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◆第50回日本男子ソフトボールリーグ第3節(代替 ※最終節)

レギュラーシーズンの全日程を終了!
「上位5チーム」が出揃い、戦いの舞台は決勝トーナメントへ !!

一昨年の王者・平林金属が「貫禄」のリーグ戦1位!

三重県庁クラブは通算15勝2敗の2位で最終決戦へ

王者・平林金属に「唯一」土をつけたデンソー。
決勝トーナメントでも一昨年のリベンジに燃える!

リーグ戦4位で最後の戦いに挑むHonda。
名門の「プライド」を胸に、頂点奪取なるか !?

豊田自動織機は高知大会で無傷の6連勝を飾り、
リーグ戦5位へ滑り込み! 「チーム一丸」最終決戦を
大いに沸かせたい !!
(※画像は第1節のものを使用しています)

通算12勝5敗、豊田自動織機との直接対決の
成績に泣き……6位で終戦となった大阪桃次郎

前節終了時点で同率3位につけていたトヨタ自動車は
今節「まさか……」の1勝5敗。7位に終わってしまった

残すは、いよいよ決勝トーナメント!
いざ、「最終決戦の舞台」へ !!

「第50回日本男子ソフトボールリーグ」第3節(代替 ※最終節)
男子リーグ

「第50回日本男子ソフトボールリーグ」第3節(代替 ※最終節)

 去る10月29日(金)~31日(日)の3日間にわたり、「第50回日本男子ソフトボールリーグ」第3節(代替 ※最終節)が高知県高知市/高知県立春野総合運動公園、三重県熊野市・御浜町/山崎運動公園くまのスタジアム・熊野市防災公園野球場・寺谷総合公園多目的グラウンドにおいて開催された。

 今シーズンの日本男子ソフトボールリーグは当初この「第3節」を9月3日~5日/高知県高知市、三重県熊野市・御浜町で実施する予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響により断念。第4節については日程変更なしで開催することとし、中止となった第3節の「代替節」を今回の日程(10月29日~31日/同会場:高知県高知市、三重県熊野市・御浜町)に調整の上、実施。そこでリーグ戦(レギュラーシーズン)の最終順位を決定するという「異例のスケジュール」へ変更されることになった。

 実質的な「最終節」となった第3節(代替)では、前節終了時点でともに11戦全勝と「同率首位」を並走する平林金属、三重県庁クラブが「直接対決」! その「首位攻防戦」に7-0で完勝した平林金属が今節5勝1敗と勝ち越し、通算成績を16勝1敗まで伸ばし、「リーグ戦1位」で決勝トーナメントに進むこととなった。

 平林金属は今節三重大会に登場し、初日、まずトヨタ自動車と対戦。初回に鳥山和也のスリーラン、山内貴博のソロホームランでいきなり4点を先制すると、2回表にも一死満塁と攻め立て、松田光のタイムリーで2点を追加。「勢い」に乗る平林金属は続く3回表も宇根良祐のツーランホームランで2点、3点を返された後の7回表にも和田彩斗のツーラン、黒岩陽斗のソロホームラン、浜本悌、松田光のタイムリーで一挙5点を加える等打線が爆発! 最終的に13-5で大勝し、三重県庁クラブとの「直接対決」に臨んだ。
 三重県庁クラブ戦では初回、三重県庁クラブの先発投手・酒井匠に対し、1番・宇根良祐がプレイボール直後の「初球」を狙いすまし、鮮やかな「先頭打者ホームラン」を放って1点を先取! 3回表にもこの回先頭の松田光が「完璧な当たり」のソロホームランを叩き込み、1点を追加すると、終盤5回表には藤井雅広の犠牲フライと小山玲央の走者一掃のランニングホームランで一挙4点、6回表にも鳥山和也のソロホームランでダメ押しの7点目を加え、試合は一方的な展開に。守っては、先発登板した「スーパールーキー」小山玲央が投球数98、三振8、内野ゴロ8、内野飛2、外野飛3、四球1の投球内容で「ノーヒット・ノーラン」を達成 !! まさに投打がガッチリと噛み合った試合運びで7-0と完勝し、単独首位へ躍り出ることになった。
 初日連勝スタートを切った平林金属は2日目、デンソー戦に0-6の完封負けを喫し「今シーズン初黒星」がつくこととなったが、すぐに気持ちを切り替え、続くダイワアクト戦は2-0の完封勝利。3日目(最終日)は大阪桃次郎を先発・小山玲央の “あわや完全試合” (※7回二死までパーフェクトピッチング)の快投等で8-1、Hondaを松田光、小山玲央の「二枚エース」を「温存」する「余裕のゲームプラン」で4-3と叩き、再び連勝。今節を5勝1敗で乗り切り、通算成績16勝1敗での「リーグ戦1位」を決めた。

 一方、前節終了時点で平林金属と「同率首位」に並んでいた三重県庁クラブは、初日、その平林金属との「直接対決」に0-7で完敗。大阪グローバル戦は2本のホームランを含む15安打の猛攻で11-1(6回コールド)と大勝したが、2日目のデンソー戦にも1-2で競り負け、今節2敗目。決勝トーナメント進出(リーグ戦上位5位以内に入る)はもちろんのこと、決勝トーナメントを有利に戦える(※一度負けても敗者復活戦に回る権利を有する)「リーグ戦2位以上」を確保すべく「負けられない状況」に立たされたが、ここから「チーム一丸の戦い」を展開。大阪桃次郎との対戦に「キャプテン」池田泰一朗、櫻庭佑輔、京谷優吾のタイムリー、投げては「エース」河野拓郎の被安打3の好投で3-0と完封勝利を収めると、3日目(最終日)は日本エコシステムを初回4得点の鮮やかな先制攻撃等で9-2、トヨタ自動車も延長8回タイブレークにもつれ込む熱戦の末、棟田佑哉のサヨナラタイムリーで3-2と連破! 最終的には今節4勝2敗と勝ち越して見せ、通算成績15勝2敗で「リーグ戦2位」の座をつかみ取った。

 平林金属、三重県庁クラブに続き「リーグ戦3位」となったのはデンソー。
 今節初戦のダイワアクト戦に2-4で敗れ、黒星発進となってしまったが、続くHonda戦には芝聖の先制タイムリー、「エース」山脇佑也の被安打2・奪三振13の好投で3-0と完封勝利。2日目は単独首位に立った王者・平林金属に果敢にチャレンジし、0-0のまま迎えた5回裏、一死満塁から重見颯真の内野ゴロの間に待望の1点を先制すると、続く6回裏には松尾翔輝、田中大輔の連続長打、さらに松本良就のタイムリー、重見颯真のバントヒット等で決定的な5点を追加。平林金属・松田光を見事に攻略し、6-0の快勝で決勝トーナメント進出へ望みをつないだ。
 平林金属戦での「金星」が「大きな自信」となったか、デンソーは続く三重県庁クラブ戦も芝聖の決勝ソロホームランで2-1と勝利。3日目(最終日)も日本エコシステムを松本良就のホームランを含む11安打を浴びせて8-0、大阪グローバルを松尾翔輝、川崎智秋のタイムリー、松本良就のスリーランホームラン等で6-0と撃破し、今節5勝1敗と大きく勝ち越し! 通算成績13勝4敗で最後Hondaと勝敗で並ぶ形になったが、「直接対決の勝利」がモノをいい、「リーグ戦3位」での決勝トーナメント進出が決まった。

 決勝トーナメント進出(リーグ戦上位5位以内)を巡る順位争いは、この平林金属、三重県庁クラブ、デンソーに続いてHondaが今節3勝3敗:通算成績13勝4敗で「リーグ戦4位」を確保(※デンソーと勝敗で並んだが、「直接対決の敗戦」が響き4位)。

 「最後の一枠」には、高知大会で「無傷の6連勝」を飾った豊田自動織機が通算成績12勝5敗まで勝ち星を上積みし、前節終了時点の7位グループからジャンプアップ! 大阪桃次郎と勝敗で並ぶ形へ持ち込み、最終的に「直接対決の成績」で上回り、順位が逆転。「リーグ戦5位」に滑り込み、最終決戦への切符を手にした。

 また、前節終了時点で通算成績10勝1敗、Hondaと並ぶ同率3位の好位置につけていたトヨタ自動車は今節1勝5敗と大きく負け越し「まさか……」の通算成績11勝6敗(7位)でシーズン終了。ここまでの戦いぶりからすれば “今年はやれる! いける !! ” との想いもあったことだろうが、初日、2日目と投手陣が精彩を欠き、大量失点。3日目(最終日)も「あと一歩」踏ん張ることができず、わずか1勝止まりで、決勝トーナメント進出を逃す結果となってしまった。

 この他、第3節(代替 ※最終節)では日本エコシステムが通算成績8勝9敗:8位で今シーズンの戦いを終了。
 高知パシフィックウェーブ、旭化成、大阪グローバル、ダイワアクトは通算成績7勝10敗で並んだが、それぞれの直接対決の成績(※同率で並ぶ4チームの直接対決の勝敗を比較し、高知パシフィックウェーブと旭化成が2勝1敗、ダイワアクトと大阪グローバルが1勝2敗、2勝1敗と1勝2敗のグループができ、2勝1敗で並ぶチームの直接対決の勝者(高知パシフィックウェーブ)が9位、敗者(旭化成)が10位。1勝2敗で並ぶチームの直接対決の勝者(大阪グローバル)が11位、敗者(ダイワアクト)が12位となる)により、高知パシフィックウェーブの9位、旭化成の10位、大阪グローバルの11位、ダイワアクトの12位が決定。
 愛媛ウエスト、埼玉県庁クラブも通算成績6勝11敗、YKK、ジェイテクトも通算成績4勝13敗で並んだが、それぞれ直接対決の成績によって愛媛ウエストの13位、埼玉県庁クラブの14位、YKKの15位、ジェイテクトの16位が決定。
 Neo長崎は通算成績3勝14敗の17位、熊本嶋田クラブは通算成績2勝15敗の18位(最下位)で今シーズンの戦いを終えることになった。

 「第50回日本男子ソフトボールリーグ」レギュラーシーズンの全チームの勝敗・順位は下記の通りで、「リーグチャンピオン」を決める「最終決戦」決勝トーナメントは11月13日(土)・14日(日)の両日、愛知県名古屋市/パロマ瑞穂野球場において開催される。

第50回 日本男子ソフトボールリーグ 第3節(代替 ※最終節) 終了時点
順位 チーム名
1位 平林金属 16 1
2位 三重県庁クラブ 15 2
3位 デンソー 13 4
4位 Honda 13 4
5位 豊田自動織機 12 5
6位 大阪桃次郎 12 5
7位 トヨタ自動車 11 6
8位 日本エコシステム 8 9
9位 高知パシフィックウェーブ 7 10
10位 旭化成 7 10
11位 大阪グローバル 7 10
12位 ダイワアクト 7 10
13位 愛媛ウエスト 6 11
14位 埼玉県庁クラブ 6 11
15位 YKK 4 13
16位 ジェイテクト 4 13
17位 Neo長崎 3 14
18位 熊本嶋田クラブ 2 15

※勝敗が並ぶチームは、リーグ規程により当該チームの対戦成績で順位を決定。

第50回日本男子ソフトボールリーグ 決勝トーナメント表
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