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特別国民体育大会(燃ゆる感動かごしま国体)

「3年越し」の想い込め、「燃ゆる戦い」を展開 !!

本来開催されるはずだった2020年度から「3年越し」。
「燃ゆる感動かごしま国体」ソフトボール競技が多くの人々を魅了した!

悪天候の影響で「2チーム優勝」という形に。
成年男子は栃木と福岡が同時優勝を果たす

成年女子は愛知と埼玉が優勝を分け合った

少年男子は愛媛・広島の2チームが歓喜の優勝

少年女子は千葉と長崎が強豪を撃破! 同時優勝 ‼

来年(2024年)は「国民スポーツ大会」に名称を変え、
「佐賀県」を舞台に熱戦が繰り広げられることとなる!

特別国民体育大会(燃ゆる感動かごしま国体)ソフトボール競技

 去る10月8日(日)~10日(火)の3日間、鹿児島県南九州市・指宿市を舞台に「特別国民体育大会」(燃ゆる感動かごしま国体)ソフトボール競技が開催され、男女4種別で熱戦が繰り広げられた。

 本来であれば本大会は2020年度:令和2年度に開催される予定だったのだが、新型コロナウイルス感染症の影響により ″開催見送り″ を余儀なくされ、今年度(2023年度)「3年越し」の開催。後催県である佐賀県をはじめ、多くの関係機関のご理解・ご協力により「特別国民体育大会」として開催される運びとなった。

 大会は初日(10月8日/日)があいにく悪天候に見舞われ、南九州市会場の成年男子・少年男女、指宿市会場の成年女子と全4種別が試合実施を断念することに……。その中でも指宿市会場の成年女子は ″何とか試合を行えないものか″ と関係者・運営スタッフ総出でグラウンド整備等に奔走。他会場に比べて水はけが良いグラウンドコンディションを考慮し、降りしきる雨の中、ギリギリの状況まで(試合開始直前のシートノックを行う段階まで)試合実施が模索されたが……無情にも天候回復の見込みは立たず、結局初日の日程を中止することを判断。よってこの日予定されていた1回戦は翌日(10月9日/月・祝)に順延となり(日程を1日スライドさせる形となり)、本来最終日(10月10日/火)に予定されていた決勝戦の実施は叶わず、決勝に勝ち残った「2チーム」を「同時優勝」とする形で閉幕することとなった。

 結果は、成年女子優勝・少年女子準優勝の成績を収めた埼玉と、成年男子優勝・成年女子準優勝を果たした福岡が「ともに1位」で天皇杯得点となる男女総合優勝。埼玉は皇后杯得点となる女子総合優勝も手にし、見事「二冠」に輝いた。

 鹿児島県南九州市/諏訪運動公園陸上競技場において開催された成年男子は、栃木・福岡の2チームが同時優勝。
 日本男子リーグに所属するHondaの単独チームで挑んだ栃木は、2日目(1回戦)シードで、最終日ダブルヘッダー(準々決勝・準決勝)を戦い、まず岡山に遠畑光希の先制ソロホームラン、先発・長井風雅の3安打・11奪三振の好投で1-0の完封勝利。続く福井との対戦も2-3と1点リードされて迎えた終盤6回表、野澤空汰の「値千金」の逆転ツーランホームラン、遠畑光希のリードを広げるタイムリー等「勝負どころの集中打」で5-4と接戦をモノにし、6年ぶり4回目の優勝。
 実業団チームの安川電機を主体とした福岡も、同じく2日目(1回戦)シード、最終日のダブルヘッダー(準々決勝・準決勝)でまず三重を多久島力也のツーランホームランを含む12安打の猛攻で8-3と撃破。続く高知戦は立ち上がりから両先発投手(福岡:海邉和也、高知:片岡大空)が一歩も譲らぬ「投げ合い」を繰り広げる中、終盤 ″互いの三者連続ホームラン″ (互いに3点を取り合う)で延長タイブレークに突入。迎えた延長8回裏、福岡が一死三塁から9番・綾戸康祐のレフトファウルゾーンへ打ち上げる「サヨナラ犠牲フライ」で熱戦に終止符を打ち(試合スコアは4-3)、16年ぶり2回目の優勝をつかんだ。

 鹿児島県指宿市/開聞総合グラウンドにおいて開催された成年女子では、愛知・埼玉の2チームが同時優勝。
 JD.LEAGUE所属の豊田自動織機 シャイニングベガ、トヨタ レッドテリアーズ、デンソー ブライトペガサスに今年のインカレチャンピオン・中京大学を加えるという「豪華混成チーム」で臨んだ愛知は、初戦となった2日目(1回戦)の愛媛戦に先手を奪われながらも延長タイブレークの末、2-1で辛勝。最終日のダブルヘッダー(準々決勝・準決勝)は、まず石川を釼持祐衣のソロホームランを含む3打点の活躍等で4-1と叩き、続く群馬戦にも初回先頭打者ホームランで1点を先取されながら、切石結女の逆転ツーラン、釼持祐衣のリードを広げるタイムリーツーベースが最終的に決勝点となって、3-2で競り勝ち、7年ぶり8回目の優勝。
 同じくJD.LEAGUEに所属する戸田中央 メディックス埼玉主体で挑んだ埼玉も、初戦となった2日目(1回戦)の宮城戦に3-0の完封勝利。最終日のダブルヘッダー(準々決勝・準決勝)は、まず富山を2-2の同点で迎えた終盤6回裏、今田まなの勝ち越しソロホームラン、藤原奈実のリードを広げるタイムリー等で4-2と撃破。続く福岡との対戦も武富沙耶、深沢未花、遠藤澪の3本のホームランを浴びせる「一発攻勢」で4-0と快勝し、嬉しい初優勝を飾った。

 鹿児島県南九州市/知覧平和公園陸上競技場において開催された少年男子は、愛媛・広島の2チームが同時優勝。
 愛媛県立松山工業高等学校、愛媛県立東温高等学校、愛媛県立大洲高等学校の混成チームで臨んだ愛媛は、初戦となった2日目(1回戦)の北海道戦に8-0(5回コールド)で圧勝。最終日のダブルヘッダー(準々決勝・準決勝)はまず静岡と対戦し、序盤ソロホームランで1点を先制されながらも、井上唯人の「起死回生」の逆転スリーランホームラン、石村将大にもダメ押しのソロホームランが飛び出し、終わってみれば4-1で快勝。続く群馬戦は「投手陣が奮起」し、髙野秀矩、吉田城の投手リレーで群馬打線を13三振、ノーヒットに抑え込み、1-0の完封勝利を収め、8年ぶり2回目の優勝を手にした。
 広島県立御調高等学校、呉市立呉高等学校の混成チームで挑んだ広島は、初戦となった2日目(1回戦)の熊本戦に「互いに一歩も譲らぬ攻防」の末、濱田大和の「値千金」の逆転ツーランホームランで5-4と勝利。最終日のダブルヘッダー(準々決勝・準決勝)もまず地元・鹿児島を西颯太郎の先制ソロホームラン、平川椋大の貴重な追加点を呼び込むタイムリー、先発・小川俊太の被安打2の好投で2-0と叩き、続く大阪との対戦にも土壇場の7回裏まで0-2とリードを奪われる絶体絶命の状況に追い込まれながら、「勝利への執念」を見せ、最後は3本の長短打を集中する「気迫の攻撃」で3-2と劇的なサヨナラ勝ち! 6年ぶり3回目となる歓喜の優勝を果たした。

 鹿児島県南九州市/知覧平和公園多目的球場において開催された少年女子では、千葉・長崎の2チームが同時優勝。
 千葉経済大学附属高等学校、習志野市立習志野高等学校の混成チームで臨んだ千葉は、初戦となった2日目(1回戦)地元・鹿児島と対戦し、先発・北村優有の被安打2・奪三振10の「快投」等で1-0の完封勝利。最終日のダブルヘッダー(準々決勝・準決勝)はまず福井をキャプテン・小林明音の「会心の当たり」の勝ち越しツーランホームラン等で4-1と撃破。続く優勝候補の筆頭・兵庫との対戦は両先発投手(千葉:北村優有、兵庫:前坂未夢)が緊迫の投手戦を繰り広げ、0-0のまま延長タイブレークに突入。迎えた延長8回表、千葉が一死三塁から8番・須永歩来のサード内野安打の間に待望の1点を先制し、このリードを守り抜き、6年ぶり7回目の優勝を飾った。
 長崎市立長崎商業高等学校、九州文化学園高等学校の混成チームで挑んだ長崎は、初戦となった2日目(1回戦)北海道を武田和醐のソロホームラン、森心萌のツーラン等で9-0(5回コールド)と一蹴。最終日のダブルヘッダー(準々決勝・準決勝)もまず香川を最終回の「集中打」で5-1と退け、続く埼玉戦は5回終了時点で0-0というピリッと張り詰めた試合展開の中、6回表に先取点を奪われはしたものの、その裏、この回先頭の7番・川下日菜のツーベースを足掛かりに同点! さらに一死三塁から「キャプテン」の1番・渡辺結花が二遊間を破るタイムリーを放ち、試合をひっくり返し、そのまま2-1で勝利!! 見事4年ぶり4回目の優勝を成し遂げた。

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