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第46回日本男子ソフトボール東日本リーグ第3節
日本エコシステム、悪天候に泣かされ「初優勝」ならず……。

9勝1敗で単独首位を走っていた日本エコシステムは、
まさかの「2位」に終わってしまった

トヨタ自動車は日本エコシステムから貴重な1勝を挙げ、「リーグ優勝」!

今節を地元・栃木で迎えたホンダエンジニアリングは、3位に終わった

今節連勝のデンソーは4位に滑り込み、決勝トーナメント進出を決めた

決勝トーナメント進出に向け意気込んでいた大阪グローバルは、
残念ながら5位で終戦

豊田自動織機は通算成績3勝9敗で6位に沈んでしまった…

7位の埼玉県庁クラブは今節連敗となり、通算成績3勝10敗で終戦

YKKは今シーズンも最下位。来年は「チームの奮起」に期待したい!

 「第46回日本男子東日本リーグ」第3節が、去る10月21日(土)~23日(月)(※台風の影響により予備日を使用)の3日間、栃木県大田原市/大田原市美原公園野球場・黒羽運動公園多目的広場において開催された。

 最終節となった今節は、台風の影響により22日(日)の試合を中止とし、予備日(23日・月)に順延。予備日は雨によるグラウンドコンディション不良で、試合日程を大幅に変更しての実施となったが、その日も「台風余波」「那須おろし」により、試合の実施を断念。大田原市美原公園野球場で行われていた第1試合(埼玉県庁クラブ vs 日本エコシステム)のみ終了することができ、7試合を残して幕を閉じることとなった。

 第1節・5勝1敗、第2節・4連勝で単独首位(通算成績9勝1敗)を走っていた日本エコシステムは、今節初日、まず「事実上の優勝決定戦」と目された2位・ホンダエンジニアリングとの「大一番」で、初回、先発・竹本流星が立ち上がりを攻められ、2点を先制される劣勢に立たされるも、その後すぐに反撃。2回裏、幸運なワイルドピッチで1点を返すと、続く3回裏には、藤原雄歩のスリーベースと鈴木周平のタイムリーで同点。4回裏には、「ルーキー」古賀健太のタイムリーツーベースで2点を勝ち越し、さらにこの後も下本誠矢ツーラン、西貴史のソロホームラン等「打線の奮起」で着々と追加点を奪い、7-5の逆転勝ち。ここまで通算7勝3敗で2位に位置していたホンダエンジニアリングを振り切り、「初優勝」は目前かと思われた。

 しかし、この日の第2試合、ここまで通算6勝4敗で3位につけ、わずかに「逆転優勝」の可能性を残しているトヨタ自動車との一戦に、2-4で敗退。後々この「1敗」が順位決定を左右することになるなど……この時点ではまだ誰も想像できなかった。

 第2日(22日・日)が中止・順延となり、迎えた第3日(23日・月)、埼玉県庁クラブ戦では、藤原雄歩、西貴史(2本)、鈴木周平、久保浩司の5本のホームランを浴びせる怒涛の「一発攻勢」で10-0の6回コールド勝ちを収めたものの……強風により、その後の試合が中止……
 男子リーグの場合は「予備節」が設けられておらず、「全日程を消化できない場合は、1回戦総当たりの試合結果で最終順位を決定(同一チームと2試合行っている場合は、2試合目の試合結果を採用する)」という「リーグ規程」に基づかなければならないため、最終的に1回戦総当たりの通算成績(6勝1敗)でトヨタ自動車と並ぶ形となり、「直接対決」で2試合目(21日(土)・第2試合)に2-4と敗れていたため、トヨタ自動車の優勝が決定。悲願の「初優勝」はならなかった。

 だが、今シーズンの日本エコシステムは、第1節から好調を維持。一昨年、嶋田智希や横山拓らチームの中心であった選手が抜け、昨シーズンも6位に甘んじてはいたが、これまで「エース」であった坂本俊之に、昨シーズン「ルーキーイヤー」で連続無失点回数(30イニング)の最高記録を打ち立てた竹本流星が加わり、「二枚看板」となったことで投手力が安定。野手においても、「チームの軸」である枦山竜児、鈴木周平ら日本代表経験もあるベテラン勢に、山下治、久保浩司、藤原雄歩、古賀健太ら「活きのいい若手」が加わり、チーム全体が活気づいたことは事実であるし、その若手が、今シーズンそのベテラン勢にも劣らない活躍を見せ、「飛躍」を生んだ。それだけに……最後の「1敗」が大きく悔やまれる。今回は台風という難敵を前に、不運としか言いようがない結果となってしまったが、この悔しさは決勝トーナメントの舞台にぶつけ、「真の日本一」となり、晴らしてもらいたいと思う。

 通算成績6勝4敗の3位で、わずかながら「逆転優勝」の可能性を残し今節に挑んだトヨタ自動車は、連勝。初戦となった豊田自動織機戦では、中村拓也のソロホームランで先制すると、最終回には一死二塁からここまで打率4割超の三谷芳輝のタイムリーでダメ押しの1点を追加し、2-0で快勝。着実な成長を感じさせる櫻田侑也も完封勝利を収めると、続く日本エコシステム戦では、初回、山脇翔太のスリーベース、西森雄の犠牲フライで早々と1点を先制。3回にも「キャプテン」黒岩誠亥のタイムリーで1点を追加し、その裏、すぐに同点に追いつかれたが、最終回に真﨑海斗の犠牲フライ、中村拓也の三遊間を破るタイムリーで2点を勝ち越し。このリードを先発・木原道哲がしっかりと守り切り、粘る日本エコシステムを振り切った。これで通算成績は8勝4敗となり、翌日に控えるホンダエンジニアリング戦、デンソー戦に臨むことになったが、悪天候のため試合は中止。日本エコシステムから今節初日に勝利を挙げたことが生き、最終的に優勝をさらう形となった。 過去にこのようなケースがないだけに何とも言い難い部分があるが……いずれにせよ、逆転優勝に望みをつなぐ「大きな1勝」を日本エコシステムから挙げたことは、紛れもなく「チームが頑張った証」である。これまでとは一味違う優勝になったかもしれないが、今シーズンは「新キャプテン」黒岩誠亥が優れた“キャプテンシー”を発揮。第2節までのチーム打率は3割2分でリーグ1位。チーム本塁打数「17」、チーム安打「89」、チーム打点「59」も1位で、まさに「打ち勝つソフトボール」を提唱した。投手陣でも、木原道哲と櫻田侑也の「左右の二枚看板」で、ともに4勝を挙げており、「全員総力」が強く印象に残ったシーズンとなった。

 「逆転優勝」、「3連覇」へ闘志を燃やしていたホンダエンジニアリングは、3位に終わった。今節の初戦、日本エコシステムとの「大一番」で、初回、先頭の坂田大士が内野安打で出塁し、先制の口火を切ると、「キャプテン」糸瀬勇助のタイムリースリーベース、「強打者」床井優介のセンター前タイムリーで幸先良く2点を先取。このまま優位に試合を進めるかに見えたが、先発を任された「大物ルーキー」長井風雅が初回こそ無失点で切り抜けたものの、それ以降は日本エコシステム打線に打ち込まれ、7失点。最終回、坂田大士、林田太地の1・2番コンビによる2本の長打で1点を返し、なおも「頼れるキャプテン」糸瀬勇助のツーランホームランで2点差まで迫ったが、結局、5-7で惜敗。実質これで「逆転優勝」への道は絶たれてしまった。続く豊田自動織機戦は、初回から打線が爆発。昨年の「第11回世界ジュニア選手権優勝メンバー」坂田大士が鮮やかな先頭打者ホームランを叩き込むと、さらに浦本大嗣、大石司の「一発攻勢」で4点を先制。その後2点を追加し、6-4と勝利を収めたが、今節1勝1敗、最終的に3位に終わり、「3連覇」には手が届かなかった。

 デンソーは、今節連勝。初戦となった埼玉県庁クラブ戦では、3回表、大林正樹のスリーベースで先制のチャンスを作ると、西森成がツーランホームラン!4回裏、5回裏に2点ずつ追加されてしまい、逆転を許すも、6回表、二死満塁から「ルーキー」田中大輔の走者を一掃するスリーベースで3点を奪い、逆転に成功し、5-4で辛勝。続くYKK戦でも、0-0で迎えた6回裏、幸運なワイルドピッチで1点を先制した後、すぐさま同点とされたが、7回裏に二死満塁から今度は川崎智秋が「執念」のレフト前ヒットを放ち、歓喜のサヨナラ。大阪グローバルと同率4位で並ぶ形となったが、直接対決の成績で上回り、4位が決定。何とか決勝トーナメントへの切符を手にした。

 大阪グローバルは、初戦となったYKK戦で、初回、土井涼輔からの3連続長短打で3点を先制。5回表には、大道祐蔵のソロホームランと相手投手の制球の乱れもあり、2点を追加。5-0で快勝すると、続く埼玉県庁クラブ戦でも吉田学のツーランホームランで初回に2点を先制。その後はチャンスをしっかりとモノにし、7-3で勝利。今節連勝を飾った。しかし……最後はデンソーとの直接対決の敗戦が響き、5位で終戦。決勝トーナメント進出には「あと一歩」届かなかった。

 豊田自動織機は、前節の痛すぎる4連敗から立ち直れず、今節も連敗。昨シーズンの2位から一転し、今シーズンは6位に低迷。今年の全日本実業団選手権大会では「12年ぶりの優勝」を飾っているだけに、今シーズンの日本リーグの戦いぶりは「物足りなさ」が残る結果となった。「右」の深津悠平、「左」の濵田耕次郎の「左右の二枚看板」を中心に、来年は「若手の成長」もカギとなる。ぜひ、大きく「飛躍」してもらいたいものだ。

 埼玉県庁クラブは今節連敗とはなったものの、2試合とも「善戦」を見せた。デンソー戦では逆転、大阪グローバル戦では1点差に追い上げる展開まで持っていったが、最後「勝ち切る」には至らなかった。今シーズンは昨年5勝を挙げた「左腕」武井大樹が結果を残せず、「右腕」矢野崇史も結局のところは安定感に欠けた。新たに加わった若手6名の「成長・活躍」を期待するとともに、クラブチームならではの「特色・強み」を生かし、男子リーグを盛り上げる存在になってほしいものである。

 YKKは昨年に続き、今年も最下位に終わってしまった。第2節までの打撃成績では、10位以内に3名の選手(宮路充、永山健仁、石倉敬浩)が入っており、決して「戦力が乏しい」わけではない。今年は「若きエース」岩松右近が全試合をほぼ1人で投げ抜いていたが、その岩松右近を柱に、来シーズンはチームとしてより一層「奮起」してもらいたい!

 「第46回日本男子東日本リーグ」の最終結果は下記の通りで、東西両リーグの上位4チームが出場し、今シーズンの「日本リーグチャンピオン」を決める決勝トーナメントは、11月11日(土)・12日(日)の両日、栃木県足利市/足利市総合運動場硬式野球場において開催される。

第46回 日本男子東日本リーグ 第3節終了時点 全チーム成績
順位 チーム名
1位 トヨタ自動車 6 1
2位 日本エコシステム 6 1
3位 ホンダエンジニアリング 5 2
4位 デンソー 4 3
5位 大阪グローバル 4 3
6位 豊田自動織機 1 6
7位 埼玉県庁クラブ 1 6
8位 YKK 1 6

※順位決定はリーグ規程に基づき、1回戦総当たりの成績(同一チームと2試合を行っている場合は2試合目の試合を採用)で決定。
※勝敗の下段は1回戦総当たりでの成績。
※1位・2位は当該チーム同士の対戦成績により決定。
※4位・5位は当該チーム同士の対戦成績により決定。
※6位〜8位は対戦失点数・総失点数により決定。




■決勝トーナメント組み合わせ

会場:栃木県足利市 足利市総合運動場硬式野球場

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