「エルデスト」のカテゴリーが立ち上げられた。
この大会では、エンゼル兵庫(兵庫)と湘南なでしこ(神奈川)の両雄が「ライバル関係」を続けており、まず2004年の第3回大会、2005年の第4回大会でエンゼル兵庫(兵庫)が大会初の「連覇」を達成。2007年の第6回大会、2010年の第9回大会でも「頂点」に立ち、「常勝」チームとして君臨していた。
しかし、2012年に湘南なでしこ(神奈川)が初優勝を飾ると、そこから3連覇。通算優勝回数でも、エンゼル兵庫(兵庫)を猛追。これで再び「名門」「強豪」の闘志に火がついたか、2015年の第14回大会ではエンゼル兵庫(兵庫)が「王座奪還」を果たし、2016年の第15回大会では、エンゼル兵庫(兵庫)と湘南なでしこ(神奈川)の「両雄」が、ついに「決勝」で直接対決。壮絶な打撃戦の末、エンゼル兵庫(兵庫)が12-9で打ち勝ち、再び「連覇」を達成。「ライバル」との直接対決を制し、また一歩リードを奪う形となった。
2024