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ニュース 女子GEM3(U18)

「女子ソフトボール国際交流事業」を実施!

 去る10月3日(木)〜7日(月) 、東京都多摩市(多摩市一本杉公園野球場)・国立市(東京女子体育大学)等を会場に、昨年、「東京」で開催した「第1回WBSC女子U15ソフトボールワールドカップ2023」の「レガシー」を遺し、継承すべくアメリカから「南カリフォルニアU-18選抜チーム」が来日。「女子ソフトボール国際交流事業」を実施した。

 昨年開催された「第1回WBSC女子U15ソフトボールワールドカップ2023」は、大会に出場したジュニアアスリートの競技力向上に寄与するだけにとどまらず、観戦を通じ多くの子どもたちに世界トップレベルのソフトボール(スポーツ)の魅力を体感してもらう機会となり、大会に参加した世界各国のアスリートとの国際交流の機会を提供し、 東京都のスポーツ振興に大きく寄与した、との高い評価を得る大成功の大会となった。
 この大会を開催した「レガシー」として、ソフトボール競技のさらなる振興•普及を図り、ソフトボール競技を通じたジュニアアスリートの競技力向上及び国際交流の機会を創出するとともに、広く子どもたちへのスポーツ振興を図るため、女子ソフトボール国際交流事業を実施する運びとなった。

「南カリフォルニアU-18選抜チーム」(左)が来日。「東京都U-18選抜チーム」(右)と対戦した

 10月5日(土)には、「ニトリ JD.LEAGUE 2024」第11節「東地区」多摩ラウンドの開催に合わせ、今回の事業で来日した「南カリフォルニアU-18選抜チーム」と「東京都U-18選抜チーム」との「国際交流試合」が実施される予定であったが……この日はあいにくの雨。JD.LEAGUEの試合中止が決定。試合の合間に行われる予定であった「都民参加イベント」として企画されていた「ASOBALL」「「ベースボール5」体験会も中止を余儀なくされ、JD.LEAGUEの試合終了後、実施予定であった「南カリフォルニアU-18選抜チーム」と「東京都U-18選抜チーム」の試合も中止。今回の国際交流事業の「メイン事業」として計画されていた国際交流試合を実施することはできなかった。

 「南カリフォルニアU-18選抜チーム」「東京都U-18選抜チーム」の両チームは練習会場となっていた東京女子体育大学へ集合し、大学側のご厚意もあり、同大学の体育館で初顔合わせ。合同練習を行い、ソフトボールのアジリティトレーニングとしても効果的な「ベースボール5」を体験。日米両チーム「ミックス」で4チームを編成。「言葉の壁」をものともせず、身振り手振り、ゼスチュアを交え、意思疎通を図り、一致団結・一致協力。ゲームを楽しみ、互いの親善・交流を深め合った。

「ソフトボール5」を日米両チーム一緒に体験。「言葉の壁」を乗り越え、コミュニケーションをとり、互いの交流・新鮮をふかめた

 午後は宿舎へ向かい、会議室で文化交流会(和紙を使った缶バッジ作り)を行い、こちらでも両チーム選手、スタッフが「ミックス」で着席。ここでも互いに協力し合い、教え合い、力を合わせて「作品」を完成させ、交換して持ち帰った。

和紙を使った缶バッジづくりに取り組む。互いに力を合わせ、「作品」を完成させ、交換し合った

 翌6日(日)も朝方まで雨が残るあいにくの天候となったが、練習を始める頃には両チームの思いが通じたか、雨も上がり、午前と午後各1試合・計2試合を実施。試合結果は4-3、8-2で東京都選抜チームが2連勝を飾る結果となった。

国際交流試合は計2試合を実施。4-3、8-2で東京都U-18選抜チームが連勝

 その後、会場となった東京女子体育大学ソフトボール部・監督であり、2004年アテネ・2008年北京オリンピックの両大会に出場。2004年のアテネオリンピックで銅メダル、2008年の北京オリンピックで金メダルを獲得した「オリンピアン」佐藤理恵氏と同大学ソフトボール部員による「ソフトボールクリニック」が行われた。

東京女子体育大学・佐藤理恵監督(2004年アテネオリンピック銅メダリスト、2008年北京オリンピック金メダリスト)による技術指導

 クリニック終了後、夕暮れが迫る中、「東京都U-18選抜チーム」は解散する時間を迎えたが……2日間ともに汗を流し、心を通じ合わせた「友人」との別れを惜しむように、何度も写真撮影を行い、SNSを教え合う姿が見られた。

 7日(月)は帰国前に都内でのショッピング、世界的にも有名な「チームラボプラネッツ」にも立ち寄り、羽田空港へ。チェックインをしていると、「東京都U-18選抜チーム」の選手数名が「サプライズ」でお見送りに姿を現す「感動の場面」もあった。

ともに汗を流し、心を通じ合わせた「友」として……「東京都U-18選抜チーム」の選手数名が「サプライズ」でお見送りに駆けつけた

 いつの日か……「ワールドカップ」や「オリンピック」の舞台で再会する日が来ることを信じて! 生涯を通じて「ソフトボール」という競技・スポーツを愛し、携わっていってくれることを願って!! この事業を通じて交わした「友情」がいつまでも続き、終生の「友」となるように……世界の「ソフトボール」をリードする日米両国の「次なる世代」へ「東京2020オリンピック」「第1回WBSC女子U15ソフトボールワールドカップ2023」のレガシーが受け継がれ、確かに継承・伝承されることを期待したい。

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