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「ニトリ JD.LEAGUE 2023」第12節をふり返って

第12節も全国4会場に熱心なソフトボールファンが駆けつけてくれた

「東地区」2年連続優勝を決めたビックカメラ高崎 ビークイーン

「東地区」16勝9敗で2位につける日立 サンディーバ

「東地区」15勝9敗1分で3位のデンソー ブライトペガサス。「プレーオフ」進出圏内を堅持 ⒸJD.LEAGUE

「西地区」2年連続優勝を決めたトヨタ レッドテリアーズ ⒸJD.LEAGUE

「西地区」19勝6敗で2位の豊田自動織機 シャイニングベガ。「プレーオフ」進出が決定 ⒸJD.LEAGUE

「西地区」14勝9敗1分で3位につけるSGホールディングス ギャラクシースターズ ⒸJD.LEAGUE

「西地区」2勝23敗と振るわず、「勝率」の差で最下位に転落した日本精工 ブレイブベアリーズ ⒸJD.LEAGUE

「西地区」久々の2勝目を挙げ、2勝22敗。「勝率」の差で7位に順位を上げた東海理化 チェリーブロッサムズ

レギュラーシーズンも残り2節。目の離せない戦いが続く

 「ニトリ JD.LEAGUE 2023」は、去る10月13日(金)~16日(月)、「第12節」を「東地区」は神奈川県横浜市・群馬県高崎市の2会場、「西地区」は愛知県刈谷市・愛媛県松山市の2会場、計4会場で開催された。

 「東地区」神奈川県横浜市・保土ヶ谷球場での「横浜ラウンド」では、ビックカメラ高崎 ビークイーンが「東地区」優勝を決めた。初戦の日立 サンディーバとの対戦は、ビックカメラ高崎が常に「先手」を奪う試合展開。3-2と1点をリードしたまま、終盤6回裏を迎え、先発・濱村ゆかりから「レジェンド」上野由岐子へとつなぐ「必勝パターン」の投手リレーで逃げ切りを図った。その上野由岐子は6回裏は無失点で抑えたものの、最終回、山内早織、ハンナ・フリッペンの長短打で同点に追いつかれ、犠打で走者を二塁へ進められた後、代打・堀口佳乃は空振り三振に打ち取り、二死までこぎつけたのだが……ピッチャーが「本職」で、これが今シーズンわずか3打席目という代打・田内愛絵里に左中間を破る二塁打を浴び、「まさか……」の逆転サヨナラ負け。昨シーズン、1試合も登板することができず、今シーズン「クローザー」として鮮やかな「復活」を遂げた「レジェンド」上野由岐子が今シーズン16試合目の登板で「初」の救援失敗。「レジェンド」に今シーズン初黒星がつき、3-4の逆転サヨナラ負けを喫した。
 それでも、この敗戦のショックを引きずることなく、すぐに気持ちを切り替え、続く大垣 ミナモ戦は初回から打線が爆発! 「投打二刀流」藤田倭のスリーランホームランで先手を取ると、11安打・9得点の猛攻で圧勝。9-0で勝利を収め、20勝の「大台」に乗せ、この時点でビックカメラ高崎 ビークイーンの「東地区」優勝が決定(ビックカメラ高崎 ビークイーンが残り4試合に全敗し、2位につける日立 サンディーバが残り試合に全勝して、20勝9敗の同率に並んだとしても、「直接対決」の勝敗で2勝1敗とビックカメラ高崎 ビークイーンが勝ち越しているため、順位逆転の可能性がなくなった)。2年連続「東地区」優勝を飾り、10月18日(土)・19日(日)、埼玉県朝霞市・朝霞中央公園野球場で開催される「ダイヤモンドシリーズ」セミファイナル進出を決めた。
 今節、「ホーム」開催となった日立 サンディーバは初戦で「首位」ビックカメラ高崎 ビークイーンを相手に劇的な逆転サヨナラ勝ち。2点を先制されながら4回裏に「日本代表」坂本結愛が二塁打を放ち、反撃の口火を切ると、森山遥菜、山内早織も連続二塁打で続き、2-2の同点に。6回表に1点を勝ち越されて迎えた最終回には「レジェンド」上野由岐子を見事に攻略。3本の長短打を浴びせ、4-3の逆転サヨナラで15勝目を挙げた。
 悪天候のため、10月16日(月)に順延されたNECプラットフォームズ レッドファルコンズ戦は、2回裏、ハンナ・フリッペンのツーランホームランで先制。4回裏には山内早織のソロホ―ムランを含む3本の長打を集め、一挙4点を追加。6-0と大きくリードを奪い、このリードをテイラー・マクイリン、坂本実桜、佐藤真咲、長谷川鈴夏の4投手をつなぐ継投策で6-2と快勝。「ホーム」での連勝で通算成績16勝9敗と星を伸ばし、混戦の2位争いから一歩抜け出し、「東地区」単独2位につけた。
 大垣 ミナモは今節1勝1敗。初戦のNECプラットフォームズ レッドファルコンズ戦は4回裏に近本和加子、西野希美、伊藤梨里花の3連続長短打で2点を奪い、終盤6回裏には二死走者なしから長井美侑が右中間二塁打を放ち、追加点のチャンスを作ると、代打・岩月優依の当たりが幸運なタイムリー(遊撃手の目に太陽光線が入り、打球を見失い、捕球できず……)となり、ダメ押しの1点を追加。守っては、先発・エレン・ロバーツが被安打5・奪三振6の好投で3-0の完封勝利。勢いに乗って「首位」ビックカメラ高崎 ビークイーンとの対戦に挑んだが……初回いきなりスリーランを浴び、初戦勝利の勢いは完全に消失。2回以降も投手陣がビックカメラ高崎 ビークイーンの猛攻を止められず、11安打を浴び、9失点。打線もわずか1安打に抑え込まれ、0-11の大敗を喫し、通算成績6勝19敗で「東地区」最下位は変わらず。
 NECプラットフォームズは今節元気なく、連敗。通算成績8勝17敗で「東地区」7位となった。次節(第13節)は「ホーム」静岡県掛川市での開催。「ホーム」の熱い声援を背に「勝利」をつかみたいところだ。

 「東地区」群馬県高崎市・宇津木スタジアムでの「高崎ラウンド」では、戸田中央 メディックス埼玉が連勝。初戦、ホンダ リヴェルタとの対戦は、初回、「キャプテン」糟谷舞乃がソロホ―ムランを放ったのを皮切りに、3回表には鈴木鮎美、6回表にはグウェン・スヴェキス、7回表には代打・田島萌愛が本塁打を放ったが、そのすべてが「ソロホ―ムラン」。最後は「キャプテン」糟谷舞乃にダメ押しのタイムリーが飛び出し、この試合初めて「ソロホ―ムラン」以外で得点を挙げ、5-1で勝利を収めた。続く「ホーム」太陽誘電 ソルフィーユとの対戦は、初回に糟谷舞乃の適時二塁打、武富沙耶の適時三塁打で2点を先制し、3回表にも今節「大当たり」の糟谷舞乃が右中間を破る適時二塁打を放ち、1点を追加。このリードを先発・増田侑希、シーズン後半戦から加入したマライア・メイゾンとつなぐ投手リレーで太陽誘電 ソルフィーユの反撃を1点に抑え、3-1で逃げ切り、今節連勝。通算成績14勝11敗と星を伸ばし、5位の順位は変わらないものの、「プレーオフ」「ワイルドカード」争いに割って入る「勢い」を見せている。
 ホンダ リヴェルタとデンソー ブライトペガサスは1勝1敗。ホンダ リヴェルタは初戦の戸田中央 メディックス埼玉戦で「右のエース」アリー・カーダが4本のソロホ―ムランを被弾。打線もわずか3安打に抑えられ、1-5と完敗。続くデンソー ブライトペガサスとの対戦では打線が奮起。初回、「主砲」塚本蛍の適時二塁打で先取点を挙げ、1-2と逆転され、迎えた3回裏には、四球、バント安打、ワイルドピッチで同点。さらに四球、盗塁等で一死二・三塁の勝ち越しのチャンスを作り、長谷川優理がキッチリと犠牲フライを打ち上げ、3-2と逆転。4回裏には吉田彩夏の適時二塁打で1点をを加え、6回裏には大工谷真波のタイムリーと押し出し四死球等でこの回決定的な3点を追加。7-2で勝利を収め、上位争いに踏み止まる貴重な勝ち星を挙げ、通算成績14勝10敗1分。「東地区」4位ににつけ、「プレーオフ」進出、「ワイルドカード」獲得に望みをつないだ。
 デンソー ブライトペガサスは初戦の太陽誘電 ソルフィーユ戦に10安打・7得点の猛攻で7-1と大勝。続くホンダ リヴェルタ戦は投手陣が9四死球と乱れ、2-7で敗れ、通算成績15勝9敗1分で「東地区」3位。辛うじて「プレーオフ」進出圏内にあり、「エース」カーリー・フーバーの戦列復帰という「明るい材料」はあるものの、まだまだ予断を許さない状況が続いている。
 太陽誘電 ソルフィーユは「ホーム」で連敗。地元・高崎の熱い声援に応えられず、通算成績9勝16敗で「東地区」6位となっている。

 「西地区」愛知県刈谷市・刈谷球場での「刈谷ラウンド」は、第5節の「刈谷ラウンド」で雨天順延となっていた豊田自動織機 シャイニングベガと日本精工 ブレイブベアリーズの一戦が、10月13日(金)の「フライデーナイター」として組み込まれ、「ホーム」の豊田自動織機 シャイニングベガが福重さくら、テイラー・エルズウォース、佐藤友香の効果的な「一発攻勢」で10-2と大勝。2戦目、「首位」トヨタ レッドテリアーズとの一戦は、「エース」ダラス・エスコベドの登板を回避したこともあり、2回までに3本の本塁打を浴び、8点を失ったことが響き、2-9で大敗。最終戦のタカギ北九州 ウォーターウェーブ戦は、初回に大平あいのソロホ―ムランで先制し、2回裏には池上桃花、須藤志歩のタイムリー等で3点を追加。この序盤のリードを「エース」ダラス・エスコベドが8安打されながらも要所を締めるピッチングで2失点の完投勝利。4-2で逃げ切り、通算成績19勝6敗とし、「西地区」3位以上が確定(現在4位のシオノギ レインボーストークス兵庫が残り4試合に全勝しても勝ち星で届かず、3位以下となる可能性がなくなった)し、「プレーオフ」進出が決まった。
 「西地区」首位を「独走」するトヨタ レッドテリアーズは今節も連勝。初戦の豊田自動織機 シャイニングベガ戦は「主砲」バッバ・ニクルスの2打席連続本塁打、原田のどかのスリーランを含む12安打と打線が爆発! 9-2の大差で勝利を収めると、続く日本精工 ブレイブベアリーズ戦も原田のどかの「2試合連発」となる本塁打等で8安打・8得点。8-1で圧勝し、通算成績23勝2敗と星を伸ばし、「西地区」2年連続の優勝が決定(トヨタ レッドテリアーズが残り4試合に全敗し、2位・豊田自動織機 シャイニングベガが残り試合に全勝して同率で並んでも、「直接対決」でトヨタ レッドテリアーズが2勝1敗と勝ち越しているため、順位逆転の可能性がなくなった)。10月18日(土)・19日(日)、埼玉県朝霞市・朝霞中央公園野球場で開催される「ダイヤモンドシリーズ」セミファイナル進出を決めた。
 タカギ北九州 ウォーターウェーブは今節1勝1敗。日本精工 ブレイブベアリーズ戦は15安打・10得点と打ちまくり、10-1で大勝したものの、続く豊田自動織機 シャイニングベガ戦は序盤で4点を失い、試合後半、ようやく反撃。5回表に佐藤果歩、樋口菜美、兼平真咲の3連打で満塁と攻め立て、相手守備の乱れで1点を返し、最終回には乙津向茄秋が本塁打を放つ等、必死に追いすがったものの、追撃及ばず2-4で惜敗。今節1勝1敗で通算成績11勝13敗1分で「西地区」5位となった。
 日本精工 ブレイブベアリーズは今節も3連敗。第5節のシオノギ レインボーストークス兵庫戦に勝利して以来、勝ち星がなく、15連敗。通算成績2勝23敗となり、「勝率」の差で「西地区」最下位に転落してしまった。

 「西地区」愛媛県松山市・坊っちゃんスタジアムで開催された「松山ラウンド」は、10月13日(金)、「フライデーナイター」として伊予銀行 ヴェールズとシオノギ レインボーストークス兵庫の一戦が行われ、「ホーム」の伊予銀行 ヴェールズが「ルーキー」遠藤杏樺の力投で1-0の完封勝利。続くSGホールディングス ギャラクシースターズ戦は4回表に「一発」で先制され、5回裏に1-1の同点に追いついたものの、その直後の6回表、再び「一発」を浴び、勝ち越される試合展開。結局、「長打力の差」が勝負の分かれ目となり、1-4で敗れてしまった。最終戦の東海理化 チェリーブロッサムズ戦は先制、中押し、ダメ押しの理想的な試合展開となり、初回、佐藤果歩のレフト線への三塁打でチャンスをつかみ、相手守備の乱れで先制。3回裏には、安川裕美、吉金亜希子のタイムリーで2点を追加。終盤6回裏には、井上瑞希にダメ押しのソロホ―ムランが飛び出し、4-1で快勝。今節2勝1敗で通算成績11勝14敗。「西地区」6位となった。
 上位を争うSGホールディングス ギャラクシースターズは1勝1敗、シオノギ レインボーストークス兵庫は1勝2敗と星を伸ばせず……。SGホールディングス ギャラクシースターズは初戦の伊予銀行 ヴェールズ戦、0-0で迎えた4回表、「主砲」ステーシー・ポーターのソロホ―ムランで先制。5回裏に1-1の同点に追いつかれたが、その直後の6回表、エリカ・ピアンカステリのツーランホームランで勝ち越し。最終回にも代打・藤原麻由のタイムリーでダメ押しの1点を加え、このリードを後半戦から加入したキャスリン・サンダーコックが被安打2・失点1の好投で守り切り、4-1で快勝。今節「連勝」を狙って臨んだシオノギ レインボーストークス兵庫戦は息詰まる投手戦を演じ、両チーム無得点のまま、試合が進行。終盤6回表、「エース」カーヤ・パーナビーが制球の乱れから二死満塁のピンチを招き、内野安打で2点を失い、0-2の完封負け。今節1勝1敗で通算成績14勝9敗1分の「西地区3位」。「プレーオフ」進出圏内に踏み止まっている。
 シオノギ レインボーストークス兵庫は「フライデーナイター」となった初戦、伊予銀行 ヴェールズ戦に0-1の完封負け。8安打を放ち、毎回走者を出しながら得点に結びつけることができず、好投の千葉咲実を見殺し。続く東海理化 チェリーブロッサムズ戦は戸村美紅の本塁打で先手を取りながら、5回裏、3点を失い、1-3の逆転負けと「悪循環」が続く……。最終戦のSGホールディングス ギャラクシースターズ戦は先発・吉井朝香の好投で、0-0のまま、迎えた終盤6回表、3四球(故意四球1つを含む)で二死満塁とし、代打・田島茉依の適時内野安打で二者が還り、2-0で競り勝ち、今節1勝2敗。通算成績13勝12敗で「西地区」4位につけてはいるものの、「プレーオフ」進出圏外であり、「ワイルドカード」争いでも東地区4位が14勝を挙げている状況とあって、残り2節での「逆転」を狙う。
 東海理化 チェリーブロッサムズは今節1勝1敗。初戦のシオノギ レインボーストークス兵庫戦では、4回表に1点を先制されながら、5回裏、四球、安打、犠打で一死二・三塁の「一打逆転」の好機を作り、朝田雅音のタイムリーで同点。井上瑞希がスクイズを決め、逆転に成功し、さらに犠打、四球で二死ながら一・三塁と攻め立て、3番・貝沼晴香がライト前にタイムリー。この回3点を挙げ、試合をひっくり返し、このリードを「エース」永谷真衣が最後まで守り切り、嬉しい2勝目。第4節・日本精工 ブレイブベアリーズ戦以来となる久々の勝利を挙げ、連敗を「15」でストップさせ、通算成績2勝22敗。「勝率」の差で最下位を脱出し、「西地区」7位に順位を上げた。

※第12節終了時点の戦績表はこちら

※各会場ごとの試合結果はこちら

 第12節を終え、「東地区」「西地区」とも「地区優勝」が決まり、続いて「西地区」2位の豊田自動織機 シャイニングベガが「プレーオフ」進出を決めてはいるが、残された「プレーオフ進出」枠、「ワイルドカード獲得」を巡る争いは激しさを増し、予断を許さぬ状況が続いている。レギュラーシーズンは残り2節。戦いはいよいよクライマックスを迎えることになる。

 次節「第13節」は、10月20日(金)~22日(日)、「東地区」が静岡県掛川市・岐阜県大垣市の2会場、「西地区」が福岡県北九州市・愛知県豊橋市の2会場、全国計4会場で、シーズン最終盤の「死闘」「激闘」が繰り広げられることになる。

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