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◆WBSC第17回男子ワールドカップ 【現地レポート①】

ニュージーランド・オークランドを舞台に「熱戦」開幕!
日本は初戦に11-0(4回コールド)で大勝し、好発進 !!

「ニュージーランドならでは」のオープニングセレモニーで開幕!

ローズデールパーク・メイン球場で行われた
開幕戦は、ニュージーランドとチェコが激突 !!

開幕投手に起用されたニュージーランドの「エース」ダニエル・チャップマンが「MAX134km/h」の快速球を投げ込んだ

前回大会の優勝投手・アルゼンチン代表の「エース」ウエムル・マタもキューバを相手に「15奪三振」の快投

前回準優勝の日本は南アフリカに11-0で大勝!

日本、快調に白星スタート!
次戦は強豪・オーストラリアに挑む !!

WBSC第17回男子ソフトボールワールドカップ 【大会第1日】

 男子ソフトボール「世界一の座」を競う「WBSC第17回男子ワールドカップ」が、11月26日(土)、ニュージーランド・オークランド/ローズデールパークにおいて開幕。9日間に及ぶ「世界トップレベル」の戦いがいよいよスタートした。

 大会は出場12チームを世界ランキングに基づき2グループに振り分け、まず1回総当たりの「オープニングラウンド」を実施。各グループの上位3チームが「スーパーラウンド」へ進み、同じく1回総当たりで対戦(※ただし、オープニングラウンドで同グループだったチーム同士の対戦は、オープニングラウンドの試合結果が持ち越される)し、ラウンド順位を決定。最終日、スーパーラウンド3位・4位がワールドチャンピオンシップ/ブロンズメダルゲーム(3位決定戦)を、スーパーラウンド1位・2位がワールドチャンピオンシップ/ゴールドメダルゲーム(優勝決定戦)を戦うというスケジュールで覇が競われる。

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 大会初日(11月26日/土)は今回の「決戦の舞台」となるニュージーランド・オークランド/ローズデールパークにて盛大に「オープニングセレモニー」が執り行われ、前回優勝・アルゼンチンを先頭に出場12チームが登場。特にホスト国・ニュージーランド代表 ″ブラックソックス″ (※男子ソフトボールニュージーランド代表チームの愛称)には詰めかけた観客から割れんばかりの声援が送られ、改めて「ソフトボール王国・ニュージーランド」の「熱量」と母国の代表チームに対する「期待の大きさ」を感じ取ることができた。また、セレモニーではニュージーランド伝統の ″ハカ″ (※本来はニュージーランドの先住民『マオリ族』の戦士が、戦いの前に手を叩き足を踏み鳴らして自らの力を誇示し、相手を煽るときにする舞踊。現在では国賓や海外からの渡航者を歓迎する舞として披露されるほか、相手に対する敬意や感謝の意を表す舞としても披露され、結婚式、卒業式、開会式、歓迎式典、スポーツの試合等いろいろな場面で目にする機会が多い)も披露され、会場の観客を「ニュージーランド流」におもてなし。ローズデールパークのボルテージは一気に高まり、大会は華々しく開幕を迎えた。

 オープニングセレモニー直後に行われた「開幕戦」では、ホスト国・ニュージーランド(ブラックソックス)がチェコと対戦。ニュージーランドは「エース」ダニエル・チャップマンを先発に立て、必勝を期すと、「キャプテン」コール・エバンスの先制タイムリー、「リードオフマン」ベンジャミン・エノーカの鮮やかなソロホームラン等で3得点。守っては、ダニエル・チャップマンが自らのワイルドピッチで1点を失ったものの、「MAX134㎞/h」の快速球で押しまくり、6イニングを2安打・13奪三振の力投! 最後(7回表)はもう一人の「大型右腕」ジョシュ・ペティットがチェコ打線を三者連続三振に斬って取り、3-1で勝利を収め、地元の大声援に応えた。

 「前回の覇者」アルゼンチンは初戦キューバと対戦し、 ″ホームラン1本″ で0-1と6回終了時までリードを許す試合展開。しかし、迎えた最終回、先頭打者の出塁を足場に「執念」の攻撃で一挙3点を奪い、逆転に成功! 投げては「前回大会の優勝投手」ウエムル・マタが一発こそ浴びたが、球威・変化球のキレ・コントロールとも「抜群」「圧巻」のピッチングを披露!! 先発したウエムル・マタは6イニングを1安打・15奪三振の快投、最後はロマン・ゴドイが締め、こちらも3-1で勝利を飾り、開幕白星スタートを切った。

 この日最終試合(19時30分~の試合)に登場した「前回準優勝」の日本は、南アフリカと対戦。初回、4番・松田光のタイムリーで1点を先取すると、2回裏にも相手守備の乱れと1番・森田裕介、2番・浜本悌のタイムリーで4点を追加。3回裏には相手守備の乱れ、1番・森田裕介のタイムリー、4番・松田光の左中間最深部に叩き込む「完璧な当たり」のツーランホームランで大量6点を加え、11点をリード! 序盤で早々と試合を決めてしまった。守っては、試合開始と同時に投手の守備を兼務し「実質的な先発投手」となった松田光が初回から2回にかけて「6者連続三振」を奪う等「格の違い」を見せつけるピッチングを展開(松田光は3イニングを投げ1安打・7奪三振の好投)。4回はサウスポー・河野拓郎が走者を背負いながらも相手打線を無得点に抑え、4回コールド勝ちを成立させ、日本も快調に白星発進することとなった。

 いよいよ開幕した「WBSC第17回男子ワールドカップ」。大会初日はニュージーランド、カナダ、オーストラリア、アルゼンチン、日本、アメリカがまず勝利を飾った。初日はどのチームも「開幕戦」とあって当然「エース級の投手」を先発に立て、かたく1勝を取りにきた印象がある。 ″エース″ を軸とし、各チーム今後どのような選手起用・戦術に打って出るのか!? 試合を重ねるにつれチームの実力は明確化されていくが、そういったところも注目して観てもらえるとなおおもしろいだろう。

 日本のオープニングラウンド第2戦の相手は世界選手権(現・ワールドカップ)優勝経験を持つ「強豪」オーストラリア。世界の頂点を狙う男子TOP日本代表がこの「難敵」にどう挑み、どのような戦いを繰り広げるのか……期待が高まる!

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