レギュラーシーズンの最終節となる第4節を開催!
(※画像はリーグ戦1位をつかみ取った平林金属)
リーグ戦2位に入ったのは、三重ヴェルデウィン
リーグ戦3位は、高知パシフィックウェーブ
リーグ戦4位のトヨタ。総合選手権準優勝と力は秘めている!
今年、実業団・総合選手権「二冠」のHondaが5位へ滑り込み
前節まで同率首位に位置していたデンソーと大阪桃次郎。
最終節「まさか…」の展開で、決勝トーナメント進出を逃す
ダークホースと目されていたダイワアクトも、4連敗で終戦。
大事な最終節に ″現・世界No.1サウスポー″ の姿はなく…
去る10月14日(土)~16日(月)(※富山大会が雨天のため1日順延)、三重県熊野市・富山県富山市において「第52回日本男子ソフトボールリーグ」の「レギュラーシーズン最終節」となる第4節が開催された。
「決勝トーナメント進出5チーム」(※リーグ戦上位5チームが進出する)が出揃うこの第4節では、全16チーム(※Neo長崎が第3節開催前に廃部となり、従前の17チームから1チーム減った)が現時点の戦況を踏まえ、各々のゲームプラン・想いを胸に「観る者を熱くさせる激闘」を展開! 最終日の最終戦、最後の1球・ワンプレーまで「一瞬たりとも目が離せない攻防」が繰り広げられ、レギュラーシーズンの全日程を終了。 ″史上稀に見る大混戦″ を戦い抜き、リーグ戦1位:平林金属、リーグ戦2位:三重ヴェルデウィン、リーグ戦3位:高知パシフィックウェーブ、リーグ戦4位:トヨタ、リーグ戦5位:Hondaの「上位5チーム」がリーグチャンピオンを決める「最終決戦の舞台」決勝トーナメントへ進むこととなった。
決勝トーナメントへの切符をつかんだ5チーム(平林金属、三重ヴェルデウィン、高知パシフィックウェーブ、トヨタ、Honda)の内、三重大会での戦いに臨んだのは三重ヴェルデウィンと高知パシフィックウェーブ。
レギュラーシーズン最終節となる第4節を「地元・三重」で迎え、「意気上がる」三重ヴェルデウィン(前節終了時点で通算9勝4敗の同率4位)は、初日まず旭化成を井上匠、北木隆貴、芦田翔(※2打席連続)の4本のホームランを浴びせる一発攻勢で7-1と撃破。続く熊本嶋田クラブ戦も降りしきる雨をものともせず、11安打を浴びせて11-3と一蹴し「勢い」を加速させると、2日目のダイワアクトとの対戦も初回から大量6点を奪う等一方的な試合運びで、終わってみれば10-0(5回コールド)と投打に圧倒! チーム一丸この大事な最終節を「3連勝」で駆け抜け、通算成績を12勝4敗まで伸ばした。
高知パシフィックウェーブ(前節終了時点で通算9勝4敗の同率4位)も初日のダイワアクト戦に片岡宜久の先制タイムリー、芝海人のツーラン、髙島大揮のソロホームラン等で着実に得点を重ね、8-1で快勝。理想的な滑り出しを見せると、2日目もまず熊本嶋田クラブを高石尚輝のスリーランホームラン等序盤の先制攻撃で5-2と撃破。旭化成との最終戦は「両者一歩も譲らぬ白熱の戦い」となったが、3-3の同点で迎えた7回裏、二死満塁から7番・北原匠の「捨て身」でバットに当てたボテボテのゴロが最後相手守備の乱れを誘い、歓喜のサヨナラ勝ち(試合スコアは4-3)! こちらもこの最終節「3連勝」を飾って通算成績を12勝4敗とした。
一方、富山大会での戦いに挑んだのは平林金属、トヨタ、Honda。
平林金属(前節終了時点で通算9勝3敗の同率首位)は、初日・初戦、通算成績9勝4敗で首位を争うデンソーと直接対決。U23日本代表・黒岩陽斗のソロホームランを含む3安打・3打点の活躍等で7-0と完勝すると、続く埼玉県庁クラブ戦は序盤4点をリードされる劣勢を強いられながら、「決して諦めない」打線の力で同点に持ち込み、延長タイブレークへ。迎えた延長8回裏、八角光太郎のレフト前に「執念」で落とすサヨナラタイムリーで最終的にはしっかりと勝ち切って見せ(試合スコアは5-4)、首位の座をキープ! 雨天順延をはさんだ最終日も大阪・堺グローバル、大阪桃次郎とのダブルヘッダーに臨み、ここでは1勝1敗(大阪・堺グローバルに3-1で勝利したが、大阪桃次郎には2-6で敗戦)に終わる形となったが、通算成績12勝4敗でレギュラーシーズンの戦いを終了。
前節終了時点で通算8勝4敗の同率6位と決勝トーナメント進出へ「ここが正念場」のトヨタは、初日・初戦で埼玉県庁クラブと延長タイブレークにもつれ込む熱戦を展開。打撃でも「非凡な才」を見せるU23日本代表・八木孔輝の決勝タイムリーで5-4と競り勝って見せると、続く大阪・堺グローバル戦も同じくU23日本代表に名を連ねる西森亜夕夢のソロホームランで先手を取り、その後着実に加点して3-1で勝利。雨天順延をはさんだ最終日も、まず日本エコシステムに10-2で快勝。最終戦・豊田自動織機戦には6-7で惜敗してしまったが、勝負をかけたこの最終節で3勝1敗とキッチリ勝ち越し! 通算成績を11勝5敗まで伸ばすことに成功した。
前節終了時点で通算7勝5敗の同率8位。決勝トーナメント進出に向け「もう1つも負けられない」Hondaは、長井風雅・池田空生の「新・強力二枚看板」がその気迫・闘志を前面に出した「魂のピッチング」を披露。初日・初戦の日本エコシステム戦で長井風雅が被安打1・奪三振9の見事な完封勝利(試合スコアは6-0)を飾って見せれば、続く大阪桃次郎戦では池田空生が ″負けてなるものか″ と被安打2・奪三振13の貫禄の完封勝利(試合スコアは4-0)! 雨天順延をはさんだ最終日はこの二人の熱投に打者も刺激され、埼玉県庁クラブ戦で遠畑光希に劇的な「逆転サヨナラ満塁ホームラン」が飛び出す等、ミラクルな戦いぶりで連勝(埼玉県庁クラブに4-1、大阪・堺グローバルにも4-1で勝利)!! 最終節「無傷の4連勝」で通算成績をトヨタと同じ11勝5敗にした。
これらの結果を持ってリーグ戦の順位決定は、まず、平林金属、三重ヴェルデウィン、高知パシフィックウェーブの3チームが通算成績12勝4敗で並ぶ状況に。リーグ規程により、3チーム間の対戦成績も1勝1敗であることから、さらに「3チーム間の対戦得失点差」へ委ねられることとなり、対戦得失点差「4」の平林金属がリーグ戦1位、対戦得失点差「0」の三重ヴェルデウィンがリーグ戦2位、対戦得失点差「-4」の高知パシフィックウェーブがリーグ戦3位となることが決定。
続くトヨタ、Honda、大阪桃次郎の3チームも通算成績11勝5敗で並ぶ形になったが、リーグ規程により、ここは「当該チーム同士の対戦成績」によって、トヨタのリーグ戦4位(3チーム間の対戦成績:2勝0敗)、Hondaのリーグ戦5位(3チーム間の対戦成績:1勝1敗)、大阪桃次郎のリーグ戦6位(3チーム間の対戦成績:0勝2敗)が決定。1位・平林金属、2位・三重ヴェルデウィン、3位・高知パシフィックウェーブ、4位・トヨタ、5位・Hondaの「リーグ戦上位5チーム」が決勝トーナメントに進出することが決まった。
この他の順位は、第2節・第3節と7連勝し ″好調を維持していたはずだった″ 昨シーズンの覇者・デンソーが最終節1勝3敗と負け越し「まさか……」の7位(通算成績10勝6敗)で終戦。これに豊田自動織機(今節3勝1敗)、旭化成(今節1勝3敗)、ダイワアクト(今節4連敗)の3チームが通算成績8勝8敗で続き、リーグ規程:当該チーム同士の対戦得失点差により、豊田自動織機の8位、旭化成の9位、ダイワアクトの10位が決定。日本エコシステム、大阪・堺グローバル(ともに今節1勝3敗)、愛媛ウエスト(今節2勝1敗)の3チームも通算成績7勝9敗で並ぶ形になったが、ここもリーグ規程:当該チーム同士の対戦成績によって、日本エコシステムの11位、大阪・堺グローバルの12位、愛媛ウエストの13位が決定。また、最終節を「3連勝」で締めくくったジェイテクトは通算成績6勝10敗の14位。逆に最終節4連敗に終わってしまった埼玉県庁クラブと熊本嶋田クラブは、埼玉県庁クラブが通算成績3勝13敗の15位、熊本嶋田クラブが通算成績2勝14敗の16位で今シーズンの戦いを終了することになった。
「第52回日本男子ソフトボールリーグ」レギュラーシーズンの全チームの勝敗・順位は下記の通りで、「リーグチャンピオン」を決める「最終決戦」決勝トーナメントは11月11日(土)・12日(日)の両日、埼玉県さいたま市/レジデンシャルスタジアム大宮において開催される。
第52回 日本男子ソフトボールリーグ 第4節(最終節)終了時点 | ||||
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最終 順位 |
リーグ戦 順位 |
チーム名 | 勝 | 敗 |
1位 | 平林金属 | 12 | 4 | |
2位 | 三重ヴェルデウィン | 12 | 4 | |
3位 | 高知パシフィックウェーブ | 12 | 4 | |
4位 | トヨタ | 11 | 5 | |
5位 | Honda | 11 | 5 | |
6位 | 6位 | 大阪桃次郎 | 11 | 5 |
7位 | 7位 | デンソー | 10 | 6 |
8位 | 8位 | 豊田自動織機 | 8 | 8 |
9位 | 9位 | 旭化成 | 8 | 8 |
10位 | 10位 | ダイワアクト | 8 | 8 |
11位 | 11位 | 日本エコシステム | 7 | 9 |
12位 | 12位 | 大阪・堺グローバル | 7 | 9 |
13位 | 13位 | 愛媛ウエスト | 7 | 9 |
14位 | 14位 | ジェイテクト | 6 | 10 |
15位 | 15位 | 埼玉県庁クラブ | 3 | 13 |
16位 | 16位 | 熊本嶋田クラブ | 2 | 14 |
- | - | Neo長崎 | 1 | 16 |
●上位5チームが11月11日(土)・12日(日)、埼玉県さいたま市・レジデンシャルスタジアム大宮で行われる決勝トーナメントに進出
●第3節開催前にNeo長崎が廃部となり、第3節以降の対戦は不戦敗とした
●1位~3位、8位~10位はリーグ規程により、当該チーム同士の対戦得失点差により決定
●4位~6位、11位~13位はリーグ規程により、当該チーム同士の対戦成績により決定