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第54回日本男子ソフトボールリーグ第1節

″全18チーム″ によるレギュラーシーズンがスタート!
Honda、平林金属、山口水産が「開幕4連勝」の好発進 !!

日本男子リーグの「2025年シーズン」がスタート!
まずは3チームが開幕4連勝。次節はどうなる !?

鳥山和也新監督のもと、王座奪還に挑む平林金属。
苦しみながらも勝利を重ね、「さらなる進化」をめざす!

山口水産もこの4連勝を弾みに、躍進したい !!

決勝トーナメントに進めるのは、18チーム中「5チーム」。
各チームの順位争いは、次節以降激しさを増していく…

王者・SAGAダイワアクトは1勝3敗と負け越し、出遅れ

エースの怪我で、4連敗の ″厳しい船出″ となった安川電機

第54回日本男子ソフトボールリーグ第1節/広島県尾道市

第54回日本男子ソフトボールリーグ第1節/広島県尾道市

 「第54回日本男子ソフトボールリーグ」の開幕を告げる「第1節」が、去る4月11日(金)~14日(月)の4日間(※雨天により1日順延)、広島県尾道市/御調ソフトボール球場を舞台に開催された。

 第1節には例年と同じく「リーグ加盟全チーム」(※今シーズンから安川電機(福岡)が新たに加わり、全18チームとなった)が集結。選手たちの ″ハイレベルな攻防″ はもちろんのこと、主管である広島県ソフトボール協会・尾道地区ソフトボール協会の皆さんも一丸となって審判・記録・運営に奔走。尾道市が全国に誇る「4面同時進行が可能なソフトボール専用球場」をフル活用し、熱戦を支えてくれた。

 全体の結果(順位争い)としては、前年王者・SAGAダイワアクト(※今シーズンからチーム名を改称)が「世界No.1サウスポー」ジャック・ベスグローブを擁しながら、「まさか……」の1勝3敗と黒星先行スタート。Honda、平林金属、山口水産の3チームが「無傷の4連勝」を飾って「開幕ダッシュ」に成功し、次いでジェイテクト、高知パシフィックウェーブ、愛媛ウエストが3勝1敗で4位グループを形成。トヨタ、三重ヴェルデウィン、大阪桃次郎、豊田自動織機、大阪・堺グローバルは2勝2敗で同率7位となり、SAGAダイワアクト、日本エコシステム、デンソー、旭化成、埼玉県庁クラブは1勝3敗の12位グループ。熊本嶋田クラブ、安川電機は4連敗と勝ち星を挙げられないまま、17位タイで今節を終えた。

◎第1節の試合結果&フォトギャラリーはこちら

 「開幕4連勝」の好スタートを切った3チームの内、前年準優勝のHondaは、まず初日・開幕戦で旭化成に川島大空のソロホームラン一発で1-0と勝利。続く安川電機との対戦も4本のホームランを含む18安打の猛攻で16-6(6回コールド)と大勝すると、2日目・埼玉県庁クラブ戦にも高浪雄大のスリーランホームラン、桑村純平のタイムリースリーベース等で序盤大きくリードを奪い、そのまま6-0で完勝。3日目、三重ヴェルデウィンとの激闘も4-4の同点で迎えた7回裏、無死一・二塁から「キャプテン」坂田大士が「会心の当たり」のサヨナラスリーランを叩き込み、7-4で劇的勝利! 貫禄の4戦負けなしで次節(第2節)へ弾みをつけた。

 前年4位に終わった平林金属は鳥山和也新監督(※選手兼任監督)のもと、初日、日本エコシステムをその「鳥山和也新監督」自らのスリーランホームランを含む4本塁打・13安打で11-2と一蹴。2日目のデンソー戦も中盤1点差に詰め寄られながら、景山蓮、小山玲央の継投でリードを守り抜き、6-5の辛勝。3日目も大阪・堺グローバルを6-0の完封で退け、4日目(予備日/最終日)同じく ″ここまで3連勝″ のジェイテクトと激突。「注目の一戦」は2-0と平林金属リードで迎えた7回裏、クローザー的役割として投入された景山蓮が二死一・二塁から「まさか……」のタイムリーツーベースを浴びてしまい、振り出しに。迎えた延長8回表、平林金属が八角光太郎の内野安打とワイルドピッチで勝ち越し、さらに小島聖矢にもタイムリーツーベースが飛び出し、もう1点追加し、再び2点をリード。その裏、粘るジェイテクトに3点目を奪われたが、一死一・三塁とピンチが続く場面で「エース」小山玲央が再登板。最後はその小山玲央が「渾身のピッチング」で見逃し三振、セカンドフライに斬って取り、4-3で手に汗握る接戦に勝利! 苦しみながらもキッチリ4連勝を飾り、 ″王座奪還″ へ上々の滑り出しをみせた。

 昨年(2024年)リーグ加盟を果たし、参戦1年目を15位(4勝12敗)という成績で終えた山口水産は初日に愛媛ウエストと対戦。今や「ニュージーランド代表のエース」に成長したピタ・ロナ(※今夏のワールドカップ ファイナルにも出場予定)がいきなり被安打1・16奪三振と「快投」し、延長タイブレークにもつれ込む展開となりはしたものの、8回表に5安打を集中して最終的に5-1で勝利。2日目のダブルヘッダー(日本エコシステム戦、熊本嶋田クラブ戦)もピタ・ロナ、ワッツ・ベンジャミンの両外国人投手がそれぞれ完投、打線の援護もあり、連勝(試合スコアは2-0、8-4)。最終日、豊田自動織機との一戦も下池勝翔の鮮やかな先頭打者ホームランで先手を取り、試合の主導権を握り、終盤1点差に迫られながらも……4-3で逃げ切り! 「チーム躍進」を予感させる戦いぶりで、文字通り「好発進」した。

 2022ワールドカップ・2023U23ワールドカップ優勝投手で、今年7月のワールドカップ ファイナルでもオーストラリア史上初の ″大会連覇″ へ「期待・注目」を集めるジャック・ベスグローブ擁するSAGAダイワアクトは、その「切り札」ジャック・ベスグローブが相変わらずの「奪三振ショー」で「孤軍奮闘」するも、打線の援護なく……1勝3敗と負け越し。初日、大阪桃次郎との開幕戦はジャック・ベスグローブ自ら先制ツーランホームランを突き刺し、16三振を奪う力投をみせたが、終盤「想定外の一発」(逆転スリーランホームラン)を許す等3-4と惜敗。2日目のトヨタ戦もジャック・ベスグローブの14奪三振の好投実らず、最終7回表にツーランホームランを浴びる苦い結末となって……0-2の完封負け。3日目の安川電機戦は7-0と快勝してみせたが、最終日、高知パシフィックウェーブとの対戦は再び緊迫の投手戦となり、0-0のまま延長タイブレークに突入。8回の表裏に両チーム1点ずつを取り合い、迎えた9回表、一死二塁から高知パシフィックウェーブに勝ち越しタイムリーを許してしまうと……その裏「痛恨」の「三者連続三振」を奪われ、打つ手なく、ゲームセット。この最終戦もジャック・ベスグローブが被安打2・17奪三振(※7回までノーヒットピッチングを展開)と相手打線をほぼ抑え込んでおきながら、勝利をつかむことができず、早くも3敗目。第1節終了時点で12位グループと大きく出遅れる状況になった。

 「第54回日本男子ソフトボールリーグ」第1節、全チームの勝敗・順位は下記の通りで、第2節は5月31日(土)・6月1日(日)の両日、福岡県京都郡みやこ町・鹿児島県鹿児島市において開催される。

第54回 日本男子ソフトボールリーグ 第1節 終了時点
順位 チーム名
1位 Honda 4 0
平林金属 4 0
山口水産 4 0
4位 ジェイテクト 3 1
高知パシフィックウェーブ 3 1
愛媛ウエスト 3 1
7位 トヨタ 2 2
三重ヴェルデウィン 2 2
大阪桃次郎 2 2
豊田自動織機 2 2
大阪・堺グローバル 2 2
12位 SAGAダイワアクト 1 3
日本エコシステム 1 3
デンソー 1 3
旭化成 1 3
埼玉県庁クラブ 1 3
17 熊本嶋田クラブ 0 4
安川電機 0 4

●上位5チームが11月8日(土)・9日(日)、大阪府堺市 くら寿司スタジアム堺(原池公園野球場)で行われる決勝トーナメントに進出

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