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WBSC(世界野球ソフトボール連盟)総会報告
WBSC 執行理事会およびアジア連盟での役員ポスト獲得
国際ソフトボール殿堂入り、WBSC年間表彰等

任期満了に伴う「役員改選」に際し、プレゼンテーションを行う宇津木妙子氏

当選(再選)を決め、アジアの仲間たちと喜び合う

「国際殿堂入り」を果たした宇津木麗華氏の現役選手時代(※2004年アテネオリンピック出場時)

「国際殿堂入り」を果たした山路典子氏の現役選手時代(※写真右端:2000年シドニーオリンピック出場時)

「第13回男子U18ワールドカップ」で優勝し、優勝トロフィーを高々と掲げる永吉飛斗選手(写真中央)

「東京2020オリンピック」で金メダルを獲得し、MVPに輝いた藤田倭選手

「東京2020オリンピック」で金メダルを手にした宇津木麗華ヘッドコーチ

数々の栄誉を手にし、「受賞ラッシュ」に沸いた今回のWBSC総会。これをソフトボールのさらなる普及・発展につなげて!

 去る7月4日(月)・5日(火)の両日、台湾・台北で開催されていたWBSC(世界野球ソフトボール連盟)「第4回定時総会」において、4日(月)、女子TOP日本代表選手・上野由岐子選手が、「WBSCゴールデン・ダイヤモンド賞」(野球・ソフトボール競技において、具体的な行動と献身を通じ、その競技の視野を広め、革新をもたらし、研究を深化させ、WBSCの発展に寄与した者に授与される賞として、今回の総会で「新設」された賞)を受賞したことはすでにお伝えしたが、翌5日(火)はWBSC役員の任期満了に伴う「役員改正」が行われ、(公財)日本ソフトボール協会から「立候補」していた宇津木妙子副会長が、「WBSC 執行理事会」の理事職、および「ソフトボールディビジョン理事職」に当選(再選)した。
※WBSC 執行理事会(Executive Board):任期4年(本日~2026年に開催予定の WBSC 通常総会まで)。役職:無任所理事 (Member At-large)。宇津木妙子副会長は2014年の WBSC 設立時の就任から今回が3期目。
※WBSCソフトボールディビジョン:任期4年(同上)。役職:無任所理事(Member At-large)。WBSCの前身である旧・国際ソフトボール連盟において2009年に理事へ就任してから数えて今回が4期目。

 また、本総会の前日(7月3日/日)に開催されました「Softball Asia」(アジアソフトボール連盟)の役員改選も実施され、当協会からは会長の三宅豊が顧問(Advisor)職に、副会長の宇津木妙子が第一副会長(First Vice President)に、それぞれ選任されている。

 併せて、今回のWBSC総会では、「国際ソフトボール殿堂入り」の発表も行われ、(公財)日本ソフトボール協会より推薦した宇津木麗華氏(選手カテゴリー)、山路典子氏(選手カテゴリー)が、現役選手時代の数々の活躍が認められ、殿堂入りが認められた。
 宇津木麗華氏は、1998年の「第9回世界女子選手権大会」(現・ワールドカップ)で3位、2000年の「シドニーオリンピック」で銀メダルを獲得。2002年の「第10回世界女子選手権大会」で準優勝、2004年の「アテネオリンピック」で銅メダルを獲得する等、華麗なグラブさばきの三塁手、天才的な嗅覚と高いバッティング技術を誇る左打ちのスラッガーとして活躍した。
 山路典子氏は、「世界選手権」に1994年、1998年(3位)、2002年(準優勝)の3回出場。「オリンピック」にも、1996年のアトランタ(4位)、2000年のシドニー(銀メダル)、2004年のアテネ(銅メダル)の3回出場し、「大型捕手」として日本のホームを守り続け、「右の大砲」として宇津木麗華氏とともに「打線の中軸」に座って打ちまくり、女子TOP日本代表の今日まで続く「黄金時代」の礎を築き、これらの活躍が高く評価され、今回の「殿堂入り」が実現した。

 会議自体は上記内容の発表をもって終了し、WBSC/台湾野球協会が主催する夕食会において「WBSC年間表彰」が発表され、日本は「受賞ラッシュ」に沸いた。

◎Softball Player of the year 2020:永吉 飛斗 選手
(2020第13回男子U18ワールドカップ優勝・MVP)

◎Softball Player of the year 2021:藤田 倭 選手
(東京2020オリンピック・ソフトボール金メダル獲得MVP)

◎Softball Coach of the year 2021:宇津木 麗華 ヘッドコーチ
(東京2020オリンピック・ソフトボール金メダル獲得)

◎Softball Federation of the year 2021:(公財)日本ソフトボール協会
(東京2020オリンピック・ソフトボール金メダル獲得)

 コロナ禍で思うような活動ができない中にあっても、数々の国際的偉業を成し遂げ、世界のソフトボールをリードする競技団体として、このような高い評価、最大・最高の栄誉を手にしたことは喜ばしい限りだが、協会としてもソフトボールという競技にとっても、ここが「ゴール」なわけではない。
 今回の誇るべき大きな栄誉の数々をソフトボールのさらなる普及・発展につなげていくことが重要である。

 多くの皆さまの支えとお力添えの上に、今回の「栄誉」があるということを改めて肝に銘じ、心より感謝申し上げるとともに、今後の活動に関しても、さらなるご理解・ご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げ、今回のWBSC総会の報告に代えさせていただきたい。

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