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◆第50回日本男子ソフトボールリーグ第1節

男たちの「熱戦・激闘」はじまる!
三重県庁クラブが「無傷」の5連勝を飾り、単独首位発進 !!

日本男子ソフトボールリーグが「2年ぶり」に開幕!
三重県庁クラブが「快進撃」を見せ、開幕5連勝 !!

一昨年の覇者・平林金属も開幕4連勝の滑り出し!
松田光&小山玲央の「新・強力二枚看板」で突き進む

三重県庁クラブ、平林金属を3勝1敗で追いかける大阪桃次郎。 「剛腕」岡﨑建斗が全4試合を投げ抜き、大いに存在感を示した

「伸び盛り!」着実に力をつける日本エコシステムも3勝1敗

Honda、トヨタ自動車、豊田自動織機も勝ち越しスタート

男たちの「熱戦・激闘」は今後どのような展開に !?

ダイワアクト、YKKは開幕4連敗と苦しい滑り出し
(※画像は新型コロナウイルスの影響により「絶対的エース」 アンドリュー・カークパトリックが来日できずにいるダイワアクト。 この危機をそのままピンチととらえるか、それとも成長するチャンスととらえるか……。次節での「巻き返し」を期待したい!)

「第50回日本男子ソフトボールリーグ」第1節
男子リーグ

「第50回日本男子ソフトボールリーグ」第1節/広島県尾道市

 「第50回日本男子ソフトボールリーグ」が開幕。第1節が4月9日(金)~11日(日)の3日間にわたり、広島県尾道市/尾道市御調ソフトボール球場において開催された。

 昨シーズンの日本男子ソフトボールリーグは新型コロナウイルスの影響でその対応が二転三転。最終的にはリーグの全日程(全試合)を「中止する」という苦渋の決断が下され、11月に岡山県で予定されていた決勝トーナメントの日程を使用し「代替大会 大会名称:2020 Japan Men’s Softball League Tournament(※リーグ加盟17チームが参加)」こそ開催されたものの、チーム・選手たちにとっては「苦難のシーズン」となってしまった。

 未だこの「コロナ禍」は続き、ウイルスの感染拡大もなかなか収束しない厳しい状況が続いているのだが……コロナの脅威に屈することなく、安全・安心面に最大限配慮しながら「新しい形」で何とかソフトボールを取り戻そうと、先月(3月)の春の全日本大会(※全国高校男子選抜大会・全国高校女子選抜大会・都道府県対抗全日本中学生男子大会・都道府県対抗全日本中学生女子大会・春季全日本小学生男子大会・春季全日本小学生女子大会の6大会を全国各地で開催)を皮切りに「新たなシーズン」が始動。日本女子ソフトボールリーグ1部の開幕に続いて「男子リーグ」も「2年ぶり」の再開にこぎつけ、リーグ加盟「全18チーム」で再出発することとなった。

 第1節では、三重県庁クラブが5連勝、平林金属が4連勝を飾り、ともに「全勝」スタート。試合消化数の関係で三重県庁クラブが「勝ち星5」と平林金属を上回り、単独首位に立った。

 三重県庁クラブは初日、開幕戦となった豊田自動織機戦に棟田佑哉の2本のタイムリー、鈴木健人のソロホームランで3-2と競り勝つと、続くNeo長崎戦も初回に上田郁也のスリーランホームラン、京谷優吾の2点タイムリーでいきなり5点を先制する等、10安打を浴びせ、9-3で快勝。この初日の連勝で「勢い」に乗った三重県庁クラブは、2日目もダイワアクトをホームラン9本・20安打の猛攻で25-4(5回コールド)、愛媛ウエストを芦田翔のソロホームラン、鈴木健人、池田泰一朗のタイムリー、河野拓郎の被安打1・奪三振15の快投で3-1と撃破。最終日となった3日目のHonda戦にも、1-1の同点で迎えた7回裏、二死一塁から棟田佑哉のサヨナラタイムリーツーベースで2-1と劇的な勝利を収め、5連勝! まさに「快進撃」と呼べる見事な戦いぶりで単独首位に立ち、次節(第2節)へ大きな弾みをつけた。

 一昨年の覇者であり、今回も優勝候補の筆頭に挙げられる平林金属は、初日・開幕戦で旭化成と対戦。「投打の大黒柱」松田光が打っては先制タイムリー、投げては被安打3・奪三振9の活躍で完封勝利(4-0で勝利)を飾る等、早速チームを牽引し、白星スタート。2日目のジェイテクト戦では期待の「スーパールーキー」(※2016年の世界ジュニア選手権優勝投手で、2019年の世界選手権準優勝にも大きく貢献。国内でも全日本総合選手権優勝、インカレ3連覇と数々の偉業を成し遂げた日本男子ソフトボール「次代のエース」)小山玲央が先発投手に起用され、日本リーグの舞台にデビュー。その「注目」の小山玲央は、初回、いきなりツーランホームランを浴びて2点を失い、5-2と3点をリードして迎えた4回表にも3本の長短打を集中され、再び2失点(合計4失点)を喫する投球内容。日本リーグ初登板の “緊張・硬さ” もあっていきなり「思い描いた通り」「全開」のピッチングとはいかなかったが、打線の強力な援護にも助けられ、最終的には8-4で勝利。ダブルヘッダーとなった3日目は松田光・小山玲央の「新・強力二枚看板」をフル活用する盤石のゲームプランで臨み、大阪グローバル戦を10-4、日本エコシステム戦も3-2と続けてモノにし、今節4連勝! 試合消化数の関係で三重県庁クラブに勝ち星一つ先行される形となりはしたが、「連覇」へ向け上々の滑り出しを見せた。

 三重県庁クラブ、平林金属を追いかけるのは、今節の戦いをともに3勝1敗と勝ち越した大阪桃次郎と日本エコシステム。

 大阪桃次郎は初日のYKK戦に6-1、2日目の埼玉県庁クラブ戦に延長8回タイブレークの末3-2、3日目・初戦のダイワアクト戦にも2-1で勝利し、3連勝。今節最終戦となったデンソー戦には1-4の逆転負けを喫したものの、「エース」岡﨑建斗が全4試合を一人で投げ抜き、その「ピッチング」「背中」でチームを牽引。「球速130㎞/h超え」のライズボールを投げ込む “日本屈指の剛腕” として大いに存在感を示し、次節以降も期待が持てる戦いを見せてくれた。

 昨年の日本リーグ代替大会「2020 Japan Men’s Softball League Tournament」決勝で平林金属と「壮絶な打撃戦」を繰り広げ、惜しくも準優勝に終わった日本エコシステムもその「経験・悔しさ」から着実に力をつけ、まずは順調なスタート。イキのいい、伸び盛りの若手が縦横無尽にグラウンドを駆け回り、大阪桃次郎と同じく初日(トヨタ自動車に3-2のサヨナラ勝ち)、2日目(Neo長崎に5-1で勝利)、3日目・初戦(埼玉県庁クラブに9-0で圧勝)と3連勝。今節最終戦となった平林金属戦はまたしても「あと一歩」及ばず、2-3で惜敗することになったが、「優勝を狙える力」は十分有しており、引き続き上位争いを盛り上げてくれる存在となりそうである。

 この他、第1節ではHondaとトヨタ自動車が2勝1敗、また、豊田自動織機が3勝2敗と勝ち越しスタート。それにデンソー、高知パシフィックウェーブ、愛媛ウエスト、ジェイテクトが2勝2敗で続き、大阪グローバルは2勝3敗、旭化成は1勝2敗、埼玉県庁クラブ、熊本嶋田クラブ、Neo長崎は1勝3敗と黒星が先行する状況に。ダイワアクトとYKKは今節4連敗を喫し、苦しい滑り出しとなった。

 「第50回日本男子ソフトボールリーグ」第1節、全チームの勝敗・順位は下記の通りで、第2節は6月5日(土)・6日(日)の両日、岐阜県羽島市・大阪府大阪市(※4月25日(日)の「緊急事態宣言」発令を受け、大阪大会の開催を中止。高知県高知市に開催場所を変更して「代替開催」されることが決定した)において開催される。

第50回 日本男子ソフトボールリーグ 第1節終了時点
順位 チーム名
1位 三重県庁クラブ 5 0
2位 平林金属 4 0
3位 大阪桃次郎 3 1
日本エコシステム 3 1
5位 Honda 2 1
トヨタ自動車 2 1
7位 豊田自動織機 3 2
8位 デンソー 2 2
高知パシフィックウェーブ 2 2
愛媛ウエスト 2 2
ジェイテクト 2 2
12位 大阪グローバル 2 3
13位 旭化成 1 2
14位 埼玉県庁クラブ 1 3
熊本嶋田クラブ 1 3
Neo長崎 1 3
17位 ダイワアクト 0 4
YKK 0 4
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