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第46回日本男子ソフトボール東日本リーグ第1節
日本エコシステムが5勝1敗で「単独首位」!

 第46回日本男子東日本リーグ第1節が、去る5月12日(金)~14日(日)の3日間にわたり、富山県富山市・富山県岩瀬スポーツ公園ソフトボール広場において開催された。

 第1節では、日本エコシステム(※岐阜エコデンSCからチーム名を変更)が5勝1敗と好調な戦いを見せ、「単独首位」。4勝2敗のトヨタ自動車が2位につけ、これを追いかける展開となった。

 日本エコシステムは、初日、開幕ゲームでデンソーと対戦。初回に山下治の2点タイムリーでいきなり先手を取ると、投げては昨年加入し、“安定感のあるピッチング”で早くもチームの「エース」に成長しつつある右腕・竹本流星が被安打3の好投を見せ、このリードを守り抜き、完封勝利。

日本エコシステムが好調な戦いぶりで、5勝1敗の首位発進!

2位で追いかけるのは、4勝2敗のトヨタ自動車
「新キャプテン」黒岩誠亥が5本のホームランを叩き込む大活躍!!

王者・ホンダエンジニアリングは今節「3敗」を喫し、出遅れた……

昨年2位の豊田自動織機も3勝3敗
深津悠平・濵田耕児郎の「二枚看板」を軸に、今後どう戦う!?

デンソーは同じく3勝3敗で3位グループに……
「エース」山脇佑也が今年も全試合に登板し、フル回転!

今節、日本エコシステムとトヨタ自動車を撃破した大阪グローバル
次節も「上位チーム食い」を見せ、台風の目となれるか!?

埼玉県庁クラブは2勝4敗と振るわず、7位
投手陣が失点を抑え、踏ん張らなければ……上位進出は厳しい

YKKは「地元の声援」に応えられず、1勝5敗の苦しいスタート

 続く豊田自動織機戦は先発投手に起用された坂本俊行がプレーボール直後の初球をとらえられ、あっさり先頭打者ホームランを浴びてしまう等、早々に失点……。4回終了時点で1-5と4点のビハインドを背負う劣勢を強いられたが、5回裏、6回裏に久保浩司、山下治のタイムリーを含む5安打等で「猛烈な追い上げ」を見せ、試合を振り出しに戻すと、最後は7回裏、一死満塁から幸運にもワイルドピッチの間に決勝点を挙げ、6-5のサヨナラ勝ち。2日目の大阪グローバル戦には2-6で敗れはしたものの、YKK戦では山﨑優、枦山竜児、古賀健太のタイムリー等で4-2と再び勝利し、3勝目。3日目も、まずホンダエンジニアリング戦で注目のルーキー・長井風雅をしっかりと攻略し、7-3で快勝。今節最終戦となった埼玉県庁クラブ戦にも、3回裏、古賀健太の右中間を破るツーベースを足がかりに、相手投手の制球の乱れと「キャプテン」島袋光太のタイムリーで3点を先制。このリードを先発・竹本流星が最終回に1点を失いながらも被安打3・奪三振6の投球内容で守り抜き、勝利を飾り、今節5勝1敗。チーム名とともに“心機一転”順調に勝ち星を重ね、好スタートを切った。

 トヨタ自動車は、初戦となった埼玉県庁クラブ戦に12安打を浴びせ、9-3と快勝。続くホンダエンジニアリング戦は「サウスポーのエース」木原道哲がホンダエンジニアリング・浅野公太と息詰まる投手戦を繰り広げ、0-0のまま延長タイブレーカーにもつれ込む展開となったが、迎えた8回裏に「キャプテン」黒岩誠亥が2試合連続となる一発(ツーランホームラン)をセンターへ弾丸ライナーで突き刺し、劇的なサヨナラ勝ち。2日目も、まずYKK戦に江口真史、戸塚健斗、黒岩誠亥、山脇翔太の4本のホームランを含む13安打の猛攻で12-2と圧勝し、ここからさらに勢いを加速させていくかと思われたが……大阪グローバル戦では一転して打線が沈黙し、0-1の完封負け。3日目、豊田自動織機戦も山脇翔太の会心のソロホームランで先手を取りながら、先発・木原道哲が終盤集中打を浴びる等踏ん張れず、激しい打撃戦の末、5-6で惜しくも敗れたが、デンソー戦では再び「今節大当たりのキャプテン」黒岩誠亥が「自ら試合を決める」2打席連続アーチ(※黒岩誠亥は今節5本のホームランを放つ大活躍!)を叩き込む等「躍動」し、4-2で勝利。最終的に4勝2敗と白星を二つ先行させ、2位につけた。

 3位グループ(3勝3敗)で並んだのは、ホンダエンジニアリング、豊田自動織機、デンソー、大阪グローバルの4チーム。
 「3連覇」を狙う王者・ホンダエンジニアリングは、初戦のYKK戦で先に3点をリードしながら、終盤同点に追いつかれるという「予想外」の試合展開。土壇場の7回裏に「頼れる主砲」浦本大嗣のタイムリーで辛くも4-3のサヨナラ勝ちを収めたが、続くトヨタ自動車戦も打線がわずか1安打に抑え込まれる「重苦しい」試合展開となり、0-0のまま延長タイブレーカーに突入し、迎えた8回裏、最後は「エース」浅野公太がトヨタ自動車・黒岩誠亥に完璧な当たりのツーランホームランを叩き込まれ、0-2のサヨナラ負け。2日目の埼玉県庁クラブ戦にも6-7で競り負け、連敗を喫し、「王者らしからぬ」戦いが続いた。デンソーとの対戦には昨年の「世界ジュニア選手権優勝メンバー」でもある「期待のルーキー」坂田大士のソロ、浦本大嗣のツーランホームラン等で得点を重ね、5-2と快勝。この勝利で息を吹き返すかと思われたが、3日目の日本エコシステム戦で、坂田大士と同じくこちらも昨年の「世界ジュニア選手権で世界一を経験」した「大物右腕」長井風雅が7失点を喫する等“日本リーグの洗礼”を浴びる形となり、完敗……。大阪グローバルとの対戦では王者の意地を見せ、5-1で勝利を収めたが、開幕ダッシュとはいかず逆に一歩「出遅れる」状況となった。

 豊田自動織機は、初戦の大阪グローバル戦で先発・深津悠平が被安打3の好投を見せ、1-0の完封勝利。白星スタートを飾ったものの、次戦の日本エコシステム戦では4回終了時点で4点をリードしながら、先発登板した濵田耕児郎が踏ん張れず、5-6のサヨナラ負け。2日目もデンソー戦に0-1で完封負け、埼玉県庁クラブ戦に4-5で競り負ける形となり、痛い3連敗。3日目のトヨタ自動車戦、YKK戦は「日本代表」にも選出された森田裕介がともに「決勝ホームラン」を放つ活躍を見せ、6-5、4-2と連勝し、何とか星を五分に戻した。

 デンソーは、「日本代表入り」を果たした「エース」山脇佑也を今年も全試合に登板させ、フル回転させる戦いを展開。開幕戦となった日本エコシステム戦に0-2の完封負けを喫し、出だしでつまずいた後、大阪グローバル戦は5回終了時点で2点のリードを許す劣勢を強いられながら、粘りを見せ、最後は清水洸佑のタイムリーで3-2のサヨナラ勝ち。この勝利をキッカケに勢いをつけ、白星を重ねていきたいところだったが、2日目は豊田自動織機戦に1-0、ホンダエンジニアリング戦に2-5、3日目もYKK戦に4-1、トヨタ自動車戦に2-4となかなか波に乗れず、それぞれ1勝1敗。今節は終始「一進一退」の状況となり、3勝3敗に終わった。

 大阪グローバルは、初日、豊田自動織機戦に0-1、デンソー戦に2-3で敗れ、連敗スタート。しかし、「今年は一味違う!」と言わんばかりに、2日目の日本エコシステム戦では「頼れるベテラン」小島郊正、打線の「リードオフマン」西角和馬のタイムリーで先手を取り、同点に追いつかれた後も北添政樹のツーランホームランで勝ち越し、さらに萩原智樹のタイムリーでダメ押し点を奪い、6-2で快勝。続くトヨタ自動車戦でも吉田学の特大ソロホームランで挙げた1点を先発・西村直晟が守り抜き、完封勝利を収め、上位チームに連勝。3日目は埼玉県庁クラブ戦に4-3、ホンダエンジニアリング戦に1-5と1勝1敗に終わり、今節勝ち越しとはいかなかったものの、次節に期待を抱かせる戦いを見せた。

 7位は埼玉県庁クラブ。「緩急自在のピッチング」で試合を作り、昨年5勝を挙げた「サウスポー」武井大樹が今節チームに合流できず、吉形太佑、矢野崇史の両右腕を併用する従来の戦い方で臨んだが、大事な初日の2試合(トヨタ自動車戦、YKK戦)に3-9、6-9と投手陣が打ち込まれ、連敗。2日目はホンダエンジニアリング戦に北澤慶介の決勝タイムリーで7-6、豊田自動織機戦に引間健太の逆転タイムリーで5-4と競り勝ち、連勝。復調の兆しを見せたかと思われたが、3日目の大阪グローバル戦に3-4、日本エコシステム戦に1-3で敗れ、再び連敗。結果、2勝4敗と振るわず、今節の戦いを終えた。

 昨年に続き、地元・富山で開幕を迎えたYKKは8位。開幕戦で王者・ホンダエンジニアリングと手に汗握る熱戦を繰り広げたが、「あと一歩」及ばず、3-4のサヨナラ負け。続く埼玉県庁クラブ戦では延長タイブレーカーにもつれ込む「ノーガードの打ち合い」を9-6で制したものの、2日目のトヨタ自動車戦に2-12、日本エコシステム戦に2-4、3日目もデンソー戦に1-4、豊田自動織機戦に2-4といずれも勝ち星を挙げることができず、4連敗。結局1勝5敗と大きく負け越す形になってしまった。

 第46回日本男子ソフトボール東日本リーグ第1節、全チームの成績は下記の通りで、第2節は6月3日(土)・4日(日)の両日、岐阜県羽島市/羽島市運動公園・木曽川堤外正木運動場において開催される。

第46回 日本男子東日本リーグ 第1節終了時点 全チーム成績
順位 チーム名
1位 日本エコシステム 5 1
2位 トヨタ自動車 4 2
3位 ホンダエンジニアリング 3 3
豊田自動織機 3 3
デンソー 3 3
大阪グローバル 3 3
7位 埼玉県庁クラブ 2 4
8位 YKK 1 5

※同率の場合には、前年の順位が上位のチームから順に表記しています

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