日本男子リーグはレギュラーシーズンの戦いを終了し、最終決戦へ!(※最終節 ″地元・栃木″ で4連勝し、1位となったHonda)
2位は「絶対的切り札」を擁する13勝3敗のダイワアクト
「天皇盃の覇者」平林金属が12勝4敗で3位に
平林金属と勝率で並んだが、直接対決の勝敗でトヨタが4位
5位の座には…最終節を全勝で駆け抜けた日本エコシステムが!
「まさか…」の4連敗を喫し、10位へ沈んだ高知パシフィックウェーブ
今シーズン「奮戦」したジェイテクトも、「悔しい7位」で終戦となった
「第53回日本男子ソフトボールリーグ」のレギュラーシーズン「最終節」となる第4節が、去る10月5日(土)・6日(日)の両日、栃木県大田原市・熊本県水俣市において開催された。
今節は ″最終決戦の舞台″ 決勝トーナメントへの切符(※レギュラーシーズン/リーグ戦上位5チームに決勝トーナメント進出の権利が与えられる)がかかる「勝負・運命の第4節」とあって、各チームそれぞれの戦況のもと、様々な想いを胸に最後の1球・ワンプレーまで白熱の戦いを展開。2日間の激闘を経て、最終的に1位・Honda(今節4連勝:通算成績14勝2敗)、2位・ダイワアクト(今節3勝1敗:通算成績13勝3敗)、3位・平林金属(今節2勝2敗:通算成績12勝4敗)、4位・トヨタ(今節4連勝:通算成績12勝4敗で平林金属と並んだが、直接対決の勝敗により4位)、5位・日本エコシステム(今節4連勝:通算成績10勝6敗)が決勝トーナメントへ駒を進めることになった。
惜しくも決勝トーナメント行きを逃す形となった6位は、デンソー(今節4連勝:通算成績10勝6敗で日本エコシステムと並んだが、直接対決の勝敗により6位)、続いて7位・ジェイテクト(今節1勝3敗:通算成績9勝7敗)、8位・旭化成(今節2勝2敗:通算成績9勝7敗でジェイテクトと並んだが、直接対決の勝敗により8位)、9位・三重ヴェルデウィン(今節3勝1敗:通算成績8勝8敗)、10位・高知パシフィックウェーブ(今節4連敗:通算成績8勝8敗まで成績を落とし、三重ヴェルデウィンにも勝率で並ばれ、最後直接対決の勝敗により10位)、11位・埼玉県庁クラブ(今節2勝2敗:通算成績7勝9敗)、12位・大阪桃次郎(今節4連敗:通算成績7勝9敗まで順位を落とし、埼玉県庁クラブにも勝率で並ばれ、最後直接対決の勝敗により12位)、13位・豊田自動織機(今節3勝1敗:通算成績6勝10敗)、14位・大阪・堺グローバル(今節4連敗:通算成績4勝12敗)、15位・山口水産(今節4連敗:通算成績4勝12敗、大阪・堺グローバルとの直接対決の勝敗により15位)、16位・愛媛ウエスト(今節1勝3敗:通算成績3勝13敗)、17位・熊本嶋田クラブ(今節4連敗:通算成績0勝16敗)といったレギュラーシーズンの最終成績になった。
前節(第3節)終了時点で通算10勝2敗、平林金属、ダイワアクトと ″同率首位″ に並んでいたHondaは「地元・栃木県」大田原市/美原公園第2球場・野球場、黒羽運動公園多目的広場において開催された栃木大会に登場。
初日・初戦のジェイテクト戦を「キャプテン」坂田大士の先制タイムリー、遠畑光希のリードを広げるタイムリースリーベース、福田空脩のダメ押しソロホームランで5-3とモノにすると、続く高知パシフィックウェーブ戦は「現・男子TOP日本代表」の先発・長井風雅が立ち上がりからエンジン全開! 闘志剥き出しのピッチングを展開し、相手打線を「無安打・18三振」に抑え込む熱投!! 0-0のまま迎えた土壇場の7回裏、「選手兼任監督」浦本大嗣が「値千金」のサヨナラホームランを突き刺し、1-0で勝利を飾り、幸先良く連勝スタートを切った。「勢い」に乗ったHondaは2日目のダブルヘッダーも池田空生、長井風雅の「現・男子TOP日本代表二枚看板」を軸に投打が噛み合い、愛媛ウエストに6-0、大阪・堺グローバルにも5-0と2試合連続の完封勝ち(前日から含めると3試合連続の完封勝利)。この最終節「無傷の4連勝」で通算成績を14勝2敗まで伸ばし、「レギュラーシーズン1位」をつかんだ。
前節を終えて通算8勝4敗、トヨタと ″3チーム並びの4位″ につけていた高知パシフィックウェーブ、ジェイテクトは「大事な最終節」で4連敗、1勝3敗と結果を残せず……。
高知パシフィックウェーブは初日・初戦の埼玉県庁クラブ戦で1-2といきなり躓き、続く地元・Hondaとの「勝負をかけた一戦」も打線がノーヒット・ノーランをくらってしまう等……「痛い連敗」スタート。2日目もこの「嫌な流れ」を引きずったまま、三重ヴェルデウィンに2-3、日本エコシステムにも5-8で競り負け、今節「まさかの4連敗……」で決勝トーナメント進出を逃す形に終わった。
ジェイテクトも今節「肝心の初戦」で埼玉県庁クラブに1-2と惜敗。続くHonda戦も終始試合のペースを握られてしまい、3-5で落とすと、2日目も「絶対に負けられない日本エコシステム戦」に5-7で打ち負け……「痛すぎる3連敗」。最後三重ヴェルデウィンとの対戦は「意地」で勝利(試合スコアは6-5)を収めはしたものの、念願の決勝トーナメント進出には手が届かず。トータル9勝7敗と例年以上の奮闘を見せてくれたが、もっともっと上をめざして! 今シーズンの「収穫・課題」をしっかりと見つめ直し、チームのさらなる成長へつなげてもらいたい。
また、栃木大会では前節終了時通算6勝6敗の ″同率9位″ に位置していた日本エコシステムが「4連勝」と猛チャージをかけ、決勝トーナメント進出「最後の枠」となる「5位の座」を奪取!
今節4試合、大阪・堺グローバル戦に7-2、愛媛ウエスト戦に6-5、ジェイテクト戦に7-5、高知パシフィックウェーブ戦に8-5と「計28得点」を奪う「打線の力」で通算成績を10勝6敗まで伸ばし、熊本大会で同じく ″4連勝″ を飾ったデンソーと引き続き勝率で並ぶ形になったが、直接対決で日本エコシステムが3-1と勝利していたため、リーグ規程により日本エコシステムの順位が上になることが決定。土壇場での「ジャンプアップ!」で「最終決戦への切符」を手に入れた。
熊本県水俣市/エコパーク水俣特設ソフトボール場において開催された熊本大会には、 ″首位争い・上位争い″ の渦中にある平林金属、ダイワアクト、トヨタが登場。
第3節終了時点で通算10勝2敗の平林金属は、初日まず大阪桃次郎を10-2と圧倒した後、旭化成に1-5で敗戦。2日目もダイワアクトに0-1で敗れながら、熊本嶋田クラブには14-7と打ち勝ち、この最終節「2勝2敗」。最終的には「通算12勝4敗」の成績で「レギュラーシーズン3位」となり、決勝トーナメントの舞台へ。
同じく通算10勝2敗で今節の戦いに臨んだダイワアクトは、切り札の「世界No.1サウスポー」ジャック・ベスグローブが相変わらず「奪三振ショー」を披露。豊田自動織機戦で「被安打1・16奪三振」(試合スコア1-0で勝利)、山口水産戦で「被安打4・14奪三振」(試合スコア6-0で勝利)、トヨタ戦は登板を回避しチームも4-12で敗れる形になったが、最終戦・平林金属との対戦でも「被安打2・15奪三振」(試合スコア1-0で勝利)と「世界トップレベル」「ホンモノの実力」をリアルに見せつけ、最終節3勝1敗と勝ち越し。通算13勝3敗「レギュラーシーズン2位」での決勝トーナメント進出を決めた。
高知パシフィックウェーブ、ジェイテクトと同じ通算8勝4敗・4位で最終節に挑んだトヨタは、初日・初戦の熊本嶋田クラブ戦に4本のホームランを浴びせる「一発攻勢」で9-1と圧勝。続く山口水産戦は1-1のまま延長タイブレークにもつれ込む緊迫の展開となったが、迎えた延長8回表、西森亜夕夢、真﨑海斗のタイムリーで大きな2点を奪い、最終的に3-2で勝利。2日目も ″ベスグローブ抜き″ のダイワアクト投手陣を3本塁打・11安打と打ち込んで12-4、大阪桃次郎にも二桁11安打を浴びせて8-3と快勝し、「負けなしの4連勝」! 最終成績12勝4敗、平林金属と並んで順位決定は互いの「直接対決の勝敗」へ委ねられることになり、平林金属に5-8で敗れていたトヨタは現行のまま「レギュラーシーズン4位」で決勝トーナメントに進むこととなった。
「第53回日本男子ソフトボールリーグ」レギュラーシーズンの全チームの勝敗・順位は下記の通りで、「リーグチャンピオン」を決める決勝トーナメントは11月9日(土)・10日(日)の両日、埼玉県鴻巣市/上谷総合公園野球場(フラワースタジアム)において開催される。
第53回 日本男子ソフトボールリーグ 第4節終了時点 | |||
---|---|---|---|
順位 | チーム名 | 勝 | 敗 |
1位 | Honda | 14 | 2 |
2位 | ダイワアクト | 13 | 3 |
3位 | 平林金属 | 12 | 4 |
4位 | トヨタ | 12 | 4 |
5位 | 日本エコシステム | 10 | 6 |
6位 | デンソー | 10 | 6 |
7位 | ジェイテクト | 9 | 7 |
8位 | 旭化成 | 9 | 7 |
9位 | 三重ヴェルデウィン | 8 | 8 |
10位 | 高知パシフィックウェーブ | 8 | 8 |
11位 | 埼玉県庁クラブ | 7 | 9 |
12位 | 大阪桃次郎 | 7 | 9 |
13位 | 豊田自動織機 | 6 | 10 |
14位 | 大阪・堺グローバル | 4 | 12 |
15位 | 山口水産 | 4 | 12 |
16位 | 愛媛ウエスト | 3 | 13 |
17位 | 熊本嶋田クラブ | 0 | 16 |
●上位5チームが11月9日(土)・10日(日)、埼玉県鴻巣市 上谷総合公園野球場(フラワースタジアム)で行われる決勝トーナメントに進出
●3位~4位、5位~6位、7位~8位、9位~10位、11位~12位、14位~15位はリーグ規程により、当該チーム同士の勝敗により決定した。