男子TOP日本代表が「第69回日本スポーツ賞」
「競技団体別最優秀賞」を受賞!!
「第16回世界男子選手権大会」での限りなく
「世界一」に近い準優勝が高く評価された
今や「世界一の投手」の呼び声高い小山玲央
男子TOP日本代表「躍進」の象徴となった
2019年度WBSC(世界野球ソフトボール連盟)
「ベストプレイヤー賞」を受賞した松田光
ついに「ソフトボール王国」ニュージーランドの牙城を崩し、
日本が「世界ランキング1位」の座を獲得!
2021年、次こそは「世界一」「ワールドカップ制覇」を!
去る1月17日(金)、東京・パレスホテル東京で「第69回日本スポーツ賞」(読売新聞社制定)表彰式が行われ、昨夏(2019年6月13日~23日)、チェコ・プラハで開催された「第16回世界男子選手権大会」(第16回世界男子選手権大会の大会結果はこちら)で2000年以来、2度目となる「決勝進出」を果たし、その決勝戦では延長10回に及ぶ「死闘」を演じ、惜しくも優勝こそ逃したものの、「限りなく『世界一』に近い準優勝」を飾った男子日本代表チームが「競技団体別最優秀賞」を受賞。同大会でチームを率いた岡本友章ヘッドコーチ(日ソ協常務理事/同選手強化本部会男子強化委員長)がチームを代表し、出席。喜びの表彰を受けた。
(「大賞」はラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会で初の8強進出を果たしたラグビー日本代表チーム。陸上の世界選手権男子50キロ競歩で金メダルに輝いた鈴木雄介選手と、バドミントンの世界選手権で男子シングルス2連覇の桃田賢斗選手が特別賞を受賞。ゴルフの全英女子オープンで優勝した渋野日向子選手が奨励賞を受賞した)
男子TOP日本代表チームは、岡本友章ヘッドコーチが現役選手時代、「日本の4番」「主砲」として活躍した1996年の「第9回世界男子選手権大会」で当時、「世界の3強」と呼ばれたニュージーランド、カナダ、アメリカの一角を崩し、「初」の3位入賞。続く2000年の「第10回世界男子選手権大会」では「世界最強」のニュージーランドを一度は破り、決勝進出。決勝でも先手を奪い、「王者」ニュージーランドをギリギリのところまで追いつめての準優勝と「世界の頂点」を争い、「世界の強豪」の仲間入りを果たしたが、その後は5大会連続の5位と「ベスト8」の高く厚い壁に跳ね返され続け、上位進出を阻まれるという「苦闘の時代」をさまよっていた。
しかし……2016年に男子TOP日本代表の「弟分」である男子U19日本代表(現・U18日本代表)が「第11回世界男子ジュニア選手権大会」(現・U18男子ワールドカップ)で「エース」小山玲央(当時・佐世保西高→現・日本体育大)を中心に、予選リーグ・決勝トーナメントを通じて「無敗」のまま、「世界の頂点」に登り詰め、35年ぶりの「世界一」に輝いたことが「悪い流れ」を一変させる契機となった。「逸材」小山玲央が順調に成長し、ジュニアからTOPカテゴリーにステップアップ! 男子TOP日本代表の一員に加わると、チームも各種国際大会で「結果」を残しはじめ、確かな「手応え」をつかんだ中で昨夏の「第16回世界男子選手権大会」に出場。すると、「ニュースター」小山玲央の出現に「刺激」を受けた日本男子ソフトボール界の「顔」松田光(平林金属)が「世界の舞台」でついに「覚醒」。打っては5割4分5厘〈首位打者)・3本塁打・13打点(打点王)、投げては4勝0敗・防御率0.46(防御率1位)の大活躍。2019年度のWBSCソフトボールディビジョンの「ベストプレイヤー賞」を受賞する「大車輪」の活躍を見せ、今や「世界一の投手」との呼び声も高い小山玲央加入との「二枚看板」で「決勝進出」「準優勝」の原動力となった。
また、その「女房役」を務め、「4番」に座った大石司(ホンダエンジニアリング)、「初代表」で攻守に躍動した宇根良祐、八角光太郎(ともに平林金属)ら小山玲央と同年代の「若い力」が台頭。「要所」で貴重な働きを見せた高橋速水、片岡大洋(ともに高知パシフィックウェーブ)、浦本大嗣(ホンダエンジニアリング)、筒井拓友(大阪桃次郎)といった経験豊富なベテランと、その力を見事に融合させ、予選リーグ・決勝トーナメントを通じて「無敗」の快進撃。無傷の9連勝で決勝進出を果たし、「初」の世界一に「王手」をかけた。 「世界一」の座をかけた決勝ではアルゼンチンと延長10回に及ぶ「死闘」を演じたが、惜しくも2-3で敗れ、「初優勝」こそ逃してしまったが……「限りなく『世界一』に近い準優勝」であり、「次こそは……必ず!」の期待が膨らむ戦いを見せてくれた。
その同大会での戦いが高く評価され、今回の「第69回日本スポーツ賞」競技団体別最優秀の授与に至った。「第16回世界男子選手権大会」で準優勝に輝いた男子TOP日本代表チームの選手・スタッフの皆さんに、改めて心からの祝福を贈るとともに、今後のより一層の活躍を期待したい。
昨年11月のWBSC(世界野球ソフトボール連盟)総会の席上で、岡本友章ヘッドコーチの殿堂入り、2019年度世界で最も活躍した選手に贈られる「ベストプレイヤー賞」に松田光選手が輝く等、躍進著しい男子TOP日本代表にまた一つ「勲章」が加わった。1月15日に発表されたWBSC世界ランキングでは、長年ランキングトップに君臨していたニュージーランドを抜き、「世界ランキング1位」の座を獲得するという嬉しいニュースも飛び込んできた。来年(2021年)の「第17回男子ワールドカップ」(世界男子選手権大会から改称)で「初優勝」の栄冠を手にし、名実ともに「世界一」となること。 それこそが男子TOP日本代表に設定された新たな「目標」であり、果たすべき「ミッション」となる。
No. | 役職 | 氏名 | 所属 |
---|---|---|---|
1 | 団長 | 東山 直己 | 日本ソフトボール協会 |
2 | ヘッドコーチ | 岡本 友章 | 高知パシフィックウェーブ |
3 | アシスタントコーチ | 吉村 啓 | 平林金属 |
4 | アシスタントコーチ | 照井 賢吾 | 高崎市役所 |
5 | トレーナー | 田岡 幸一 | Body Laboratory |
6 | マネージャー | 三村 奈弓 | ホンダエンジニアリング |
7 | アナリスト | 新井 千浩 | 平林金属 |