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「ニトリ JD.LEAGUE 2023」第10節をふり返って

「サマーブレイク」を終え、後半戦を再開! たくさんの観客が詰めかけてくれた

「東地区」福島ラウンド デンソー ブライトペガサスが2位に躍進! ⒸJD.LEAGUE

「東地区」福島ラウンド 首位の座は安泰だが3敗目を喫したビックカメラ高崎 ビークイーン ⒸJD.LEAGUE

「東地区」大垣ラウンド 「ホーム」で上位チーム相手に連勝を飾った大垣 ミナモ

「東地区」大垣ラウンド 日立 サンディーバは今節2勝1敗。「勝率」の差で3位に…… ⒸJD.LEAGUE

「西地区」豊田ラウンド 戦っているのは選手・チームだけではない。大会を支える審判員・記録員も懸命に「戦って」いる

「西地区」豊田ラウンド ご兄弟でリーグ審判員として活躍されている三宅好孝審判員(左/岡山県協会所属)、三宅孝治審判員(右/岡山県協会所属)。今回は兄弟揃って豊田ラウンドで審判員を務められた

「西地区」豊田ラウンド 「ホーム」で懸命の戦いを見せた東海理化 チェリーブロッサムズ。勝利が遠い…… ⒸJD.LEAGUE

「西地区」諫早ラウンド 日本精工 ブレイブベアリーズも必死の戦い……残念ながら今節は連敗 ⒸJD.LEAGUE

「西地区」諫早ラウンド 「プレーオフ進出」「ワイルドカード」を巡り、熾烈な順位争いを繰り広げるシオノギ レインボーストークス兵庫 ⒸJD.LEAGUE

「熱い戦い」がまだまだ続く…… ⒸJD.LEAGUE

 「ニトリ JD.LEAGUE 2023」は、去る9月1日(金)~3日(日)、「第10節」を「東地区」は福島県福島市、岐阜県大垣市の2会場、「西地区」がは愛知県豊田市、長崎県諫早市の2会場、計4会場で開催した。
 「ニトリ JD.LEAGUE 2023」は6月24日(土)、静岡県伊豆市・天城ふるさと広場野球場での「前半予備節」を終了し、「サマーブレイク」に入っていたが、この「第10節」から再び「東地区」「西地区」同地区内での「地区シリーズ」の戦いへと戻り、「プレーオフ」「ダイヤモンドシリーズ」進出をめざし、「熱い戦い」が再開された。
 また、この「第10節」から「マンデーソフトボール」と銘打ち、プロ野球の開催のない月曜日のナイターで行ってきた試合を、金曜日の夜、「フライデーナイター」として実施。1週間の仕事を終えた仕事帰り、週末を前に、解放された気分でソフトボールを楽しんでもらおうと、日程を組み換え、後半戦のスタートを迎えた。

 「東地区」福島県福島市・福島県営あづま球場を会場に開催された「福島ラウンド」では、デンソー ブライトペガサスが連勝。「東地区」首位を独走するビックカメラ高崎 ビークイーンを5-4で破り、2位に順位を上げてきた。
 デンソー ブライトペガサスは今節初戦、NECプラットフォームズ レッドファルコンズと対戦。最終回まで2-3と1点のリードを許す苦しい試合展開となったが、土壇場で住友ゆづき、小島あみの連続二塁打で同点に追いつき、釼持祐衣も二塁打を放ち、勝ち越し。4-3と試合をひっくり返し、そのまま逃げ切り、勝利を挙げると、続く「首位」ビックカメラ高崎 ビークイーン戦も4回を終わって1-4とリードされながら5回表に逆転。相手守備の乱れから1点を返し、なお一死一・二塁のチャンスが続き、「キャプテン」白石望美が「起死回生」のスリーランホームラン! 5-4と逆転に成功し、このリードを4回裏から登していた中村美樹が守り切り、今節連勝。通算成績12勝7敗1分とし、「単独2位」に躍進した。
 デンソー ブライトペガサスに敗れたビックカメラ高崎 ビークイーンは今節1勝1敗。初戦の戸田中央 メディックス埼玉戦は初回に鮮やかな先制攻撃を見せ、目下、「東地区」打撃ランキング1位、「首位打者争い」のトップを走る工藤環奈のタイムリーで先手を奪い、藤田倭のツーランホームランで2点を追加。初回に3点を先制すると、先発・濱村ゆかり、「レジェンド」上野由岐子とつなぐ投手リレーで戸田中央 メディックス埼玉打線を完封。3-0で勝利を収め、デンソー ブライトペガサス戦に臨んだのだが……。2回裏に炭谷遥香のソロホームランで先制し、1-1の同点に追いつかれて迎えた3回裏には、「三冠王」を狙う勢いの工藤環奈(第10節終了時点で打率4割3分5厘、打点20はトップ。本塁打7はトップに1本差)にスリーランが飛び出し、4-1とリードしたのだが、5回裏、この回から代わった勝股美咲が手痛い「一発」を浴びる等、4失点で逆転を許し、そのまま敗戦。前半予備節でのトヨタ レッドテリアーズ戦の5回裏、代わった途端に5点差をひっくりかえされた「悪夢」の大逆転劇の「リプレイ」を見るかのような試合内容・展開で、通算成績18勝3敗で首位の座は「盤石」とはいえ、安泰の首位の座に一抹の「不安」のタネを残す試合となった。
 戸田中央 メディックス埼玉は今節1勝1敗。初戦のビックカメラ高崎 ビークイーン戦は元気なく、0-3の完封負けを喫したが、続くNECプラットフォームズ レッドファルコンズ戦は打線が奮起。初回、相手投手の制球の乱れもあり、打者10人を送る猛攻で大量4点を奪うと、続く2回表にはグウェン・スヴェキスのツーラン、終盤6回表には今田まなにソロホームランが飛び出す等、9安打・7点を挙げ、7-3で圧勝。通算成績10勝10敗の勝率5割で5位と「ワイルドカード」争いに望みをつなぐ位置につけている。
 NECプラットフォームズ レッドファルコンズは今節連敗。初戦のデンソー ブライトペガサス戦は最終回までリードする試合展開だったのだが……惜しくも逆転負け。続く戸田中央 メディックス埼玉戦は先発・横谷瑞希が初回に5四死球と制球を乱し、いきなりの4失点。その失点が最後まで重くのしかかり、その後3点を返しはしたものの、3-7で敗れ、通算成績8勝13敗で「同率6位」となった。

 「東地区」岐阜県大垣市・大垣市北公園野球場での「大垣ラウンド」では、「ホーム」の大垣 ミナモが上位チームを相手に勝利を挙げ、詰めかけた大観衆を喜ばせた。
 大垣 ミナモは後半戦の幕開けとして、9月1日(金)に唯一行われた「フライデーナイター」の日立 サンディーバ戦で鮮やかな逆転勝ち。2点をリードされ、迎えた5回裏、長井美侑の安打で反撃の口火を切ると、代打・岩月優衣の右越適時三塁打で1点を返し、「キャプテン」須藤麻里子の犠牲フライで2-2の同点。さらに敵失で出塁した走者を一塁に置き、内田小百合が勝ち越しのツーランホームラン! 4-2と一気に試合をひっくり返し、先発・エレン・ロバーツが最終回にソロホームランを浴び、1点差に詰め寄られたものの、4-3で逃げ切り、4勝目。続くホンダ リヴェルタ戦は先制し、リードを奪いながら終盤追いつかれ、2-2で迎えた6回裏、四球で出塁した走者を一塁に置き、西野希美が決勝の左越二塁打。3-2と勝ち越し、そのまま勝利を収め、「ホーム」で連勝を飾り、詰めかけた大応援団と勝利の喜びを分かち合った。最終戦の太陽誘電 ソルフィーユ戦は0-5と完敗を喫し、3連勝はならなかったが、通算成績5勝16敗。最下位の順位は変わらないものの、勝ち星を2つ上乗せさせ、後半戦の「台風の目」となりそうな気配だ。
 日立 サンディーバは今節2勝1敗。初戦の大垣 ミナモ戦に「不覚」をとり、3-4で敗れたが、続く太陽誘電 ソルフィーユ戦は打線がつながり、14安打で二桁10得点。試合終盤の猛攻で10-2と大勝し、ホンダ リヴェルタ戦は一転、息詰まる投手戦を展開。2回表に「一発」を浴び、1点をリードされたまま、迎えた最終回、二死二塁から代打・堀口佳乃が土壇場で試合をひっくり返す逆転サヨナラツーランホームラン! 劇的なサヨナラで今節2勝1敗と勝ち越したものの、通算成績13勝8敗。勝ち星では上回りながら「勝率」の差でデンソー ブライトペガサスにかわされ、3位に順位を落とす結果に……。
 太陽誘電 ソルフィーユは1勝1敗。初戦の日立 サンディーバ戦は序盤2点を先制され、ようやく4回表、中溝優生、竹田采実の長短打で1点を返し、反撃の機運が高まったかに見えたが……終盤投手陣が日立 サンディーバ打線につかまってしまい、2―10で大敗。それでも続く大垣 ミナモ戦は、しっかりと気持ちを切り替え、2回表、「ルーキー」向山琴葉の適時三塁打で先制すると、4回表には須田真琴が満塁の走者を一掃する適時二塁打。5回表には、これも「ルーキー」小松優月にソロホームランが飛び出し、5―0とリードを奪い、先発・寺田愛友が「ホーム」で上位チームに「連勝」し、意気上がる大垣 ミナモ打線をわずか3安打に抑え、完封。通算成績8勝13敗で「同率6位」となった。
 ホンダ リヴェルタは今節連敗。いずれも1点差で敗れ、苦しい状況に……。初戦の大垣 ミナモ戦、一度は同点に追いつきながら競り負け、続く日立 サンディーバ戦は勝利まで「あと一人」というところで逆転サヨナラツーランを浴びるという悔やみきれない幕切れ。通算成績11勝9敗1分の4位と「プレーオフ進出圏内」から「ワイルドカード」争いが必要な「微妙な位置」を落とすことになった。

 「西地区」愛知県豊田市・豊田市運動公園野球場で開催された「豊田ラウンド」では、トヨタ レッドテリアーズが連勝。首位の座を揺るぎないものとしている。
 初戦、SGホールディングス ギャラクシースターズとの対戦は、バッバ・ニクルスの犠牲フライ、澤田望愛、下山絵理の連続タイムリー等で初回に3点を先制し、その後も攻撃の手を緩めず、先制、中押し、ダメ押しの理想的な試合展開で二桁10安打・8得点。8-2で圧勝し、続く東海理化 チェリーブロッサムズ戦は5回まで0-0の緊迫した投手戦となったものの、終盤「地力の違い」を見せつけ、6回表、代打・亀田栞里の適時二塁打で2点を先制し、試合の均衡を破ると、最終回には山田柚葵、伊波菜々の連続二塁打、「西地区」リーディングヒッター争いのトップに立つ石川恭子(第10節終了時点で打率4割2分6厘)のツーランホームランでダメ押しの3点を奪い、5-1で快勝。通算成績19勝2敗と首位を快走している。
 SGホールディングス ギャラクシースターズは1敗1分。初戦のトヨタ レッドテリアーズ戦は「エース」カーヤ・パーナビーが初回にいきなり3失点。「首位」を走るチーム相手に試合の主導権を握られては打つ手なく、2-8で完敗。相手の「エース」後藤希友にハーラーダービートップ「独走」となる13勝目をプレゼントする形となってしまった。続くタカギ北九州 ウォーターウェーブ戦は、初回に2点ずつを取り合い、6回裏に1点を勝ち越しながら、最終回に追いつかれ、延長9回決着つかず……3-3の引き分けで通算成績11勝8敗1分けとし、「勝率」の差で「プレーオフ」進出圏内の3位の座をキープした。
 タカギ北九州 ウォーターウェーブは1勝1分。初戦、東海理化 チェリーブロッサムズとの対戦は、両チーム合わせて33安打が乱れ飛ぶ壮絶な打ち合いとなり、9-7で打ち勝つと、続くSGホールディングス ギャラクシースターズ戦は初回に2点を先制しながら、その裏、すぐに追いつかれ、勝ち越しを許しながら最終回に同点に追いつくという二転三転の試合展開。3-3のまま、延長9回を戦い抜いても決着つかず、3-3の引き分けとなった。タカギ北九州 ウォーターウェーブは通算成績10勝10敗1分の勝率5割。「プレーオフ」「ワイルドカード」争いの「圏外」5位ではあるものの、まだまだ可能性は残されており、今後の戦いに期待したいところだ。
 今節「ホーム扱い」となった東海理化 チェリーブロッサムズは今節も連敗。第4節の日本精工 ブレイブベアリーズ戦に勝利して以来、勝ち星がない。何とか「連敗」をストップさせ、悪い流れを断ち切りたいところなのだが……。

 「西地区」長崎県諫早市・スポーツパークいさはや第1野球場で行われた「諫早ラウンド」では、豊田自動織機 シャイニングベガが連勝。初戦の伊予銀行 ヴェールズ戦は初回、田井亜加音の犠牲フライで先制し、2回表には須藤志歩の満塁ホームランで4点を追加。3回表には森山春奈にスリーランが飛び出す等、効果的な「一発攻勢」で9-5と圧勝。続くシオノギ レインボーストークス兵庫戦も好調な打線の活躍で13安打・12得点を叩き出し、12-0と大勝。今節連勝で通算成績15勝5敗とし、2位の好位置につけている。
 シオノギ レインボーストークス兵庫と伊予銀行 ヴェールズは1勝1敗。シオノギ レインボーストークス兵庫は初戦の日本精工 ブレイブベアリーズ戦は水戸川綾音、佐竹紫乃の本塁打を含む9安打・7得点を叩き出す打線の活躍で7-5と打ち勝ちったものの、続く豊田自動織機 シャイニングベガ戦は投手陣が被安打13・失点12と「火だるま」となり、頼みの打線も沈黙。散発4安打に抑え込まれ、0-12と完敗。通算成績11勝9敗の4位と、まだまだ「プレーオフ」「ワイルドカード」を争う位置につけてはいるが、ここが「踏ん張りどころ」といったところか。
 伊予銀行 ヴェールズは初戦の豊田自動織機 シャイニングベガ戦は序盤、相手の「一発攻勢」の前に大量失点。終盤、「意地」の反撃を見せたものの、大量失点をはね返すまでには至らず、5-9で敗戦。続く日本精工 ブレイブベアリーズ戦は初回に川口茉葉の適時二塁打で先手を取り、終盤5回裏には3本の長短打を集め、3点を追加。続く6回裏にも辻井美波の適時二塁打でダメ押しの2点を挙げ、勝利を決定づけた。投げては「ルーキー」遠藤杏樺が相手打線をわずか3安打に抑え込み、完封。6-0で勝利を収め、通算成績8勝12敗で6位となっている。
 日本精工 ブレイブベアリーズは今節連敗。初戦、シオノギ レインボーストークス兵庫を相手に激しい点の奪い合いとなる打撃戦を演じたが、終盤の猛追及ばず5-7で敗れ、続く伊予銀行 ヴェールズ戦は、その打線が「別人」のようにわずか3安打に抑え込まれ、通算成績2勝18敗で7位となっている。

※第10節終了時点の戦績表はこちら

※各会場ごとの試合結果はこちら

 第10節を終え、「東地区」「西地区」とも首位は一歩抜けた状態となっているが、2位以下の「プレーオフ」「ワイルドカード」を巡る争いは「熾烈」を極めている。今後、どのような展開となり、どのチームがこの「混戦状態」を抜け出すのか……一瞬たりとも目の離せない状況。

 次節「第11節」は、9月8日(金)~10日(日)、「東地区」が栃木県足利市・愛知県安城市の2会場、「西地区」が北海道札幌市・滋賀県草津市の2会場、全国計4会場で、さらに「熱い戦い」が展開されることになる。

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