男子U19日本代表は「世界一」に輝いた! GEM2もそれに続け!!
投手陣は全国中学校大会の優勝投手・岡本宗士投手を筆頭に5名を選出
捕手は全国中学校大会優勝の田村健悟選手ら2名を選出
野手は内野手6名・外野手4名を選出
ヘッドコーチは高崎市立佐野中学校の吉沢雅美監督(写真右端)
に決定! 創部3年目で全国ベスト4に導いた手腕に期待!!
来る11月1日(水)~5日(日)、中国・香港で開催が予定されている「第6回アジア男子ジュニア選手権大会」に出場する男子GEM2(中学3年生)日本代表チームの選手17名が決定。正式に発表された。
この「第6回アジア男子ジュニア選手権大会」は、U19(19歳以下)対象の大会であり、該当カテゴリーの各国代表チームが参加する大会であるが、(公財)日本ソフトボール協会選手強化本部会では、大会の競技レベル等を勘案し、その対象となるカテゴリーではなく、「一つ下」のカテゴリーである中学3年生を対象に、「日本代表」チームを編成。大会へ派遣することになった。
U19(19歳以下)を対象とした大会は、「世界男子ジュニア選手権大会」があり、昨夏、アメリカ・ミッドランドで開催された「第11回世界男子ジュニア選手権大会」では、日本が35年ぶり2度目の優勝を飾り、「世界の頂点」に立ったことは記憶に新しい。
また、11月16日(木)~18日(土)には、静岡県伊豆市・天城ドーム、あまぎふるさと広場野球場を会場に、「平成29年度 男子U19日本代表チーム選手選考会」(2018年 第12回世界男子ジュニア選手権大会出場選手選考会/選考会の詳細はこちら)の開催が決まっており、この厳しい選考を経て、選び出された選手たちが、今度は「初」の「連覇」をかけて世界選手権に臨み、「日本代表」として戦うことになる。
一方、これまで「中学生」を対象とした国際大会が開催されていないこともあり、将来有望な中学生選手に「新たな目標」を創出すべく、「初の試み」として本年度の中学3年生を対象として日本代表チームを編成。「第6回アジア男子ジュニア選手権大会」への派遣を決定するに至ったのである。
今回の大会派遣の趣旨・目的は、今後、高校進学後はもちろん、さらには大学、実業団、クラブチーム等で将来にわたってソフトボールを続け、U19日本代表はもとより、「TOPチーム」である「日本代表」をめざすモチベーションを高めることにあり、「日本代表」を頂点とした継続的な強化システムの構築をめざすための「第一歩」として位置づけられている。
今回の大会派遣・日本代表チームの編成を契機として、ジュニア世代の選手の発掘・育成・強化を行うと同時に、それに携わる指導者の育成を並行して行い、TOPチームを頂点とする一貫指導システムの構築、世界に通用する選手・指導者の育成、「世界一」を狙える代表チーム作りを「最終目標」に据え、新たなジュニア世代の強化がスタートを切ることになる。
代表選手の選考は、まず所属チーム・学校の推薦を受け、さらに各都道府県支部ソフトボール協会が精査の上、自信を持って推薦した「精鋭」を、(公財)日本ソフトボール協会強化委員が選考対象大会である「第17回全日本中学生男子大会:」(8月12日~14日/大阪府)、「第39回全国中学校男子大会」(8月18日~20日/鹿児島県)を視察。大会での実際のプレーを選考の対象とし、日本代表選手17名を選考・決定した。
この「初」の試みとなる男子GEM2(中学3年生)日本代表チームの編成と大会派遣。「第6回アジア男子ジュニア選手権大会」では、「一つ上」のカテゴリー(U19/19歳以下)の各国代表チームと対戦することになるが、相手にとって不足なし。必ずや日本のソフトボールの「レベルの高さ」を証明するようなプレーを見せてくれることだろう。
この試みが、男子中学生たちの「新たな目標」となり、励みとなってくれることを心から願う。そして、高校で、大学で、あるいは実業団チーム、クラブチームでソフトボールを続け、いつの日か「男子TOP日本代表」の一員となって「世界の舞台」で戦い、まだ「男子TOP日本代表」が成し遂げたことのない「世界一」を勝ち獲る「原動力」となってくれれば……と期待は膨らむ。
この大会派遣を通じて、男子ソフトボールの魅力、楽しさ、面白さを、自らが改めて確認する機会とするとともに、アジアの「仲間」たちと「ソフトボール」を通じて語り合い、心を通わせ、その「輪」を広げていってほしい。また、ここで出会った各国の選手たちとの交流によって築かれた「心の架け橋」は、きっと「生涯の財産」となることだろう。
いずれにしても、今回の男子GEM2(中学3年生)日本代表チームの編成・大会派遣が、男子ソフトボールの「未来」へ向けて、非常に大きな「一歩」となるはずである。そして、この「一歩」が男子ソフトボールの「活性化」へつながるものとなり、「新しい時代」の扉を開けてくれることを期待したい。
No. | 守備 | 氏名 | 支部 | 所属 |
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1 | 投手 | 池田 響 | 熊本 | 熊本市立桜木中学校 (熊本オールスターズ) |
2 | 〃 | 池田 蓮 | 鹿児島 | 鹿児島市立紫原中学校 (オール鹿児島JHS) |
3 | 〃 | 岡本 宗士 | 高知 | 佐川町立尾川中学校 (佐川町立尾川・黒岩中学校) |
4 | 〃 | 片岡 久也 | 高知 | 仁淀川町立池川中学校 (仁淀川町立池川・仁淀中学校) |
5 | 〃 | 八木 孔輝 | 愛媛 | 東温市立重信中学校 |
6 | 捕手 | 大河原 啓太 | 群馬 | 高崎市立佐野中学校 |
7 | 〃 | 田村 健悟 | 高知 | 佐川町立尾川中学校 (佐川町立尾川・黒岩中学校) |
8 | 内野手 | 黒木 勝明 | 宮崎 | 門川町立門川中学校 |
9 | 〃 | 永吉 飛斗 | 鹿児島 | 鹿児島市立西陵中学校 (オール鹿児島JHS) |
10 | 〃 | 西森 潤 | 高知 | 仁淀川町立仁淀中学校 (仁淀川町立池川・仁淀中学校) |
11 | 〃 | 畠山 陸 | 高知 | 佐川町立尾川中学校 (佐川町立尾川・黒岩中学校) |
12 | 〃 | 廣川 颯汰 | 長崎 | 佐世保市立広田中学校 (長崎KSC) |
13 | 〃 | 眞茅 大翔 | 鹿児島 | 南九州市立知覧中学校 (オール鹿児島JHS) |
14 | 外野手 | 新井 沙稀也 | 埼玉 | 秩父市立影森中学校 (秩父ユースソフトボールクラブ) |
15 | 〃 | 飯野 和貴 | 群馬 | 高崎市立佐野中学校 |
16 | 〃 | 稲垣 拓朗 | 群馬 | 新島学園中学校 |
17 | 〃 | 西森 基 | 高知 | 仁淀川町立仁淀中学校 (仁淀川町立池川・仁淀中学校) |
No. | 役職 | 氏名 | 支部 | 所属 |
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1 | 団長 | 髙橋 清生 | 日本ソフトボール協会 | |
2 | ヘッドコーチ | 吉沢 雅美 | 群馬 | 高崎市立佐野中学校 |
3 | アシスタントコーチ | 橋本 清 | 愛媛 | 東温市立川内中学校 |
4 | アシスタントコーチ 兼総務 |
大原 留美 | 高知 | 佐川町立尾川中学校 |
5 | トレーナー | 田岡 幸一 | Body Laboratory | |
6 | 事務局 | 藤井 まり子 | 日本ソフトボール協会 | |
7 | 通訳 | 高 萍 | 日本ソフトボール協会 | |
8 | 審判員 | 月岡 周郎 | 千葉 | 千葉県ソフトボール協会 |
9 | 審判員 | 大谷 りか | 神奈川 | 神奈川県ソフトボール協会 |