「王者」平林金属が単独首位をキープ! 4連覇へ突き進む!!
その平林金属を今節破ったダイワアクトが、2位で追いかける
3位には通算6勝4敗で3チームが並ぶ。
大阪桃次郎は「地元開催」で3勝1敗と勝ち越し
高知パシフィックウェーブも今節3勝1敗と勝ち越した
愛媛ウエストは初日連勝を飾ったが、2日目に連敗
旭化成は今節1勝3敗と負け越し、上位争いから後退
ジェイテクトは今節4連敗……依然7位に低迷している
Neo長崎はようやく初勝利を挙げたが、
「苦しいチーム事情」は変わらず……最下位
第47回日本男子西日本リーグ第2節が、去る6月2日(土)・3日(日)の両日、大阪府大阪市/セレッソスポーツパーク舞洲において開催された。
第2節では、前節5勝1敗の好スタートを切っていた「王者」平林金属が3勝1敗と勝ち越して通算成績を8勝2敗に伸ばし、「単独首位」をキープ。これをダイワアクトが依然「星一つ差」の通算7勝3敗で追いかけ、以下、決勝トーナメント進出を巡る上位争いは、大阪桃次郎、高知パシフィックウェーブ、愛媛ウエストの3チームが同率3位(通算6勝4敗)に並ぶ「混戦模様」が続いている。
首位・平林金属は、初日、まず旭化成と対戦。エース・松田光が3回表にツーランホームランを浴び、続く4回表にもワイルドピッチで3点目を失う等「劣勢の展開」を強いられたが、5回裏、犠牲フライと「売り出し中」のルーキー・宇根良祐のタイムリーで1点差に迫り、反撃開始! 続く6回裏には一死一塁から小見山敦吏がセンターへ逆転のツーランホームランを叩き込み、一気に試合をひっくり返し、そのまま4-3で接戦に勝利。苦しみながらも今節の大事な初戦をキッチリ白星で飾った。平林金属は次戦のジェイテクト戦も初回に先頭打者ホームランを浴びて先手を取られはしたが、その後打線が奮起。尾﨑貴成(2本)、西山幸助(ランニングホームラン)、檜田慶介の4本のホームランを含む16安打の猛攻で、終わってみれば10-1と圧勝。2日目、優勝を争う「ライバル」ダイワアクトとの対戦は、2点リードで迎えた7回裏にツーランホームランを含む4安打を集中され、3-4の逆転サヨナラ負けを喫する形となりはしたものの、今節最終戦となったNeo長崎戦に再び「打線の奮起」で11-5と勝利。3勝1敗と勝ち越して通算成績を8勝2敗に伸ばし、「単独首位」の座を守った。
前節を4勝2敗で終え、「星一つ差」で追いかけるダイワアクトも、今節初戦のNeo長崎戦に乘本真視の勝ち越しタイムリー等で4-2と勝利。続く愛媛ウエスト戦を延長タイブレーカーに及ぶ熱戦の末、3-4で落としはしたが、2日目、首位・平林金属を前回(第1節)の対戦の「リベンジ!」とばかりにキャプテン・白水啓太のサヨナラタイムリーで4-3と見事撃破!! この勢いで旭化成戦にも古川恵士のソロ、アンドリュー・カークパトリックのツーランホームランで3-2と逆転勝利を飾り、同じく3勝1敗と勝ち越し。通算7勝3敗で平林金属をピッタリとマークし、追走している。
同率3位に並んだのは、大阪桃次郎、高知パシフィックウェーブ、愛媛ウエストの3チーム。
今節「地元開催」となった大阪桃次郎は、初戦の愛媛ウエスト戦で投手陣(岡﨑建斗、河野拓郎)が13安打を浴びる等、打ち込まれ、3-10の大敗。先行きが心配されたが……ここから「意地」を見せ、Neo長崎をドニー・ヘイル、植田貴也、大町佳史の3本のホームランを含む16安打の猛攻で13-2(6回コールド)、ジェイテクトを岡﨑建斗の投打にわたる活躍(打っては先制のソロホームラン、投げては完封勝利)で4-0、高知パシフィックウェーブをドニー・ヘイル、河野拓郎、筒井拓友の3本のホームラン等で5-2といずれも一蹴し、3連勝。地元・大阪で3勝1敗と勝ち越し、上位争いに踏み止まった。
高知パシフィックウェーブは、初戦のジェイテクト戦に中西康太のツーランホームランを含む10安打を浴びせ、11-1(5回コールド)と大勝。その後も旭化成戦に尾﨑和登、村上魁の2本のホームラン等12安打を浴びせる「打線の活躍」とエース・高橋速水の力投で6-0の完封勝利。愛媛ウエスト戦にも6回表終了時点で3点のリードを許しながら、懸命にくらいつき、最終的に4-3の逆転サヨナラ勝ち! 大阪桃次郎との対戦は2-5で敗れ、今節全勝とはいかなかったが、勝ち星を二つ先行させた。
愛媛ウエストは、初日に大阪桃次郎を10-3、ダイワアクトを4-3で叩き、連勝。しかし、2日目の旭化成戦で投手陣(齋藤将平、林田竜弥)がつかまり、3-13と大敗すると、続く高知パシフィックウェーブ戦にも終盤までリードを奪いながら、最後、逆転サヨナラ負けを喫するという「痛い」黒星……。今節2勝2敗と星を伸ばせず、何とか上位に踏み止まりはしたものの、優勝を狙うには厳しい状況となってしまった。
その他、旭化成が今節1勝3敗と負け越し、通算4勝6敗で6位に後退。ジェイテクトは今節4連敗と元気がなく、通算2勝8敗で依然7位に低迷。Neo長崎も今節「エースを欠く」苦しいチーム事情の中、1勝3敗と負け越す形に終わり、通算1勝9敗で最下位に沈む状況が続いている。
第47回日本男子西日本リーグ第2節、全チームの成績は下記の通りで、最終節となる次節(第3節)は10月20日(土)・21日(日)の両日、福岡県みやこ町/みやこ町犀川運動公園・みやこ町豊津グラウンドにおいて開催される。
第47回 日本男子ソフトボール西日本リーグ 第2節終了時点 | |||
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順位 | チーム名 | 勝 | 敗 |
1位 | 平林金属 | 8 | 2 |
2位 | ダイワアクト | 7 | 3 |
3位 | 大阪桃次郎 | 6 | 4 |
〃 | 高知パシフィックウェーブ | 6 | 4 |
〃 | 愛媛ウエスト | 6 | 4 |
6位 | 旭化成 | 4 | 6 |
7位 | ジェイテクト | 2 | 8 |
8位 | Neo長崎 | 1 | 9 |
※同率の場合には、前年の順位が上のチームから順に表記しています。