公益財団法人日本ソフトボール協会

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日本ソフトボール協会
創立70周年記念祝賀会を開催!

祝賀会の開会前に、この日のために用意された映像が流され、
70年の歩み、協会の現況、未来への取り組み等が紹介された

祝賀会冒頭、(公財)日本ソフトボール協会・三宅豊副会長が
挨拶。70年にわたる協会運営への支援・協力に謝意が述べられた

JOC・平岡英介副会長兼専務理事がお祝いに駆けつけてくれた

女子TOP日本代表が「サプライズ」で登場!

金色の「縁起だるま」に金メダル獲得を祈念し、目入れを行う

「JSA将来構想の中間発表」を行う「2030ありたい姿」プロジェクト
リーダーの佐藤至貞理事。ソフトボールの「未来」を語る!!

70周年を記念し、全日本総合男子・女子選手権大会の優勝旗が
新調され、すべての大会の優勝杯・準優勝杯も新しいものに!

70年の歴史・伝統の上に「新たな一歩」をここから!
ソフトボールの「輝ける未来」のために!!

 去る6月9日(日)、公益財団法人日本ソフトボール協会は、東京都港区「グランドプリンスホテル高輪」で「令和元年度 第1回定時評議員会」を実施。全国各都道府県協会、大学蓮・高体連・中体連の評議員が一堂に会し、平成30年度の「事業報告」「決算報告」等が行われ、いずれも承認された。

 この後、同ホテル内で会場を移し、「日本ソフトボール協会 創立70周年記念祝賀会」が催され、各都道府県協会の関係者、関連団体やスポンサー・チーム関係者等、300人近くが駆けつけ、祝賀ムードに包まれた。

 祝賀会の開会前には、会場に用意されたスクリーンに、この日のために用意された映像が流され、日本ソフトボール協会の70年の歩みを振り返ると同時に、国内競技の実施状況や国内外への競技普及、新たな競技人口・ソフトボールファンを獲得するための取り組みの様子が紹介され、オリンピックや世界選手権での各カテゴリーの「日本代表」チームの活躍、常に「世界の頂点」をめざし、「世界の舞台」に挑み続けてきた歴史に触れ、さらにはソフトボールの「未来」のために、取り組みをはじめている「ASOBALL」プロジェクト(幼児向けの普及プログラム)、「学校体育ソフトボール」(学校授業の中での展開をめざす取り組み)、「野球・ソフトボール不毛の地」といわれて久しいヨーロッパ・アフリカへの普及・振興策、もっとも「身近な存在」であるアジア近隣各国との交流やオリンピック競技への復帰・継続実施をめざす取り組み等が描かれ、この「70周年記念祝賀会」が、ただ単に70年の歴史を振り返り、ノスタルジーに浸るようなものではなく、70年という長い歴史の積み重ねをリスペクトしながらも、ここから「新しい一歩」を踏み出し、ソフトボールの「輝ける未来」を創造していくための「決起集会」とするのだ、というメッセージがその映像には込められていた。

 祝賀会冒頭、主催者を代表し、(公財)日本ソフトボール協会・三宅豊副会長が「開会」の挨拶に立ち、「この祝賀会を単なる「過去」を振り返る会とするのではなく、今後の「ソフトボールのあるべき姿」や「ソフトボールの未来」について真剣に考え、議論する場とし、次なる10年、20年へとつなげていかなければなりません」と語り、冒頭映像にも描かれていた通り、70年にも及ぶ協会の歴史を紡いでくれた「先人」「先達」へ敬意と感謝を忘れぬ一方で、「現状」に満足することなく、「危機感」を持ち、この70年の「歴史と伝統」の上に、「新たな歴史」を加え、ソフトボールの輝ける「未来」を築いていくために、協会組織挙げて一致団結・総力と英知を結集し、「前へ!」で進んで行こうと呼びかけた。

 続いて、来賓による祝辞が述べられ、まず(公財)日本オリンピック委員会・平岡英介副会長兼専務理事が「JOCは東京オリンピックでの金メダル獲得の目標を30個としていますが、女子ソフトボールはそのうちの一つにすでにカウントされています。1996年のアトランタオリンピックで4位、2000年シドニーオリンピックでは銀メダル、2004年のアテネオリンピックで銅メダルを獲得しながら2005年に2012年ロンドンオリンピックでの野球・ソフトボールの競技除外というあまりにもつらい決定を受けながら、2008年北京オリンピックでは悲願の金メダルを獲得。今回もせっかく2020年東京オリンピックで追加種目に選ばれ、『オリンピック競技復帰』を果たしたと喜びも束の間、2024年パリオリンピックでの実施競技から外されてしまいました。それでも、それを乗り越え再び金メダルを手にしてくれるものと信じておりますし、2028年ロサンゼルスオリンピックでの『復活』とその後の継続実施が実現してくれるものと期待しています」と金メダル獲得へ期待を寄せ、長年、「日本代表」のオフィシャルサプライヤーとして支え続けてきてくれているミズノ株式会社・水野正人相談役会長は「私は北京オリンピックでのソフトボールの金メダル獲得も『現場』で見ていますし、幼い頃からオリンピックをはじめ様々な世界的なスポーツイベントを『現場』で見てきました。緊張してガチガチになっているような選手はダメ。勝負に集中できていない選手もダメ。勝つのはプレッシャーに負けることなく、伸び伸びと力を発揮できる選手です。ソフトボールの皆さんも伸び伸びとプレーし、持てる力のすべてを発揮して是が非でも金メダルを獲得してほしいと思います」と、長きにわたり、トップレベルのスポーツの「現場」に身を置いてきた「持論」を展開。「ソフトボールは女子だけのスポーツではなく、男子もある。今、ちょうどチェコ・プラハでの世界選手権に出場するため、日本を離れているそうですが、男子も『世界一』を期待できる状況にあるとのことで、プラハからの『朗報』を待ちたいと思います」と、女子だけでなく、男子ソフトボールへの期待も口にした。

 この後、この祝賀会に駆けつけてくださった来賓が一人ひとり紹介され、祝電披露の後、翌10日(月)から群馬県高崎市で実施される「第1次国内強化合宿」のために招集された女子TOP日本代表が「サプライズ」でこの祝賀会に登場。「チームリーダー」を務める(公財)日本ソフトボール協会・矢端信介選手強化副本部長、チームを率いる宇津木麗華ヘッドコーチ、「キャプテン」山田恵里選手が、それぞれ来年に開催の迫った東京オリンピックへの決意・抱負を語り、この祝賀会のために用意された金色の「縁起だるま」に東京オリンピックでの「必勝」「金メダル獲得」を祈願し、心を込めて目入れ。願いを叶え、両眼を入れることができるよう、想いを一つにした。

 これに続き、(公財)日本ソフトボール協会・山崎拓名誉会長が「乾杯」の音頭をとり、しばし歓談。この間、70周年記念ロゴを作成した三宅豊副会長が再び登壇し、70周年記念ロゴは三宅豊副会長の「直筆」によるもので、「7」はバットから放たれた打球、「0」はソフトボールの「象徴」でもあるウインドミル投法のピッチャーの腕の回旋をイメージして作成。この70周年記念ロゴに込めた想いが語られた。

 また、この祝賀会の「目玉」でもある「JSA将来構想の中間発表」が「2030年ありたい姿プロジェクト」プロジェクトリーダーである(公財)日本ソフトボール協会・佐藤至貞理事より行われ、日本リーグのさらなる活性化、国内外への競技普及の努力、幼児向けの普及・振興プログラム「ASOBALL」プロジェクト、学校体育授業での展開をめざした「学校体育ソフトボール」、学校部活動の「再生」と総合型地域スポーツクラブとの連携・協力、ジュニア育成プロジェクト「GEMプロジェクト」等、日本ソフトボール協会が現在取り組んでいる事業やソフトボールの「未来」のためにスタートさせている各種プロジェクトについても言及。その詳細が「中間発表」としてまとめられ、報告された。

 最後に、(公財)日本ソフトボール協会・髙橋清生副会長兼専務理事が「締め」の挨拶を行い、70年に及ぶ協会組織・運営への支援・協力への謝意が述べられ、さらなる競技発展のため、皆で力を合わせ、「新たな一歩」を踏み出し、ソフトボールの「輝ける未来」を創るべく「前へ!」進んでいくことを全員で確かめ合い、祝賀会を締めくくった。

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