大会情報/生涯部門
日本スポーツマスターズとは、(公財)日本体育協会が、2001年に「21世紀の国民スポーツの推進を図るため」として、幼児から高齢者までが生涯を通じて自己の能力や志向に応じて豊かにスポーツを享受することのできる環境づくりの必要性を提唱。シニア世代で生涯スポーツに親しんでいる人が「自己の技量を試す場」として、あるいは、かつて競技スポーツで活躍された人にとっての「セカンド・ステージ」として、創設した「21世紀の新しいスポーツの場」であり、現在、水泳、サッカー、テニス、バレーボール、バスケットボール、自転車競技、ソフトテニス、軟式野球、ソフトボール、バドミントン、空手道、ボウリング、ゴルフの13競技が実施される総合体育大会である。
日本スポーツマスターズは、かつてオリンピックや全日本の選手として活躍したトップアスリートと、各地域で日々練習を積み重ねてきた選手が「同じ舞台」で「日本一」をかけて戦うことができる大会であると謳われている。
ソフトボール競技は、男女ともに行われており、男子40歳以上、女子35歳以上が参加資格となっている。また、この大会も「生涯種別」の位置づけで、ゴムボールを使用して大会が行われ、各都道府県代表の48チーム(開催地は2チーム出場)によって覇が競われているが、男子は最大の48チーム近い参加が実現しているものの、女子は30チーム程度の出場にとどまっている。
男子では、大会創設当初は静岡クラブOB(静岡)と全日本壮年大会でも5連覇を含む優勝6回の輝かしい実績を誇る鳴門クラブ(徳島)が激しく競り合い、静岡クラブOB(静岡)が「3連覇」を含む優勝4回、鳴門クラブ(徳島)が「連覇」を含む優勝3回と、第7回大会まで両チームのどちらかが優勝を勝ち獲っていた。
2008年の第8回大会で、男子インターハイで「史上初」の連覇を成し遂げた有吉久和、自ら「日本代表」の経歴を持ち、高校男子の指導者として一時代を築いた名将・弘瀬拓生の「二枚看板」を擁する土佐土建(高知)が優勝を飾り、この「2強時代」に終止符を打つと、そこからは毎年のように優勝チームが変わり、現在はダイヤモンドスター(京都)が「連覇」を継続中。今年、3連覇達成に挑む。
女子では、2009年の第9回大会~2010年の第10回大会で、なごや(愛知)が唯一「連覇」を達成しており、昨年(2016年)、2度目の優勝を果たしたGUNMA DREAMS(群馬)が、大会史上二度目となる「連覇」と、なごや(愛知)に並ぶ最多優勝(3回)をかけ、大会に臨むことになる。
2017