女子GEM1(U14)日本代表選手選考会を実施!
選考会初日は基本的な能力がチェックされた
選考会2日目からは参加選手を3つのグループに分け、「実戦形式」での選考
ケースやボールカウントが指定される中での選考となった
試合の空いたチームは各測定を並行して行った
選手は最後の最後まで全力プレーでアピール!3日間の選考会が終了した
去る11月16日(金)~18日(日)の3日間、静岡県伊豆市・天城ドームを主会場に「平成30年度女子GEM1(U14)日本代表選手選考会」が開催された。
選考会には、各都道府県の推薦を受けた49名が参加。来る12月18日(火)~21日(金)、沖縄県読谷村で行われる「SOFT JAPAN WINTER CAMP」(第1次国内強化合宿)への派遣メンバーと、来年1月13日(日)~19日(土)に台湾・南投で行われる「日台交流事業」(第1次海外強化合宿)に派遣する「女子GEM1(U14)日本代表選手」(17名)を選出すべく3日間にわたり選考会が実施された。
選考会初日、参加選手全員でウォーミングアップとキャッチボール、トスバッティングを行った後、シートノックによる守備力のチェックに時間が割かれ、選手はそれぞれ第1希望・第2希望のポジションに分かれ、基本的なグラブさばき、肩の強さ、スローイングの正確性、守備範囲の広さ等が選考の対象とされた。
その後、ピッチャーはスピードガンで球速測定。自らの球種を申告した上で、1球1球球速を測定すると同時に、変化球の切れ、そのコントロール正確さ等がチェックされた。
野手はフリーバッティングで「打撃力」の選考に移り、基本的なバッティングフォーム、ミートの正確性、スイングスピード、打球の飛距離等、個々の基本的な打撃力の確認に重点を置いた選考が行われ、初日の選考を終了した。
選考会2日目からは参加選手を3グループに分け、「実戦形式」での選考を実施。無死一・二塁、ボールカウントもワンボール・ワンストライクという状況が設定され、ピッチャーはその状況の中で相手打者をどう打ち取るか、キャッチャーはピッチャーの長所や特徴を生かしたリードやインサイドワークができるか、野手は刻々と変わる状況に応じて、アウトカウント、走者の有無等に応じたポジショニングや適切な状況判断ができるか等、まさに「実戦」の中でしか見ることのできない選考内容が盛り込まれ、それに選手たちがどれだけ対応できるかが問われる選考となった。
守備側だけでなく、もちろん攻撃側も、打者を打ち取るべく投球してくる相手ピッチャーに対して、自らの有する技術・能力を状況に応じて適切に選択・使い分けることができるか否かといった点にも選考委員の「厳しい目」が注がれた。
また、チーム編成が3チームとなったこともあり、「実戦形式」での選考と並行して、対戦のないチームは、30m走、塁間走、二塁打を想定した本塁から二塁までのタイム測定と、遠投の測定を行い、選手個々の基本的な走力・肩の強さもしっかりとチェックされた。
選考会最終日はランナーは置かず、ボールカウントのみを制限して「実戦形式」での選考を実施。選手は自分の持てる力すべてを出し切り、最後の最後まで全力プレーでアピール。「日本代表」の座をめざし、懸命のアピールを続け、3日間にわたる選考会の全日程を終了した。
選考結果は今月下旬に選手の所属先へ通知され、正式に発表される予定である。