SOFTBALL ASIA CUP ・第1回男子U23アジアカップ ・第11回男子アジアカップ |
日本・高知県で「男子アジアカップ」が開催される!
男子TOP・男子U23日本代表、いよいよ始動 ‼
今回のアジアカップは今年開催されるワールドカップの「アジア地区予選」を兼ねる。新たな挑戦を、ここから!
アジアカップの日本開催は4度目。
日本は大会6連覇を継続中だ★
前回の日本開催は岡山県新見市において開催された2012年第9回大会。日本はここでも「ぶっちぎりの強さ」を見せ、男子ソフトボールの魅力・醍醐味をアピールした
2018年に開催された前回大会には、大学選抜チームを日本代表として派遣。見事10戦全勝でアジアの頂点に!
男子TOP・男子U23、ともに「世界の頂点」をめざして !!
今年開催が予定されている「第17回男子ワールドカップ」(※11月26日~12月4日、ニュージーランド・オークランドで開催予定)と「第1回男子U23ワールドカップ」(※10月22日~30日、アルゼンチン・パラナで開催予定)。それぞれのアジア地区予選を兼ねる「アジアカップ」が、いよいよ日本/高知県四万十市で開幕を迎える。
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まず9月1日(木)・2日(金)の両日開催される「第1回男子U23アジアカップ」には、日本をはじめ、シンガポール、インドの3チームが出場。2回総当たり戦で順位を決定する試合方式により覇が競われ、上位2チームに「WBSC第1回男子U23ワールドカップ」(※大会期日:10月22日~30日/アルゼンチン・パラナで開催)への出場権が与えられる。
続いて9月3日(土)~6日(火)の4日間にわたり開催される「第11回男子アジアカップ」には、日本をはじめ、シンガポール、インド、フィリピン、香港、タイ、チャイニーズ・タイペイの7チームが出場。こちらは予選ラウンド+プレーオフ(順位決定戦)の試合方式により覇が競われ、同じく上位2チームに「WBSC第17回男子ワールドカップ」(※大会期日:11月26日~12月4日/ニュージーランド・オークランドで開催)への出場権が与えられることとなる。
「男子アジアカップ」においては、このところ日本が「圧倒的強さ」を誇り、大会6連覇を継続中。2018年に開催された前回大会には、その対象カテゴリーである男子TOP日本代表ではなく、あえて大学選抜チームを日本代表として派遣。予選リーグから負けなし、10戦全勝という文句なしの戦いぶりでアジアの頂点に立った。
新設されたU23カテゴリーの記念すべき「第1回大会制覇」をめざす男子U23日本代表は、TOPチームの「弟分」的な位置づけでもあることから、次代の日本男子ソフトボールを担う若い力・新たなスターの出現に期待が高まる。
男子アジアカップの日本開催は1985年の第3回大会(静岡県静岡市)、2006年の第8回大会(福岡県北九州市)、2012年の第9回大会(岡山県新見市)に続き4度目(※第1回~第10回大会までアジア男子選手権大会と呼称)となる。
◎「確かな実力」と「若い力の台頭」
日本男子ソフトボールは2019年の第16回世界男子選手権大会で19年ぶりの決勝進出を果たし、初優勝こそならなかったものの、堂々の準優勝。直近の国際大会では2020年の第13回男子U18ワールドカップで見事2大会ぶり3度目の優勝・世界一を手にしている。
宿願の世界制覇をめざす男子TOP日本代表チームの中心となるのは、現在所属チーム(平林金属)でタッグを組み、「国内最強二枚看板」とも評されている松田光と小山玲央。“投打二刀流”として実績を積み上げてきた松田光はこれまで世界選手権に4大会連続で出場。特に前回大会(2019年第16回大会)では、打っては5割4分5厘(首位打者)・3本塁打・13打点(打点王)、投げては4勝0敗・防御率0.46(防御率1位)の大活躍で、チームを2000年以来の準優勝に導いた。「2019世界選手権準優勝」その世界選手権での「大会MVP」が高く評価され、同年、WBSC(世界野球ソフトボール連盟)ソフトボールディビジョンにおいて日本人では2014年の上野由岐子以来「二人目」の「ベストプレイヤー賞」(※年間最優秀選手)にも輝いている。
小山玲央は2016年の「世界ジュニア選手権優勝投手」で、年々着実に「レベルアップ」「進化」する「ニュースター」。小山玲央が投じる快速球のMAX(最高球速)は今や世界の強打者も手を焼く「135㎞/h」。得意のライズボール(浮き上がるような変化球)に磨きをかけているのはもちろんのこと、打者の手元で横に滑るように落とすカットボール等「新たな武器の習得」にも成功。自らの引き出しを増やし、「つかまえることなど不可能な投手」へと成長・変貌を遂げている。小山玲央なら、小山玲央がいれば……世界の頂点を狙える!! そう確信させてくれる「逸材」であり、その存在が“日本男子ソフトボールの顔”松田光の本来持っている力を引き出し、「良き競争相手」となっている。松田光と小山玲央の「化学反応」「相乗効果」が今の日本の最大の強みになっているといっても過言ではないだろう。
また、小山玲央以外にも「若手」は台頭してきており、昨年の「全日本総合選手権チャンピオン」高知パシフィックウェーブの「若きエース」で、球威・切れ味とも「トップレベル」「一級品」のライズボールを武器とする片岡大空が今回国際舞台にデビュー。男子U23日本代表チームの投手陣に目を向けてみても、4名(海邉和也/安川電機、大西泰河/Honda、小野寺翔太/トヨタ自動車、八木孔輝/トヨタ自動車)全員がジュニア時代に国際大会(ジュニアカテゴリーの世界選手権もしくはワールドカップ)を経験しており、さらなる飛躍が期待される。
野手においても「今後が楽しみ」な選手たちが多く、男子TOP日本代表では前回の世界選手権を経験したメンバーをはじめ、「伸び盛りの若手」を積極的に選出。投手の小山玲央と同じく2016年の世界ジュニア選手権優勝メンバーで、2018年の世界ジュニア選手権にも2大会連続で出場し、準優勝。キャプテンとしてチームを引っ張り、攻守に「抜群の存在感」を示した坂田大士(Honda)や、走攻守すべてにおいて「周囲を唸らせる能力」を有する「ガッツマン」櫻庭佑輔(三重ヴェルデウィン)らは今回「新たな活力」となり、選手間の競争意識を高めていってくれるはず。昨年「日本リーグMVP」(※首位打者賞・ベストナイン賞を獲得)に輝き、現在「国内屈指の左のスラッガー」として売り出し中の鳥山和也(平林金属)、チームNo.1を争う「俊足」の持ち主で、「小技・長打なんでもあり」の「曲者」浜本悌(同じく平林金属)といったあたりも世界の舞台でどこまでやれるか!? 大いに注目されるところ。男子U23日本代表も次代を担う「若き才能」が数多く選出されており、中でも直近の国際大会(2020年に開催された男子U18ワールドカップ)で大活躍! 男子U18日本代表のキャプテンとしてチームを牽引し、「世界制覇」を成し遂げ、「大会MVP」も獲得した旭化成の永吉飛斗(※今年7月のWBSC総会ではその活躍が評価され、player of the year 2020 にも選ばれた)はまさに「旬」で「注目の選手」の一人である。
「新生」男子TOP日本代表・男子U23日本代表の「新たな挑戦」が、いよいよはじまる。「世界トップレベル」「世界の頂点が狙える位置」へ復活を遂げた日本男子ソフトボールの確かな実力を、その躍動する姿を、ぜひ球場に足を運んで観てもらいたい。
男子ソフトボールの本場であり、これまで長きにわたり“ソフトボール王国”と称されてきた“高知県”で開催される今回のアジアカップ。TOPカテゴリーは未だ成し遂げていない悲願のワールドカップ制覇へ、U23カテゴリーは記念すべき第1回ワールドカップ優勝をめざして、それぞれ「第一歩」を踏み出すことになる。
アジアから世界No.1へ
駆け上がれ !!