大会6日目、いよいよスーパーラウンドに突入!
その初日・初戦では、「優勝候補」オーストラリアが
ニュージーランドに「まさかの敗戦」を喫する波乱が…
日本は第1戦でグループA2位・メキシコと対戦
初回、ワイルドピッチの間に「大事な先制点」を挙げる
先発・海邉和也が7イニングを1安打・12奪三振の快投!
日本、メキシコに1-0と完封勝ちし、通算3勝0敗に !!
第2戦では、いよいよ「優勝候補」オーストラリアと激突。
今こそ男子U23日本代表の「総力」を結集し、挑むとき!
「WBSC第1回男子U23ソフトボールワールドカップ」もオープニングラウンドの戦いを終了し、この日(大会第6日)からいよいよ「スーパーラウンド」に突入(※スーパーラウンドは各グループの上位3チーム(合計6チーム)が同じく1回総当たりで対戦し(ただし、オープニングラウンドで同グループだったチーム同士の対戦はオープニングラウンドの試合結果が持ち越される)、ラウンド順位を決定。スーパーラウンド3位・4位が最終日のワールドチャンピオンシップ/ブロンズメダルゲーム(3位決定戦)を、スーパーラウンド1位・2位が同じく最終日のワールドチャンピオンシップ/ゴールドメダルゲーム(優勝決定戦)を戦うこととなる)。
オープニングラウンド・グループAは1位・オーストラリア、2位・メキシコ、3位・アルゼンチンが、グループBからは1位・日本、2位・カナダ、3位・ニュージーランドの合計6チームが進出し、最終日のワールドチャンピオンシップ(ゴールドメダルゲーム/優勝決定戦、ブロンズメダルゲーム/3位決定戦)進出をかけて「さらなる熱戦・激闘」を繰り広げることになった。
スーパーラウンド初日・初戦では、「今、世界でもっとも注目を浴びる左腕」ジャック・ベスグローブを擁し、今大会「優勝候補の筆頭」に挙げられるオーストラリアと「ソフトボール王国復活」に燃えるニュージーランドが激突。オーストラリアがその「絶対的エース」ジャック・ベスグローブを先発に立て、必勝を期したが、2回表にニュージーランドが「意地」の先制攻撃! オーストラリアも直後の2回裏、 ″2018年世界ジュニア選手権優勝メンバー″ ライアン・キングのソロホームランで同点に追いついたが、「集中力」を研ぎ澄ませ、「闘争心」を燃え上がらせたニュージーランド打線が続く3回表、4回表も連続得点!! 6回表にはワイルドピッチで決定的な4点目を追加し、そのまま4-1と勝利を飾り、「大きな1勝」をつかみ取ってみせた。
オープニングラウンド同グループ同士の対戦成績(vs カナダ:5-1、vs ニュージーランド:5-0)を持ち越し、現時点で2勝0敗「スーパーラウンド首位」に立つ日本は、第1戦でグループA2位・メキシコと対戦した。
◎大会スケジュールはこちら
◎男子U23日本代表選手名簿・プロフィールはこちら
大会第6日/4月20日(木)
スーパーラウンド第1戦
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R | |
メキシコ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
日 本 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 1 |
日本:◯海邉和也(7回)-本塚勇太
〔三塁打〕松本良就
後攻の日本は初回、一死から2番・松本良就が左中間を切り裂くスリーベース! 「判断の良い好走塁」で三塁を陥れると、3番・佐藤光希は四球を選び、一・三塁。4番・宮本海斗がレフト頭上を弾丸ライナーで越えるタイムリーツーベースを放った……と思われたが、一塁走者が離塁アウトを宣告され、二死三塁。しかし、この後ワイルドピッチで三塁走者が本塁生還を果たし、「大事な先制点」を奪った。
投げては、スーパーラウンド初戦の先発投手に起用された「貴重なサウスポー」海邉和也が「得意のライズボール」を軸に捕手・本塚勇太とコンビネーション抜群、「絶妙な配球」を組み立て、立ち上がりから快調なピッチング! 打者の胸元に威力十分のライズボールをズバッと投げ込み、のけぞらせたかと思えば、今度は膝元に球速差のあるチェンジアップをうまく投じる等「巧みな投球術」でメキシコ打線に的を絞らせず、完封勝利。2回以降攻撃ではなかなか追加点を奪えず、 ″失点が許されない″ 緊迫の状態が続く試合展開となりはしたが、1安打・12奪三振の快投でそれを見事に吹き飛ばし、男子U23日本代表に「大きな3勝目」をもたらした。
日本戦の他、スーパーラウンド初日はニュージーランド(オーストラリアに4-1)、アルゼンチン(カナダに3-1)がそれぞれ勝利。スーパーラウンド初日終了時点の順位は、1位・日本:3勝0敗、2位・オーストラリア:2勝1敗、アルゼンチン、カナダ、メキシコ、ニュージーランドの4チームが1勝2敗の同率3位で並ぶ状況となっている。
日本は明日、今大会「優勝候補の筆頭」と目されているオーストラリア(オープニングラウンド・グループA1位)といよいよ対戦する。
このオーストラリア戦に勝利すれば、日本のワールドチャンピオンシップ/ゴールドメダルゲーム(優勝決定戦)進出が決まる(※オーストラリア戦に勝利して4勝0敗とし、仮に最終戦・アルゼンチン戦を日本が落とした(4勝1敗になった)としても、勝敗で他のチームに劣る(2位以下になる)ことはない)というまさに「大一番」。日本の「運命を左右する」一戦となることは間違いない。
対するオーストラリアはこの日ニュージーランドに ″まさかの敗戦″ を喫し、優勝・世界一奪取に向けて当然 ″負けられない状況″ 。「絶対的エース」ジャック・ベスグローブを先発に立て、「死に物狂い」で日本に襲い掛かってくることだろう。
昨年TOPカテゴリーのワールドカップを制し、「今、世界でもっとも注目を浴びる左腕」と男子U23日本代表が待ちにまった「直接対決」! 我々日本にとって、これほど「胸が高鳴る戦い」はない。
今こそ……男子U23日本代表の「真の実力」が問われるときである。